執事とメイドたち
いろいろと自信の部屋を見終えて荷物を降ろしみんなの元へメイドさんと戻る太一。屋敷の一室に案内されるそこにはピアノやらソファーなどと言うみんなが共有してくつろげる部屋となっていた。
「あ、お兄さん戻ってきた!」
てくてくと太一の元にくる千尋。
「どうだった?部屋の感じは?」
「うん!僕の部屋は高級ホテルみたいになっててすごかったよー!家具はベッドとかあるけど他にもほしいしそれは追々買ったり寮から持ってこようかな」
にへーと笑顔で答えてくれる千尋。
「自分の部屋も同じくすごかったよ。他には何かなかった?アーティファクトが置いてたりとか」
太一の部屋の地下室みたいなのがあるのか聞いてみる。
「うーん?なかったと思うよ」
どうやらない様子。
「そっかこっちは武器が置いてあってもらっていいことになったよ」
聞いておいて何もないとは言えないので一応言っておく。
「えーいいなー!でも僕たちの魔力じゃ壊れちゃうのが大半なんでしょ?」
「そうだね。だから僕らが使えるのは限られたアーティファクトのみらしいから貴重だよ」
千尋と会話をしていたらメイドさんから声がかかる。
「ご主人様よろしいでしょうか?時間もできたようですしメイドと執事に自己紹介をと」
まだしてもらっていなかったことに気づく太一。
「あーすいません驚きすぎて名前すら聞いてませんでしたね」
「はい!ではまずはわたくしがメイド長を務めます。華原 イーと言います。妹が異能課でお世話になっております。」
カーテーシーをしてくれる片足を引いて膝を軽く曲げ、上体をかすかに傾けるヨーロッパで使われる動作だ。
「え?ミーさんのお姉さんがメイドを?なにか申し訳なくなりますね」
青姉さんが答える。
「いえいえわたくし是非に魔法少女の皆さんのメイドをと思って自ら志願したメイドですから」
「お姉さんなのも納得かも綺麗な白い髪でとってもスタイルもいいしメイド服が似合うしうらやましいなー」
黄瀬が褒めまくる。
「恐縮でございますが次のものを紹介しますね。ではワン自己紹介を」
「は、はいわたくしはワン・テンユンといいます。よろしくです」
こちらは何かぎこちない中国系のメイドさんだ。チャイナ服とか似合いそうな美人さんである。ふと見てみると執事さん二人とこのメイドさんだけチョーカーをつけている。なにやら魔力を感じ取れるので何かのアーティファクトかもしれない。
「執事を担当します。アラン・ハイルと申します以後お見知りおきを。ついでに戦闘訓練のお手伝いをと雇ってもらう際に申し付けられたので、訓練の際はお声がけを」
執事は英国紳士みたいな高身長の金髪のイケメンさんだった。
「イケメンさんだよ青姉さん!どうする?狙っちゃう?」
姫が食いつき青姉さんにちょっかいをだす。
「ちょっとやめてよー姫ちゃんどうもすみません」
顔を赤くしながらまんざらでもない様子。
「いえいえ」
イケメン笑顔で返す執事。次は黒人の執事さんだ。
「俺はリアム・S・フォードだ。適当にリアムとでも呼んでくれ」
余り畏まった感じではない様子のコミュ力高そうな人だ。そう思っているとメイド長がリアムの耳を掴み外へと連れだす。
「すこし教育不足でした少々お待ちください」
そう告げて一分ほどしたら戻って来てまた挨拶をし始める。
「わたくしの名前はリアム・S・フォードです。皆様には気持ちよく過ごしてもらうように頑張るます」
ボロボロで戻ったリアムは丁寧な口調でやり直した。
「ミーさんのお姉さん実は怖い人?」
黄瀬が皆に聞く。
「あんまり怒らせないようにしましょうか」
「賛成」
全員がビビり散らかすのであった。




