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中2病にも程がある!!  作者: 天宮城リベル
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家に帰ると事件が起きる 5

「こないだね、親戚の人が送ってくれたものなんだけど、剣士くんは安倍川もちとあんころもちどっちがいいかな?」

ちょっと待ってよ、選択肢が渋すぎない?

なんだその選択肢は、親戚はどんなセンスしてるんだ相手は女子高生だぞ?それじゃあまるでおばあちゃんに贈ってるみたいだ。ていうかそれデザートって呼ばなくね?デザートってもっとこう、果物とか、洋風な感じだしてるよね?デザートってデザート感出してるからデザートなんじゃない?もっとデザートはデザートデザートしてないと。自分でもなに言ってるかわかんねえや。

それに比べ安倍川もちとかって茶菓子とかの部類だよね?俺としては緑茶のお供だ。どうせなら、ケーキとプリンどっちがいい?ぐらい言ってほしかった。これが男子高校生の理想。

勝手にアホな事を考え

「あ、あんころもちで……たのむ」

「はぁーい♪」

あんころもちをを選択。

あんころもち頼んだんだから緑茶とか出てくるよね、ここで紅茶はでてこないよね。俺紅茶きらいだから。

そんなことを考えていると突然俺は強烈な不安感に襲われた。そしてそれは現実になるであろうこと…。


俺はこのまま返してもらえるのか……?


これまでの過程からみるにあんころもを食べている途中に話しかけられ、食べ終わってはい終わり、さあ帰ろう。とはなりにくい、きっと悪魔にたった瞬間に「まぁまぁ座って」とか言われて動き出せない。そして俺の事を根掘り葉掘り聞き始めるだろう。それだけは何とか回避せねば。

作戦を考えろプランAだ!

うーーん

だめだ全然思いつかないや。

「お待たせー、はい!あんころもち♪」

「あ、ありがとう」

作戦をかんがえてるあんころもちが届いた。やっぱりあんころもちってしぶいな。

出てきた飲み物は…問題ない、緑茶だ。よくわかってるじゃないか波島波瑠。

だがここからが問題だ。悪魔の囁きが俺を襲ってくる。しかし俺はそれを全てかわしてみせる。いや、かわさなければならない。これ以上中2病を出すわけにはいかない。

しかし、俺の考えとは裏腹に悪魔の囁きはなく、何事もなく食べ終えた。俺が予期していた事は起きなかったか。

「杞憂だったな…」

ホッと安堵の息をはき、胸を撫で下ろした。

俺は立ち上がり、リビングを出て玄関にむかう。

「剣士く~ん、またねぇ~、また遊びにきてよね(笑)」

「お、お、おじゃましゅた」

盛大に噛んだ。もうやだ。恥ずかしすぎて死んじゃう。

しかし波島波瑠は気に留めた様子もなく

「それじゃあね♪剣士くん、また明日~」

いじられないのもそれはそれで辛いな…

「あ、あぁ、また…あ

「そうだ!剣士くん、明日一緒に学校にいこうよ!」

「………?」

よくききとれなかったな、何て言ったんだろう。イッショニガッコウイコウヨ?

えええええええ!?なんで?なんでそうなるの?どの流れで、そうだ!一緒に行こう!、になるの?そんなのりは、そうだ遠くへ行こうぐらいしかならない。

「え、いや、俺はひと

「いいの!一緒に…いこ?」

なんだその可愛い仕草は、

いかんいかん、惑わされるところだった。なんてあざとい。

とにかく女の子と一緒に学校にいくなんて俺には無理だ。

「ま、待て波島

「その波島ってのも禁止!波瑠ってよんでください!!」

「え、と、突然なんで?」

「いいんです!細かいことは!!それじゃあ明日の朝7時半に迎えに行きますね!」

「いや、ちょ、まっ…

「それじゃあね剣士くん♪お休みなさい~♪」

ひとの話を聞かず扉を閉め、中に引っ込んでいってしまった。俺の回りには話を聞かないやつばかりなのか?しかし、…

「なんでそうなるかなぁ…」

人の家の玄関前にいつまでもいるわけにもいかず、すごすご帰るしかなかった。

「はぁなぜこうなった…」

迫る明日に頭を抱えつつ、肩を落とし、歩いていった。



「剣士くんを誘っちゃいました」

閉めた玄関前で恥ずかしくて言葉が出てしまいます。今度一緒に帰ろうと誘うつもりだったのに、登校の方が先になってしまいました。

「少し強引すぎたかなあ?引かれちゃったらどうしよう、…反省します。…」

それにしても剣士くんひどいです。波瑠ってよんでくださいっていったら「突然なんで」だなんて。幼なじみなのに、呼んでくれたっていいじゃないですか、私怒っちゃいます。

「あらあら、波瑠ったら大胆ねぇ、剣士くんかっこいいものね、中身はあれだけど、」

今のやり取りを、お母さんにみられていたようです。

「大胆?かっこいい?私は剣士くんに一緒に学校に行こうよってさそっただけだよ?」

「……アッハッハッハ!!いやーーー、波瑠もたいがいだねぇ!!」

「どういうこと?」

「ううん、なんでも。うーん!若いっていいねぇ~♪」

まったく、お母さんは何が言いたいんでしょうか、私には全然わかりません。私は剣士くんを誘っただけなのに、なにかおかしな事があったでしょうか?困ったお母さんなのです。

私もそろそろ明日の準備をして寝ることにしましょうか。明日が楽しみです♪





家に帰ると事件が起きるはここでおわりです。

次に進みます。感想まってます


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