学校生活
早速授業が始まった。警戒対象はいまだ動きがない様子。健也に報告したところカメラで確認してなんだこのあからさまなやつはと頭を抱えていた。どうやら太一と似た感想をもったようだ。
授業は五教科と魔力学、異能学の二つを追加してあった。体育は魔力学と異能学での実技で行うのでないようだ。まるで異世界物と合体した学校みたいでわくわくする太一。当然生徒みんなもうきうきだ魔力については大半が素人なため一から教えるようだ。
五教科の授業を終え昼休みとなった。屋上にて学校生活でなにか変なことがないかの報告会でもあるがただの昼食の集まりだ。
「えー中学しか行ってなかったんだお兄さん」
千尋が太一が中学に言ってないことを話していて驚いていた。
「うんだからこうして給食がないことに驚いてるよ高校からないのを今さら知ったよ」
恥ずかしそうに言う太一。
「それなら高校に通えてよかったわね太一さん」
JKに変身した青姉さんに言われる。
「私こうやって魔法少女のみんなと学校生活できてとっても嬉しいです」
黄瀬がお弁当をパクパクしながら言うというか弁当二個なんだがまさかの食いしん坊キャラだったとはと思う太一。
「私もよ仕事として来てはいるけどこうしてみんなでお昼を過ごせるしまた高校生できるのも貴重な経験ね」
「青姉さんは年齢的にJKとかきついよね変身魔法なければ絶対これなかったよねー」
遠慮なく言う姫どうやら学んでいない様子。無言で青姉さんい詰められ頭ぐりぐりされる。
「ちょっと痛いって魔力を込めてぐりぐりしないであと冷たいー」
姫が暴れるまさにJK同士のきゃきゃうふふである。
「おいそんなことより例のやつは」
凜が焼きそばパンを食べながら言う。
「今のところは動きはないねあーでも嫉妬じゃないがやたらと女生徒と仲いいな」
じーとみられる太一。
「うらやましいのお兄さん?僕たちがいながら」
なぜか問い詰められる太一。
「全くね」
「うわーおっさんが男子高校生に嫉妬とか気色悪い」
「ですね」
白い目で見られる太一。
「だからうらやましいとかじゃなくて」
慌てる太一そこに肩に手をポンとする池上。
「これだけの女性がいながら失礼だよ太郎君!」
「だまれよ自己紹介スルーされて最後に一人だけしたやつ」
とげとげしく太一は返すとその場でへたり込む池上。
「うぅーひどいあれはひどいよ声を上げてもスルーされるし担任は僕のことを知ってるはずなのに忘れるかな僕のこと」
哀れだなーと一同思いながら見ていた。
「僕も今のところ接触はないかなその人と」
「私もないけど私の友達の子は案外いいやつだよって言ってたかな」
どうやら女友達のネットワークからえた情報からまだ動きはない様子。
「そっか今日は収穫なしだね」
「そうだね仕方ないまだ長いこといることだし警戒はしつつ学校生活を送っていこう」
そういって解散。その場で残りおしゃべりをする女性陣をよそに太一と凜は屋上の隅で魔力圧縮の練習をしだすなどして残り時間をつぶしていった。
いよいよ魔力学の授業が始まる初日は体育館にて実技演習のようだ。
「はい皆さんお待ちかね魔力学の時間です」
魔力学を専門にしている女性の先生が話し出すとみんな大盛り上がり。
「皆さん落ち着いてくださいね!まずは魔力とはなにかお話します」
全員が騒がしくしたのも一瞬ではなしを聞く。
「魔力とはだれでも持っているものでアーティファクトを動かすには必要不可欠なんですセンスがいい人はすでに操れる人もいるようですが中々、自由に操るのは難しいです。当然魔力の量も人によって変わりますし先生くらいになると他人の魔力の量を見たりできますもっとすごい人たちだとその魔力量を隠したりできますね」
生徒たちは食い入るように聞く。
「では簡単なアーティファクトを使って実践しましょうこれは魔力で明かりがつく簡単な人工アーティファクトです」
棒に豆電球を取り付けたものを取り出し全員に配る。
「先生人工って?」
一人の生徒が聞く。
「いい質問ですがこれは来年のアーティファクト科の授業になりますが簡単にアーティファクトには三種類あります。まずはこの世界で見つかった古代に作られた通常のアーティファクト。そしてそれを解析して作ったこの人工のアーティファクト。そして異世界のアーティファクト侵略者といわれる人たちが使っている者の三つがありますそのうちの一つですね」
これについては太一たちを初めて知る。
「人工のものなんかあったんだね」
千尋が隣に来て話す体育服は女性のものだがとても似合っている見つめすぎたせいかじろりと見られる。
「太郎君見過ぎだよ僕も照れちゃうよさすがに」
もじもじしだす千尋。
「ごめんついあまりに女性的すぎて」
「そう?うれしい」
最近は前みたいに接してくれることもあるが今みたいになんかとてもかわいらしくなる一面を見せてくれる千尋。
「これは緑池さんルート確定なのか?」
「いまなんて?」
「いやなんでも」
覗き込まれるが知らんぷりの太一であった。




