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秋鋼  作者: MTL2
31/600

護衛参加

(あ、この紅茶美味い…)


ズズズ…


「それにしても長いなぁ…」


波斗はう-んと背を伸ばし、大きくため息をつく


「鉄珠さんは来ないし、ウェルタさんも戻って来ない」

「暇…」


声に出すほどの大欠伸をした後、ふかふかのソファへと寝転がる


「寝ようかな、うん…」

「眠いし…」

「でも、客室で寝るってのもなぁ…」

「ふぁぁ…、眠い…」

「顔、洗おう…」

「洗面台って何処だろ…」


ガチャンッ


「んぁ?」


「え?」


「蒼空じゃねぇか」

「何してんだ?こんなトコで」


「…ゼロさん?」


「眠そうだな?」


「全て吹っ飛びました」

「何で居るんですか…」


「…あぁ、知らねぇのか」

「明日よ、この国で会議が開かれるんだよ」

「お、茶菓子貰うぜ」


「会議?」


「各国の首脳が集まるヤツな」

「それの護衛だよ!護衛!!」


ボリボリと菓子を頬張るゼロ


「確かに危なっかしい人達が暗殺とかしますしね…」


「あぁ?まぁ確かに危なっかしい連中だがな」

「お前も戦っただろ?」


「え?」


「五眼衆だよ」

「奴等が各国の首脳を狙ってるらしい」


「五眼衆…!!」


「日本から来た幹部達がロンドンに居るらしい」

「選択と憤怒と混沌」

「ついでに五眼衆のボスもな」

「雑兵共も集めてやがる」

「5500人程度な」


「暗殺するには充分すぎる数ですね…」


「だからこそ、Noである俺が派遣された」

「と言うか、派遣されてやった」


「どういう意味ですか?」


「五眼衆のボスが居るんだぜ?」

「面白ぇじゃねぇか」

「奴等と戦う口実として来たんだよ」


「護衛は…」


「んぁ?金にしか興味のねぇジジィ共なんざ知るかよ」

「それよか五眼衆だ!」


(何でこの人に任せたんだろ…、総督)


「じゃ、俺はそろそろ仕事だからな」

「茶菓子、ご馳走さん」


部屋の扉を乱暴に足で開けるゼロ


「…あ-、言い忘れてた」

「別の任務でNo,1も来てるらしいぜ」

「じゃ-な」


バタンッ


「…マジかよ」



資料室


「…」

「…あれ?俺、何してたんだっけ?」


「ウェスタ支部長、蒼空 波斗に資料を渡したのですか?」


「あ!そうだったそうだった」

「忘れてたぜ」


「しっかりしてくださいです」

「客人を待たせてどうするんですか」


「眠いんだから仕方ねぇだろ…」

「あ-!あのクソジジィ共!!」

「とっととくたばりやがれ!!!」


「誰かに聞かれたらどうするんですか」

「軍の信用に…」


「信用だか引用だか知らねぇけどよ」

「俺は今が楽しかったら良いタイプだしな」


「相変わらず無茶苦茶ですね」

「それより、早く蒼空 波斗に資料を届けてくださいです」


「解ぁったよ…」

「後でコ-ヒ-くれな」


「はいはいです」



応接室


「…あ」

「寝ちゃってた…」


ガチャ


「待たせたな」


「ウェスタさん!」

「すいません、ちょっと寝てました…」


「あ?別に良いよ」

「俺も寝てたし」


(遅いと思ったら…)


「…ゼロの野郎が来たか」


「え?」


「茶菓子が食い荒らされてやがる…」

「このクソマジぃ菓子を食えるのは味音痴の奴だけだ」


「そんなに…?」


「昔、この菓子を導入した総督に対して反乱が起きかけた」


(どんだけ不味いんだよ…)


「さて、と」

「コレが資料だ」


「あ、どうも」

「コレを総督に渡せば…」


「それなんだけどな」

「ほい、コレ」


「え?」


ウェスタが携帯電話を波斗へと手渡す

誰かとの通信中になっている様だが


「えっと…」


『あ!もしもし?』


「総督!?」


『どう?ロンドンは!!』


「な、何と言いますか…」

「綺麗です…」


『女性が?』


「町並みが」


『詰まらないの…』

『それでね、資料と序でに頼みたいんだけど』


「はい」


『ゼロの任務、手伝ってあげてくれないかしら?』


「ゼロさんの?」


『彼、アレでしょ?』

『流石に任務を失敗されると面倒なのよねぇ』


「確かに護る気なんてサラサラ有りませんでしたね」


『だからね!お願い♪』


「…解りました」


『ありがと~!』


「でも俺、護衛なんてやった事ないですよ?」


『見よう見まねで良いから!』

『鉄珠にも手伝うように言っといてね!』

『じゃ!』


プツッ


ツ-…ツ-…


「任務か?」


「まぁ、そんな所です」

「そう言えば鉄珠さんは?」


「つい先刻、連絡が有った」


「見つかったんですね!」


「警察から」


「…え?」


「ナンパしたらセクハラと勘違いされたらしい」


(何やってるんだ…)

「迎えに行きます…」


「それが良いだろうな」

「軍の人間だって事を言ったら釈放してくれるだろ?」

「俺からも連絡しとくわ」


「お願いします」



警察署


「すいません、ご迷惑をおかけしました」


「Please do not mind it」

「Because it is an order」


(何言ってるのか解らない…)


「お-!蒼空ぁ-!!」


「…鉄珠さん」


「助かったぜ!」

「女性に声かけたら逮捕だもんよ!!」

「ハッハッハ-!!」


「少しは自重しろや」


「…はい」


読んでいただきありがとうございました

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