太一VSハヤテ①
生徒たちに見本をと戦闘訓練を見せることになった太一とハヤテ。
「じゃあ誰か合図を」
ハヤテに言われ正樹が合図をだしてくれる。
「じゃあ俺がする、それでは...始め!」
開始の合図が来てすぐさま猛スピードで消えるハヤテ。太一はその場で剣を生み出し構える。
「はや!」
見失う太一。だが魔力感知と魔法感知の両方を使い位置を把握する。
「ここ!」
太一の背後に攻撃を仕掛けられるも寸でで剣で攻撃を入れてそれをかわすハヤテ。
「やるねさすがわ政令指定者」
ハヤテのスピードは池上の閃光とは違う速さで、点での速度で動く池上に対して、ハヤテは線での速さを持っている。
この前の執事のリアムの時もそうだけどかなり魔力圧縮率をあげて強くなった気でいたけど、実戦経験の差で負けてしまうことが多いな。
太一は自身の力がまだまだだと再認識する。
「次いくよ!」
拳にナックルを装備して構えすぐさま消える。反応速度を上げるため雷を纏う太一。
「カウンターなら八東流居合術 雷装...」
居合の構えに入り攻撃を待つ太一だが。遠くから銃撃が飛んでくる。
「それって近づかなければいいんだから遠慮なく打たせてもらうよ」
SMGを両手に持って乱射してくるハヤテ。どうやら銃のアーティファクトで威力も魔法障壁を貫通するほどのものだ。
「ちっ!遠距離とはスピード自慢の人はだいたい近接するイメージだから見誤った」
構えを解き魔法障壁と魔力障壁の二重のシールドを生み出し耐える太一。
「すごいね魔法と魔力操作の合体業かもしかして今までも身体強化の魔法と魔力操作同時に使ってる?」
他の魔法少女たちは魔法での身体強化を身体強化魔法しか使っていないが、太一はこちらの世界の魔力を使った魔力操作で体中を強化しているため。普通の異能者の倍強化しているため。剣技で上の八東師匠や凜と何とかやりあえている状態なのだ。シールドが破れていき回避に移行する太一。すると背後に回られ蹴りをお見舞いされる。
「ぐはぁ」
「はいった!このまま決める」
いけると思った瞬間足を掴まれ魔法を行使される。
「バインドクリスタル」
足が結晶化していき足におもりが付いたような状態になる。
「なんだこれ」
慌てて距離を取るハヤテだが今度は太一に追随を許してしまう。
「クリスタルランス」
紫の結晶のつぶてがハヤテを襲う。
「マジで魔法ってなんでもありだよね」
なんとか足の結晶を壊し抜け出すハヤテ。襲い来る結晶のつぶてを棒のような武器紺を回転させ耐える。
「あんたもいろいろアーティファクトを使えるんだな」
「そりゃあ勇樹さんにいろいろもらって鍛えられているからね」
勇樹と同じくノーアクションで武器を取り出せることからあの部屋のアーティファクトで取り出していることがうかがえる。
「ちょうど俺もあの部屋のアーティファクトをもらって魔法以外で戦いたいと思ったんだよ」
いろいろなアーティファクトを使いたいとする太一。
「なんだもらってたんだ。でもいらなくない?魔法なんてあるんだし十分でしょ」
「そうでもないよ。魔法は便利に見えて案外不便だ。イメージが崩れると発動しないし、咄嗟に魔法を発動しようとすると不発なんてざらだよ。訓練でなんとかシールドとかは咄嗟に出せるけど。威力が強い魔法ほどイメージに時間はかかるし魔力も喰う。」
「便利だと思うけどねそれって。まあ魔法を使わないのならこっちはありがたいけど」
実際ハヤテとしては拘束されるような手段を持っている敵に対して対応する術が少ないため。先程の魔法の拘束がなくなるのならかなりありがたい。もしアーティファクトでそういった能力なら、目視でアーティファクトを警戒できるためいかようにもできるのだ。
「ならアーティファクト同士の勝負と行こうか!」
先程の紺を取り出し構えるハヤテ。
「いいだろう!」
太一は部屋からハルバードを取り出す。こうして訓練は続いた。




