18
その後ユーグさんに泊まったお部屋にまた案内されて今は1人。
はぁーーーー。
なんでこんな事になったんだろう。
婚約なんて…
嫌じゃないしユーグさんが相手でよかったと思うけどユーグさんは違うよね。責任取るって取らなくていいのに…好きじゃないなら一緒にいるのは無理だよ。
どうしたらいいんだろう。
悶々と悩んで考えても答えはでなくて。
陛下の使いの人が来る前に森に帰れば会わなければわからないから探しようがないよね?
今度はちゃんと挨拶して帰ろう。
部屋をでようとドアを開けたらユーグさんがいてビックリ!
「ノックしようとしたら開いたからビックリした。一緒にお茶しないか?」
「えっ?あっでも森に帰ろうかと…」
「帰るって今からじゃ森の中で夜になるよ。危ないから今日も泊まればいい。で、話したい事もあるし今から俺とお茶しよう。」
私の背中を押しながら部屋に入ってソファーに座らせられた。ユーグさんは向かいに座った。
ユーグさんの後から入ってきたメイドさんがお茶とお菓子を置いて出て行った。
「話したい事って?」
「うん…婚約の事。俺に好きな人とか付き合ってる人とかいないから安心して?婚約者っていきなり言われてビックリしたけどリリーを守れるし責任取れるし良かったよ。」
「ありがたいんだけど責任取る必要ないし好きな人ができたら言ってね。私は森に引きこもっていれば大丈夫だから。気にしないで。」
「リリーは俺じゃ嫌?まさかパン屋のアイツがいいのか?」
「えっ?パン屋ってトマさんだっけ?」
「ダメだ!アイツじゃリリーを守れない。俺じゃなきゃ無理だ!」
「いや…あのね。ユーグさんじゃダメとか…そうじゃなくて。好きでもないのに婚約、結婚っていうのは私は無理っていうかやっぱり好きな人と結婚したいって思うし…」
「俺はリリーの事好きだよ?リリーは何か危なっかしいしまだまだ知らない事があるだろうから守ってあげたいと思うし面倒を見たいんだ。俺を頼ってほしいんだ。」
お茶を飲みながら
それは妹としてとか家族として好きって事じゃないかなぁ。
女性として好きって事じゃないと思う。
それに
私もまだユーグさんの事好きなのかわからない。
守ってやるって言われてドキドキしたけどそれが好きって事かというと違うと思う。難しく考えすぎかな。よくわからないから今はおいておこう。
とりあえず
「お互い事を知ってからでもいいのかな?ただ他に好きな人ができたら言ってね。それと私の髪の事…ご家族に言った方がいいかな?」
「そうだな。知っておいた方がいいだろうな。食後に伝えようか。」
「わかった。じゃあユーグさんの事教えて?」
「何が知りたいんだ?」
「んー…じゃあ年齢は?」
「23。リリーは?」
「私は22だよ。」
「なっ⁈嘘だろ?18くらいかと思ってた。」
「若く見える人種だから仕方ないけど…そんなに幼く見えるのかなぁ。そうだ!ユーグさん私礼儀作法知らないけどいいのかな?覚えた方がいい?」
「そうだなぁ。覚えていた方がいいだろうな。どこにでもバカはいるからな。付け入る隙がない方がいい。父上に家庭教師の相談をしよう。」
「難しくないといいけど。」
「大丈夫だ。リリーならできる。」
いや断言されてもねぇ。
はぁなんだか疲れた。
「ごめんユーグさん。なんかちょっと疲れちゃって…少し休んでいいかな?」
「大丈夫か?気付かなくてすまん。夕食の時間前にくるよ。ゆっくり休んでくれ。」
「ありがとう。また後でね。」
なんだか流されてるような気がする。
大丈夫かな?やっていけるのかな?
ベッドに倒れ込んで考えてる間に寝てしまった。




