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中2病にも程がある!!  作者: 天宮城リベル
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36/42

常に頭を使え1

20日ぶりの投稿です

少し多目に書きまきた!

ぜひぜひ読んでください!



人は、

自分が想像していなかった出来事が目の前で起きた時どのような反応をするだろうか。

その場で固まったり、叫んだり、腰を抜かしたり…、中には漫画やアニメの世界よろしく気絶してしまう人だっているんじゃないだろうか。


反応の数というは実に多様である。人の数だけ反応はあるだろう。

人の数だけある多様な反応の殆どは、総じて『狼狽える』という行為にカテゴリされる。

そしてその反応は、何ら一切の価値もなく、無意味である。さらには致命的な行為であると言えると俺は考える。


ここで1つ、例え話をしてみよう。

暗い夜道を1人歩いている時、凶器を持った人間と出会ったとする。

こんなことを普通の人なら想像もしていないだろう。

と言うか想像してたら少し危ない人である…………………


もしそんな場面に遭遇したその時どのような反応をする?

固まる?叫ぶ?腰を抜かす?

そのような行為は正解には程遠い。そこでそんな事をして何になる。

それならどうしなければならないか。

俺の答えは単純明快、1つしかない。

『思考を止めない』

ことだ。

固まる前に考える、叫ぶ前に考える、腰を抜かす前に考える。

人とは考える生き物である。

人というのは、いつ、如何なる時でも考えることを止めなかった結果ここまで進化してきた。

つまり、人の『思考能力』というのは誰しもがもつ最大の長所であり、武器である。

それなのに考えることを止めると言うことは自分の武器を捨てるということである。つまり人が考える事を止めてしまうというのは、人の終わりを意味する。

たとえ、想定外の出来事が起きても、自分の理解が追い付かない程の事が起きても、考えることを決してやめてはならない。


それに自分が襲われたりする事考えて脳内シミュレーションしたことぐらいあるだろ?

ないですね、はい、すみませんでした。


まぁ、そんな事ばかり考えて生きてきた中2病患者の俺にとっては、想像を越える事などほとんど起きることなんてない。

「行ってきまーす」

「はい、行ってらっしゃい剣士」

「おはようございます、剣士くん♪」

そう、朝学校に行くために玄関のドアを開けると波島波瑠がいることなんて想像の範囲内だ。

こんな場面、ラノベの主人公なら「うわぁぁぁ、びっくりしたぁ!」「えへへ、びっくりしたでしょ?ウフフ」「なんだよ驚かすんじゃねぇよ!!」「あ、てれてるてれてるー!」「て、てれてねぇよ!」みたいな胸くそ悪くてヘドが出るほど頭の悪いやり取りを繰り広げるだろうが、俺はそうはいかない。

俺は冷静に波島波瑠の横を通りすぎ、2メートル程離れた位置で停止。制服のポケットからスマートフォンを取り出す。

「もしもし、警察ですか、玄関のドアを開けると不審者がいました。すぐ来てください」

通報した。いや、する振りなんだが。そしてする振りをしながら考える。

まず玄関の前にいる時点で刑法130条住宅不法侵入、しかも俺が出るタイミングでそこに居るってことはストーカー規制法で訴えることも可能なんじゃないだろうか。あ、これ本当に通報出来るんじゃね?

「ちょっと!なんで通報するんですか!!私不審者なんかじゃありませんよ!!!」

「ええい、朝から騒ぐな鬱陶しい、通報なんかしていないにきまっているだろう」

「え?でもいまお巡りさんにお電話してたじゃないですか?」

「そんなわけないだろ、大体貴様が居た程度で警察に電話なんかしたら警察に迷惑だろう」

いやまぁ、立派に通報できる要素は揃ったんだが。て言うかお巡りさんってなんだよ、お前は一体何歳だ。

「う~~~~…。そんなことするなら明日からはピンポンを押して玄関の中で待つことにします」

「ごめんなさい、もうしないのでそれだけは本当に勘弁してください」

「どうしよっかなぁ~♪」

さっきまで俺にからかわれてしょんぼりしてた癖に上機嫌になりやがって…!図に乗るな小娘が。だが明日の朝本当にピンポン押されたら困っちゃう。剣士超困っちゃう。あれ?なんかすんなり受け入れてたけどなんでいるの?てか明日も来るの?ちょっとやめて、この変態、通報しますよ!


俺が葛藤しているうちに波島波瑠は鼻歌を歌い、スキップをしながら家の角を曲がっていった。スタート早いな。

「なぁに騒いでるのお兄ちゃんー?」

「いや、なんでもない」

こんだけはっきり騒いでおいてなんでもないが通用するわけないんだがとりあえずなんでもないと言っておこう。馬鹿だから通用するかもしれん。

「あ、わかったぁ!波瑠サンがいるんだね!」

欠片も通用しなかった。作戦失敗!直ちに帰還せよ!いや、帰還したら駄目だ、出発しないと。ヨーソロー。

「剣士くん早くしてください~」

先に行ったかと思っていた波島波瑠が戻ってきていた。全く騒々しい、だが今は助かる。渡りに船と言うやつだ。これに乗らない手はない!

「あぁ、いま行く」

波島波瑠のところまで追い付き、並んで歩き始める。

「さぁ、行きましょう剣士くん♪」


こうしてまた、俺の1日が始まる。














「ちっ……間に合わなかったか!!明日は私も早く出るべきかッッ」


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