魔法少女の騎士
姫がやられメインの攻撃役が三人となる。
「赤の魔法少女なら助けた気にせず戦え!」
正樹が大声で言う。
「戦えって私たちじゃあんな魔力の化け物どうすれば」
青姉さんが弱気になる。
「千尋ちゃんのさっきの風の攻撃、結構効いてそうだった。あの魔法を主軸で行けば倒せそう?千尋ちゃん」
「難しいかもお兄さんの回復で魔力がほどんどなくなってきた。打ててあと一回だよ!」
「一回あるなら賭けね。いいじゃない嫌いじゃないわ」
息をのむ三人。
「さて作戦会議は終わりかな?なら神の炎に焼かれて死ぬがいい!」
手と足を炎にしてブースターにしてさらに速度を上げるそのまま青姉さん目掛けて突っ込む。
「私狙いね真鈴ちゃん二人で拘束魔法よ!何とか避けるから合わせて。そのすきにでかいのお願いね」
「「はい!」」
青姉さんの発言通り超スピードの糸氏から逃げず突っ立ったまま何かの魔法を発動させる。
「ミラーオブアイス!」
氷の鏡が現れ自信を映し出しさながらガラスの中にたくさんの青姉さんがいる。
「分身か?けどよ一番高い魔力の物割ればいいだけだ!」
そのまま生きよいよく一枚の氷のガラスに突っ込み砕け散ると同時に氷の茨で拘束される糸氏だが。
「なんだこれに全魔力乗せたのか命拾いしたな」
氷がすぐに解けすぐに解除するもさらに魔法が飛んでくる。
「ホーリーチェーン!」
沢山の光の鎖に拘束される糸氏。
「ちっこれは解かせねぇななら力づくで」
「今よ千尋ちゃん」
「エアブレイド!」
緑色の風の刃を飛ばし三枚におろす千尋。威力としては後ろの校舎の壊れた残骸が三枚に斬られる。
「ぐわぁ!」
痛がる糸氏。
「やったぁ!けどこれでみんな魔力が」
変身が解除され三人ともゆらゆらと降りてきて生徒たちに助けられる。
「やったぞぉ!俺達生徒だけであの化け物を倒した!」
生徒たちが大喜びする太一や凜ならフラグとかいいそうだが二人はいない。
「はぁはぁ今回は危なかったお兄さんなしで何とか勝てたけど」
「無事で済んでよかったわよ」
「もうこんなことはこりごりです!」
三人の魔法少女がへたり込む。
「あれでやれて本当によかったわもう無理だわこれ以上は」
ぜぇぜぇと疲れ生徒たちも一息つくも。
「おいおいもう終わりかよ神を倒した気でいないでほしいな?」
いつの間に青姉さんの背後にいる糸氏そう告げると同時に後ろからブスリと炎の大剣を突き刺す。
「ごほぉ」
「あおねえさん!」
盛大に血を吐く青姉さんそのまま剣が抜かれ倒れる。
「僕の奴隷のままでいればよかったのにな残念だ」
倒れる青姉さん生徒たちが駆け寄り治療を行う。
「あなたはーーーー!!許さない!」
怒りが頂点に達した黄瀬。それも虚しく散ることになる変身していない状態では赤子同然で蹴り一発で終わりだ。
「ぐぁあ」
「なんだこの弱さ本当に終わりだったのかよ。まあ神と比べちゃあいけないか。さて最後はお前だ!お前は女詐欺してくれたし痛めつけてやるよ」
ゆっくり近づき千尋の髪をつかみ持ち上げる。
「やめて!」
髪をつかまれながらもじたばたして蹴りをお見舞いしたりするがノーダメージである。
「かゆいかゆい」
「今助ける!」
生徒たちが十人ほど向かうが。
「待てお前ら!」
正樹が止めるも近づいたものの内一人が近寄っただけで灰になる。
「うわぁああああ」
「一瞬で!」
向かおうとしたものはその場で腰が抜け恐怖する。
「魔力が低すぎる奴は神の前にも立てないのさ」
そのまま生徒たちは千尋が炎の拳で殴られるのをただ見ていた。
「おら!おら!神の裁きだ!はは!いい面になったなぁ!」
ボコボコと痛そうな音を立てやけどまで与える糸氏。
「いま...うち...逃げて お兄さんを!」
正確に話せないまま太一を逃がそうとする千尋。生徒たちはせめてと頷き逃げようとするも。
「おっとそうはさせないぜ」
炎の壁を作り出し生徒数人と太一と魔法少女達が炎の中に捕らわれる。
「これで逃げれねえな。おーいい表情になってるじゃないか?」
絶望しきった顔になる千尋。
「お、お願いお兄さんだけは」
「うるせぇ!」
一発とても痛そうな音が響き渡り千尋の意識がもうろうとする。
おねがいたすけておにいさん!いつもみたいに簡単に倒してこんなやつ。
涙を流しながら思う千尋。声にならずその瞳は倒れている太一を見たすると。
「さーて終いだ死ね!」
その瞬間千尋の杖が緑色に光り何かを飛ばしたのが見えた飛ばした方向には太一がいる。
「ん?なんだ今の」
倒れている太一を見ると両方の手にそれぞれ武器を持っていた。大きな手裏剣と小太刀だ。生徒たちも注目しておりただ全員が見守っていた。すると太一からドクンドクンと音がしだし太一の指が動きそのまま体が宙に浮き目覚める。薄く目を開き意識がはっきりしていない眼だ。
「まさかあの傷で動けるのか筋肉など動かないくらい筋繊維がぼろぼろなのに」
手術をしてくれた生徒が告げる。太一はそのまま緑の光に包まれる。
「おにいさん?大丈夫なの?」
あっけにとられた糸氏はそのまま千尋を投げ捨て近づきだす。
「まだ何かあるのか?神の俺に通じるとは思えんが?」
ぽきぽきと準備運動を始める糸氏。
「なんて魔力今までと比にならないそれにあの魔力って千尋ちゃんの」
「あの偽物なにしたの?」
倒れながらも見る青姉さんと生徒の中に座り込む姫。
「よくわからないけどお願いお兄さん!たすけて!」
声に出して千尋は叫ぶと光が晴れる。太一は緑の忍者の様な恰好になっていた。シノビマスクをして額あてまでしており、まさに忍者だ。髪が紫メインの配色ですこし緑が混ざっている。両手には先程の武器二つを持ったままで小太刀を逆手に持っている。
「なんなんだ」
正樹もびっくりしている。
「すごくあたたかい魔力を感じる体がなんでか動くしなぜか高揚感がすごい!それにこの武器と恰好は?」
太一は目覚めて早々夢うつつなような状態になっていた。普段ならかっこいいとか言いそうだが寝ぼけているみたいでそんな感情がでない。
「知ってますあれは魔法少女の騎士の力。魔法少女に愛された人が魔法少女を守るために送られる力です。」
洗脳されていたミーさんが目覚め起きてきた。
「騎士?そんなものがなんだよ多少見てくれが変わったところで神たる俺にかなうかよ。」
糸氏が片手をあげ大きな炎の塊を炎の壁に包まれた全員めがけて解き放つ。
「死ねぇ!」
太一はすぐさま動く。大きな手裏剣を構えると手裏剣の刃先が横に伸び回転し始め投げ飛ばす。
「螺旋龍」
緑の龍が回転していき、ものすごい突風と共に回転していきとてつもない炎を風で吹き飛ばし消し去るあったり一帯の炎の壁も消える。
「神の炎を一瞬で」
理解できないように固まる糸氏。
「すごい力!」
「頑張ってお兄さん」
魔法少女達が驚き期待する。
やっぱりお兄さんは僕にとっての騎士様なんだね
千尋はとても乙女な心で太一を見て応援していた。
「そんなことよりそこの山の麓まで転移しますので皆さん捕まって!」
そうして生徒を含め離れた場所に一時的に避難する。生徒と魔法少女および精鋭部隊の気絶している二人。なぜ安全な場所にいかないかと言うと。全員を連れての大移動は魔力もきつく今のミーではこれが限界だからだ。
「ありえん!ありえーん!僕は神だぞお前ごときに」
炎を勢いよく噴射して怒り狂う。
「お前を倒せと魔力が言っている」
素で中二臭いことを言うが本人は自覚無し本当にそう魔力が伝わっているからだ。武器を構え戦いが始まるのであった。




