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ユーグも食べたいと期待する目で見てくる。
作らなきゃダメかなぁ。
でも具になるのがあるかなぁ。
簡単なのしか作れないけどマヨネーズとかあるのかなぁ。
マヨネーズはなかったけどトマトソースがあった。
えーと具は野菜少々ソーセージ、ハム…
お店のパンを見て選ぶ。
普通にハード系も柔らかいパンもある。
まぁ食パンはないけど…
それにしても総菜パンとかアンパンとかもないんだ。
キャベツを千切りにして塩コショウで炒めて取り出す。ソーセージは切り目を入れて炒める。
コッペパンのような楕円のようなパンに切れ目を入れてバターを塗ってキャベツを敷いてソーセージを乗せる。その上からトマトソースをかけて完成。
レタスは洗って手で千切り水気を拭く。
マルパンを横に切ってバターを塗りレタスを敷いて軽く炙ったハムを乗せてチーズを乗せてパンで挟む。
卵は砂糖を少し加えてスクランブルエッグにしてマルパンに挟む。
スマホで調べる訳にもいかないからこれでいいことにしよう。
ユーグさんも含めた4人は美味しいとペロリと食べてしまった。
挟む具は好きなのを挟めば良いと伝えた。
自分達で他にも具を考えて売っていいか聞くのでどうぞと言った。
自分で作らず美味しい物が食べれるならそっちの方がいい。
お客様もチラホラきだしたのでそれじゃあこれでと店を出る。
とユーグさんから家にきてくれと言われた。
何で?
ユーグさんの家に手を引かれていく間に
伝言を父上から聞いてビックリして探したと言われ反省する。
えーっ?伝言お願いした相手ってユーグさんのお父さんだったの?いきなり元気すぎない?
やっぱりちゃんとお礼を伝えてから帰った方がよかったんだ。
森で1人暮らしは人との付き合い方もおかしくしちゃったかなぁ。でも1人に慣れてるとこんなに沢山の人と関わるのは怖くなってるんだよね。
ユーグさんには謝って、森に1人だったから多くの人と関わるのが怖い、だから早く帰ろうと思ったと伝えた。
ちょうど家に着いたらユーグさんが大丈夫だからと言われた。
ユーグさんのお父さんが寝ていたお部屋の隣に連れて行かれた。
そこにはユーグさんのお父さんとお兄さんがいた。
うわっ!
美形だよ美形家族…この中にノッペリ平凡顔の私がいるのはおかしいよね?
イケオジにイケメンにジーッと見られると落ち着かないから見ないで!
とりあえず挨拶しとこうと
「えっ…と…おはようございます?はじめましてリリーと申します。」
何言えばいいかわからないし、貴族の作法はわからないから立ったまま。
ユーグさんが座ってって言うけどいいのかな?
ユーグさんのお父さんもお兄さんも何も言わないけど座った途端首チョンパにならないかな?
恐る恐るソファーに座る。
どこからともなくメイドさんが現れてお茶を置いて下がっていく。
何も言われないけどなんだか居心地が悪い。
帰りたいよ〜。
うん。帰ろう!
立ち上がって
「あのっ、泊めていただきありがとうございました。もう帰りますのでこれで失礼します。さようなら。」
ペコッと頭を下げてササッとドアを開いて出ようとしたら腕を掴まれた。
はいー、本日2回目ー。
なんで?
ユーグさんが
「待ってリリー。父上も兄上もリリーに会いたい話がしたいって言ってたのになんで黙ってるんですか?何もないならこのまま出て行ってもいいですよね?」
「あーいやぁ何から言えばいいのか考えていてね…」
「とにかく2人共座ってくれ。」
ユーグさんの手が離れないのでまたもやソファーに逆戻り。
「ユーグの兄でオレール・シャルリエだ。昨日は失礼な事をして申し訳なかった。そして月光草はもとより父を助けてくれてありがとう。感謝している。」
「いえ…」
「私はユーグの父でバジル・シャルリエだ。助けてくれてありがとう。君は回復魔法が使えるのかい?」
「えっと…多分。自分でもよくわからないんです。回復魔法もどんな物なのかわからないしあれが回復魔法なんですか?
」
「今までも回復魔法を使った事があるんじゃないのかい?」
「ユーグさんとユーグさんお父さんの2回だけです。正しい使い方とかわからないし慣れてない上に使いきれてないから
結構時間かかって途中で記憶がなくて…すみません。」
「いや私の足まで治してもらって感謝しているよ。もう1度杖を使わずに自分の足で歩く事が出来て嬉しいよ。」
「はぁ。それならよかったです。」
その後も森での暮らしやら色々聞かれたけど答えられるものは答えてそれ以外は答えようがなく曖昧に誤魔化して、月光草を買い取るから金額をと言われてもねぇ。
泊めてもらったお礼なのでいらないとお断りしました。
それでも貰いすぎだからお昼を一緒にと言われました。
仕方ないのでお昼をいただいたらお暇いたしましょう。




