番外編 河口華恵の心の日記
お初にお目にかかります。
わたくしはここの会社の研修生をやらせていただいております
河口華恵と申します。
好きなのは”数字”足したり引いたりはたまた掛けちゃったり
数字ちゃんの可愛いこと!だいだい大好きでございます。
なので、経理に配属されまして、我が愛しの舘石女子にお世話に
なっております。舘石女子はサバサバした性格と気の使い方が
神の様な方です。一押しの女子様です。
そして何よりの心の支えは…
ここは心の中での自己紹介なので大きな声で言わせて頂きます。
わたくし河口華恵はこよなく同性愛が好きな”腐!女子”なので
ございます。
なんと、ここの会社の研修生がイケメンパラダイス~なのでして
有崎君を筆頭に高坂君、三浦君、田邉君と粒揃いなので
ございます。家に帰れば妄想の嵐で身が持たない状況なのです。
有崎君は、柔らかく微笑む自覚のない爽やかイケメン。
高坂君は、何でも器用にこなす人気者なイケメン
三浦君は、眼鏡が似合うニヒルなイケメン
田邉君は、近寄りがたいが話すと優しいギャップ萌えイケメン
ところで、ここの七不思議なのでありますが、企画部の
高野氏でございます。イケメン…そうですね準イケメン枠の方
なのでして…なのに皆さん高野氏に羨望の眼差しを向けて
いるのでございます。ん~、何故なのでしょうか?
もう少し関われば分かる事なのかもしれませんね。
「河口さん!何を独り言いっているのかしら?」
舘石は首を傾げて話しかける。
「す、すみません、何かありましたか?」
「お礼を言いに来たの!ここの数字のミス良く分かったわね。
助かったわ!ありがとう」
舘石はにこやかに言う
ふお~~~っ褒められてしまいました!
「お役に立てて良かったです」
河口も微笑む。
「引き続きチェックお願いね」
「はい、分かりました」
ご褒美ものですな!華恵嬉しいです。
今日、有崎君に挨拶されました。ん~ん爽やかですねぇ。
ん?有崎君の視線の先には高野氏…爽やかイケメンでも何か
気になる点があるのでしょうか?つくづくミステリアスです。
気になると高野氏に視線がいってしまいますね。
見ていると…とても気が付く人のようで困った時にさりげなく
手助けしているように見受けられます。
ふむふむ、気配り屋さんなのですね。
「河口さん、これをシステム管理課に持って行ってくれる?」
「はい、分かりました。」
お使いを頼まれました。お仕事です!では行ってまいりましょう。
「システム管理課は…」
お!前に見えるはミステリアス高野氏ではありませんか!
今日は何やら元気がございませんね。お疲れのようです。
挨拶は必須です!
「お疲れさまあああああーーー!」
うわ、何やら足元に~~~!転んでしまいます~~~~!
「だ、大丈夫?」
痛くありません!と思ったらぎゃ~~~!高野氏に支えて
貰ってしまいました。
「だだだだ、大丈夫です…すすすすみません…あああああ
ありがとうございます」
「良かった」
うううううう!高野氏の微笑みが~~~~!近いです…
天使の微笑み!華恵ズキューン!でございます!!!
「気をつけてね」
「ありがとうございます…」
ミステリアス高野氏から大天使高野様に改名です。
この胸のときめきは…恋?恋なのか?ドキドキでございます。
しかし、このシチュエーションは良くある…あるあるネタでは
ありませんか!まさか自分がこうなるとは…驚きです。
超イケメンは神!準イケメンなら、もしかしてジャンプすれば
届くかもしれないでしょうか?
あれからわたくしの妄想が高野様にすり替わってしまいました。
腐女子失格でございます。今日の大天使高野様は
どうでしょうか?最近は時間があると探してしまいます。
ん?あれは…有崎君。また高野氏を見ていますね…
ももももも、もしや…彼は…大天使高野様にににに!
”らぶ?”いいいい、いけません!妄想が~~~~!
「有崎はかっこいいね」
「そうですか?俺は高野さんの方がいい男だと思いますが…」
「そんな事はないよ」
「俺は…高野さんの方が…」
「有崎君?どうした?具合が悪くなったか?」
「俺、…高野さんの事…好きなんです…」
「有崎君?」
有崎は高野に強引にキスをする。
「え、…有崎君…ちょっと待って!」
「高野さん……」
きゃ~~~~~~~!も、妄想が~~~!止まりません!
あれ?そうなればわたくしは失恋決定ですね……
よい…良いのです!わたくしは腐女子!これは定め!
腐女子は壁になることが一番の喜び!
わたくしは涙を飲んで潔く身を引きましょう!
ふたりに幸あれ!
4月に入り高野と舘石は何時もの様に昼を食べていた。
「そう言えば、今年の新入社員は粒揃いね」
「粒揃い?」
「かっこいい子が多いわ」
「そうですか?」
「そう言えば、あの子はどうしたかしら?」
「あの子?」
「数字が大好きな女子でね…そうそう、高野君の事追っかけて
いたわよ」
「え?追っかけてた?」
「なんか、面白い子でね。ふふふっ高野君罪深いわね」
「やめてくださいよ。知りません!」
河口華恵が入社したか定かではない。
完
君の瞳に映る笑顔 ご覧いただきありがとうございます。
この作品は本編掲載中に書いた物ですがタイミングを失い出せずにいました。今回高野の誕生日ショートストーリーを掲載させて頂くに辺り掲載させて頂きました。
明日、明後日の2日間で掲載させて頂きます。お楽しみ頂けたら幸いです。
あらかると




