ロンドン支部
空港
「ロンド-ン!」
「…」
「HEREisロンドン-!!」
「…」
「テション低いね」
「低いですよ…」
「むしろ、よく高く保ってられますね」
「ロンドンだぜ!?ロンドン!!」
「金髪美人のボンキュッボン!!」
「大声で言わないで下さいよ、恥ずかしい…」
(こっちは只でさえ、初めての海外だから緊張してるのに…)
「日本語なんだから大丈夫だって!」
「そこのお姉ちゃぁ~ん!!」
「What is it?」
「デ-トしない!?」
「What do you mean?」
「俺と!デ-ト!しよ!?」
「ジャスチャ-までして訴えることですか…」
「Because when I am too unpleasant to accept, I hurry」
「そんなぁ…」
「断られたんですか?」
「断られた…」
「一筋縄じゃねぇな!金髪美人!!」
「それにしても案内人の人、遅いですね…」
「空港で待ってるって言ったのに」
「もう直接行こうぜ!」
「案内人には後で言えば良いしさ!」
「大丈夫かな…」
「良いじゃん!良いじゃん!!」
「ロンドン支部には美人が多いんだぜ!?」
「…理由はそれですか」
「アハハハハ!」
「お!可愛い子ちゃん発見!!」
「デ-トしようぜ-----!!」
「あ!ちょっと待って下さいよ!!」
「鉄珠さん!!!」
人混みを器用にかき分け目当ての女性へと一目散に走っていく鉄珠
それに対し、波斗は人混みにもまれてしまう
「ちょ!鉄珠さん!!」
「鉄珠さ-----ん!!」
「…」
「…最悪だ」
波斗は人混みによって鉄珠を見失った後、辺りを探したが完全に迷ってしまっていた
暗い町中、いわゆる裏通りとでも言うのだろうか
辺りの厳つい男達の視線が恐ろしい
時折、にやにやとニヤつきながらナイフをちらつかせている
(カツアゲとかに会ったらどうしよう…)
「Hey, kid」
「は、はい!?」
「What do you do here?」
「え?何て?」
「Indeed is it the ability person of the military!?」
「Or is it a commoner?」
「…すいません、よく解らないです」
「The result does not change」
ガチャッ
「え?」
波斗の目に黒い円が映る
「Die」
「ッ!」
銃口
円の正体は自分に向けられた銃口
(能力が間に合わな…!!)
「待ちなさいです」
「Who is it!?」
パンッ
何かの破裂音の様な音
それと同時に目の前の男が崩れ落ちる
「It is an enemy!!」
「Murder!!」
周囲の男達が立ち上がり、ナイフを構える
「む、無駄ですからぁ!!」
ドドドドドドドドド!!
巨大な銃器から発射される数百発の弾丸
数百発の弾丸が男達の命を奪っていく
ドン…
「な、何だ…?」
「ふぅ…」
「相変わらず危なっかしいですわね」
「彼に当たったらどうするのです?」
「あ、当たらない様に狙ってましたよぉ!!」
「どうですかね」
「あ、あの…?」
「ようこそです、日本からの使者」
「私達はロンドン支部より参りましたのです」
「わ、私はクロルゥラ・カ-ラルって言います…」
「クロルって皆には呼ばれてます…」
「私はベルア・ジャスミンです」
「ベルアとでもお呼びくださいです」
「は、はい」
「あ!鉄珠さんを見ませんでしたか!?」
「テツダマ?」
「Mr,テツダマですか?」
「はい!」
「黒くて…」
「黒くてロンドン支部に来る度に8割近い女性社員を口説くMr,テツダマですね」
「良い迷惑ですが、何か?」
「…何か、すいません」
「いえ、構いませんです」
「今回は同行者ですね?」
「はい」
「総督直命との事ですので、丁重にお出迎えします」
「ありがとうございます…」
「…この人達は?」
「街のギャングですよ」
「居ても居なくても変わらぬクズ共ですから気にしなくて良いです」
「そ、そこまで言わなくても…」
「貴方は殺され掛けたのですよ?」
「よくそんな事が言えますですね」
「う…」
「まぁ、さっさと行きましょうです」
「Mr,テツダマも着いているかも知れませんですから」
「お願いします…」
「では、車に乗ってくださいです」
「はい」
ガチャッ
「あの人は乗らないんですか?」
「クロルさん」
「彼女は死体を処理しますですから」
「そ、そうですか…」
バタンッ
波斗とベルアを載せた車はロンドン支部へと向かう
「あ、死体処理班ですか」
「死体処理をお願いします」
「はい、そうですよ」
「五眼衆の連中です」
ロンドン支部
「…大きいですね」
「まるで城…」
「元は確かに城です」
「今は改造してロンドン支部として使っているのですよ」
「そうなんですか…」
「城ですから幽霊も出るのです」
「…マジですか」
「冗談なのです」
「行きましょう」
「…はい」
(一瞬、真に受けてしまった…)
応接室
「ここでお待ちくださいなのです」
「暫くすれば支部長が来るのです」
「はい」
バタンッ
「…ふぅ」
辺りを見回す
大きな本棚や甲冑
美しい絵画に綺麗なアンティ-ク
まるで絵にでも描いたかの様な部屋の作り
(…テレビでしか見た事ないな、こんなの)
コンコンッ
(誰か来た!)
「邪魔するでゴザル」
「え?」
「え?」
「日本式の挨拶だろ?」
「いえ、ゴザルとか言わないんですけど…」
「んだよ…、あのクソババァ」
「人に偽の情報を掴ませやがって」
「ゴザルはねぇんだな?」
「ゴザルはないです」
「そうか…」
「まぁ、それは後だ」
「蒼空 波斗で間違いねぇな?」
「はい、その通りです」
「俺はウェスタ・ガ-ディアン」
「ロンドン支部長だ」
「貴方が…」
「そうだ」
「で、資料を取りに来たんだな?」
「は、はい!」
「その資料なら俺が取ってくるからよ」
「お前は紅茶でも飲んでな」
「あ、ありがとうございます」
「んだよ?急にビクビクしやがって」
「支部長だからって気ィ使ってんのか?」
「ま、まぁ一応…」
「気にすんじゃねぇよ!」
「もっと気楽に行こうぜ!!」
「な?」
「は、はい」
「よっしゃ!」
「じゃ、俺は資料を取ってくるからよ」
「ゆっくりしててくれや」
「どうも」
「じゃぁな」
「すぐ戻るからよ」
ガチャンッ
「…蒼空 波斗、か」
「面白ぇモンじゃねぇか…」
「そうだろ?No,1よ…」
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