第一章 挨拶、緊張しますわね・・!③
真ん中にある・を区切りとし、二人の物語が同時進行していきます。
左が木々樹紗季視点、右が香織瑞奈視点となります。
読み仮名:木々樹、きぎき 瑞奈、みずな 踏馬、とうま
「私を巻き込むなよ。」 ・「しかし、初参加の瑞奈にとっては良い
「俺が葉っぱって言ってよ、風情を楽し・機会だ。当日、多くの人に挨拶すること
む気持ちより先に、食欲をわかせてたじ・になる。いろいろと気疲れを起こすだろ
ゃないか。」 ・うが、一度練習してみるといくらか楽に
「あっ・・」 ・なるはずだ。」
「まあ、餅は餅屋だ。風情のことは香織・(挨拶の練習は日夜かかさずしておりま
さんとこに習うとしよう。ああそうだ、・す、失敗などいたしませんわお父様!)
香織の娘さんに聞いてみるといい。」 ・ 追って礼華、
「娘・・?」 ・「お嬢様、主様と木々樹様はむかしっか
「香織瑞奈、今年から晴れて品評会に参・ら仲良しさんなの。多少のソソウがあっ
加する。紗季とはちいと年が離れてるけ・ても大丈夫だからね。」
ど、しっかりもんだ。」 ・ そう言って、礼華は腰を少し曲げ、瑞
眉をひそめ、私もしっかりしているだ・奈の頭を優しく撫でる。
ろ、と抗議するように扇ぐ、 ・(やわらかな金木花の香り、ですわ。)
「ガハハ、早とちりするな。こっちのせ・ 瑞奈はありがとうと笑顔を返し、
がれもあっちのせがれも十分に知識を蓄・「お父様、礼華、お気遣いありがとうご
えとるっちゅう意味だ。」 ・ざいます。ですが、私もこのたびから香
「早く言えよな親父。」 ・織の品評会に参加する身です。ソソウな
建築は、紗季が鼻高々に喜ぶ力が手に・んてありましたら香織の名折れ、恥をさ
伝わるのをそれとなく静止し、 ・らすわけにはいきませんわ!」
「娘さんの瑞奈ちゃんは小さいころから・ 気合たっぷりの瑞奈に、二人は面食ら
自然が大好きでな、慈しむ心とでもいう・う。
のか、それを頭の幹で理解しとる。まあ・ そろそろと礼華に加わり、はやる気持
、時どき、暴走してしまうところもある・ちをなだめるように、父踏馬も撫でる。
が・・もしかしたら、今ごろイチョウの・「ありがとう瑞奈。しかしだな・・。」
舞い散る姿に、とりこにされちまってた・「お父様!」
りしてな。」 ・ 二人の手を払いのけて、
ここまでお読みいただきありがとうございました!!
次回で1章終わります!
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