違和感
正樹の派閥に入った太一こと太郎。学校生活の始まりは正樹の寮の前で舎弟同士集まりお出迎えからスタートとなった。
「おはよう二人とも」
「おう来たな昨日舎弟になったばっかだから忘れてないかと思ったがちゃんと来たな」
オールバックの男。中川が言う。
「舎弟っていうか派閥なんでしょ?なんかヤンキーの手下すぎない?」
太郎が聞く。
「何言ってんだ心から尊敬してる人には舎弟になるのは当然だろう。お前も兄貴の人柄に惚れて舎弟になったんだろ?」
金剛こと見た目ガリ勉眼鏡が言う。
「まあそうだね今まであった人の中で一番のカリスマ性と下につきたいと思える人だ」
「そうだろ!だからこうして俺らは自主的にお出迎えしたりするんだ」
まさかの自主的行動で驚く太郎、そんな会話をしていると正樹がでてくる。
「おうおはようお前らって太郎もいるのか?お前たち強制してないだろうな?」
「へい兄貴どうせなら一緒に登校しようと言われたので俺らの行動を教えたら太郎も一緒にと言われて今に至ります」
金剛が答える
「そうか無理強いしてないならいい少し早いが行くぞお前ら」
「「「へい!」」」
三人とも返事する。
「お前までへいとか言わんくていいぞ」
「いえなんとなく」
太郎も面白いと思いあわせていた。
学校に着く今更ながら異能で急ピッチで作られた校舎だがしっかり作られていて食堂はあるし体育館とは別に異能訓練棟なるものがあった。昨日の異能学の授業はその棟の見学をしただけだが、かなり広くて実際に戦闘訓練などもできるようにしてあるようだ。どうやら戦闘訓練は親善試合で使われた死んでも蘇れる結界が貼れるらしく学校内での実技試験なども怪我無く本格的な実技訓練を行えるようだ。
続々と自信のクラスに入っていく生徒たちそこに悪め立ちする四人が教室に入ると空気が悪くなる感じがした。
「ちょなんかあいつら増えてない?」
「野蛮な人達に新しい人が増えてますよ」
「確かあの人千尋君の知り合いじゃなかった?」
クラスが騒ぎ始めるどうやら不良グループ認定らしい。
「なにしてるのお兄さん」
驚く千尋ボソッとつぶやく黄瀬も同じく。
太一さんなんであの人達と仲良くなってるの?もしかして潜入任務で怪しいと踏んでるのかな?
声に出さずに憶測を上げる黄瀬そんなことを思っていると例のマークしてる生徒が正樹に接触する。
「君たち!今のところ表だって悪さはしていないようだがクラスの皆おびえているだろ。どうせ裏では異能を使って悪さしてるんだカツアゲとかは絶対この僕 糸氏 俊 (いとし しゅん)が許さないぞ」
今まで話しているところを見ていなかったが実は正義感が強い性格なのかもと思う太郎。
「糸氏君の言う通りよ」
「そうよそうよ」
女子生徒から援護射撃がはいるどうやらマークしている人物の名前は糸氏というらしい。
「は?いちゃもんつけんなよ。俺達に勝手にビビってるやつにまで気を配れっていいてぇのか?ただ生徒同士仲良くしてつるんでるだけだが」
正樹が言う。
「そうだそうだ兄貴は立派な方なんだお前みたいな事実を確認もしないで勝手に勘違いしてる野郎とは違うんだ」
金剛が言う。
「なんだと?調子に乗りやがって俺は見たんだお前らが昨日魔力学の授業が終わって体育館の裏でそこの太郎君を囲んでおなかを殴っていたところを」
どうやらなにか勘違いしているようだ。
「あのそんなことされてないよそもそも身内の話をしてただけで...」
太郎が弁護しようとするが。
「ひどい」
「最低!」
「糸氏君が見たならそうなんだわ」
女性陣が話も聞かず言いたい放題である、糸氏はニヤッと悪い笑みを浮かべる。
「おいなんでそうなる?こいつの話聞けよ女ども!なんかおかしいぞお前ら」
正樹の言う通り女性生徒ばかり言ってくる男子生徒は驚いている様子しかないが一人の男子生徒が立ち上がる。
「皆落ち着いて太郎君本人がさっき言ったように話をしただけかもしれないじゃないか。憶測でそこまで言うのはひどい行為だよ」
池上が援護しに来たが。
「なによあんたもあいつらの仲間なの?」
「たぶんそうよ」
言われたい放題である。
「え?なんでそうなるの」
池上もわけがわからず言われるがままである。
「おいなんかおかしいぞこれはもしかして...」
正樹が何か言いかけるがチャイムが鳴り担任が入ってくる。
「はーいホームルームですよ座って」
そう言われ口喧嘩は幕を閉じた納得しない様子で座り始める生徒たち。
どうも違和感があったな今のもしかして異能の類なのかもしれないな念のため洗脳とかだと面倒だから念のため防御結界を張ろう
心の中で警戒して異能を防ぐ魔法を行使する。単純な魔法で魔力差があれば状態異常にかからない魔法だ。相手の方が魔力が高ければ効くが太一レベルの魔力を超えるのはいないので状態異常はほぼ効かないといってもいいだろう。




