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私の帰る場所  作者: 常盤周
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朝起きて髪を確認する。

うーん。

光のあたりかたでと思ったけど染まってない…よね?

ユーグさんに聞いてみよう。

もしかして黒髪は染められないのかな?

それともあの自称女神が何かした?

いや考えすぎかな。

染まらないならウィッグは必需品だ。

顔洗って化粧して着替えもした。

準備できたから朝ご飯食べに行こう!

向かっている途中でユーグさんに会ったからそのまま一緒に向かう。

ユーグさんに後で髪を確認して欲しい事を伝える。

バジル様とオレール様の4人で朝食をいただいているとディオンさんが手紙をバジル様に渡した。

バジル様が

顔を顰めながら中を確認して物凄く嫌そうに


「今日騎士団が来て罪人を連れて行く。それとアルドワ公爵が使者としてくるとの事だ。」

「公爵が出てくるって事は回復魔法を使える者がいるとバレている可能性が高いですね。嫌だと言っても有無を言わさず連れて行く気でしょう。」

「そんなっ!リリーは連れて行かせない!」

「相手次第だな。とにかく迎える準備をしないと。あと罪人も忘れずにな。リリーは部屋にいるんだ。会わずにすめばいいんだが…とにか呼ぶまで出てこないでくれ。」


バジル様もオレール様も足早に出て行く。

私に出来る事はないので部屋に戻ろうとするとユーグさんがついてきた。


「リリー大丈夫だから。リリーを城に連れて行かせないから。」


そう言って自分も準備があるからと去って行った。

髪の確認はしてもらえなかった。

私は部屋にいるだけなのでスマホで手作りドレッシングやマヨネーズの材料や作り方を検索してメモに書いていく。

そんな事をしていると騒がしくなった。

どうやら着いたようだ。

呼ばれないといいけど無理だろうな。

会うだけならいいけどお城に行きたくないな。

何してるかわからないっていうのが不安だよね。

何か言われたらとにかく時間を稼いで森に帰ろう。私の家に。

そんな事を考えていたらノックされた。


「はい?」

「リリー様旦那様がお呼びです。」

「わかりました。」


深呼吸をして部屋をでる。

カレンさんが案内してくれた部屋には金髪のイケオジがいた。後ろに護衛なのかこれまたイケメンでガタイのいいお兄さんが2人立っている。

もちろんバジル様達もいるよ。

眼福。

目の保養になるけどこの中に平凡顔の私がいなきゃいけないなんて…

泣いていいですか?


こちらの礼儀作法がわからないので扉の近くに黙って立っていると

バジル様が


「顔を見たからもういいでしょう?下がっていいよ。」


と言ってくれたので礼をして部屋を出ようとしたら


「待て。聞きたい事がある。」


と言われ困っていると


「公爵様約束は守っていただかないと。何も聞かず顔を見るだけというので顔を見せたのです。それを聞きたい事がある?最初から約束を守る気はなかったという事ですか?」

「陛下からだ。」


そう言って書状を渡している。

そんなのあるなら最初から渡してなよ。

いきなり扉が開いて左右から腕を掴まれて引きずるように連れて行かれる。

ビックリしすぎて声が出ない。

それでもなんとか


「いや、離して。」


小さい声。

声が出た事で


「離してっ!」


さっきよりも声が出た。

ユーグさん達が助けにこようとしているのを護衛の人が邪魔している。

暴れようにも力強く掴まれて腕が痛い。

公爵様がそばにきたかと思ったら短剣を私に突きつけて


「邪魔するな!命は奪わないがこの女に傷をつけるぞ?生きていれば多少傷があっても構わないんだ。お前達は大人しくしていろ!行くぞ!」

「リリー!」


悔しい。

イケオジと思ったのは間違いだった。

顔はイケオジでも性格は最悪。

短剣を突きつけられて引きずられ馬車に乗せられる。

他にも護衛がいたんだ。

こんなに連れてくるなんて計画的犯行ね。

公爵も乗って動きだしたけど


「いやーっ!」


自分で服装を少し乱しシャツの袖を引きちぎって馬車から飛び出て地面に転がる。

防御魔法を掛けていたから怪我はないけど痛いフリをする。

護衛の人達がなんだ?と周りを囲い込む。

私の姿を見た護衛達が避難の目を公爵にむける。

公爵は自分は何もしていない、その女が自分でやったと言っていたけど私が震えて涙目で一緒は嫌、歩きますと言ったら護衛の人の馬に乗る事になった。公爵は馬車だ。

護衛の人達も全員じゃないけど公爵のやりように疑問を持っているようだ。

護衛の人達は公爵に襲われそうになったあとで男と一緒に馬に乗るのは嫌だろうけど襲わないから我慢してくれと言ってくれたし馬の上じゃ周りからも見えるので馬鹿な事はしないだろうと思う。

その言葉を信じるし公爵と一緒にいるよりはいいからお願いしますと言っておいた。

そのまま城に向かうが着くのは明日らしい。

途中で一泊するとの事。

宿に着いたけど公爵が襲いかかってこないか不安だと言うと自分達が見張るから安心していいと言われお礼を伝える。

念のため結界を張れば大丈夫だろう。


ユーグさん達大丈夫かな?

私が連れて行かれた事気にしてるよねぇ。

馬に乗り慣れてないからお尻痛いし考えてもどうにもできない。

どうしたらいいのか答えが見つからない。



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