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中2病にも程がある!!  作者: 天宮城リベル
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思い通りにはなかなか行かない5

私に教えてくれないなら、お兄ちゃんからしゃべらせるようにすればいい。発想の転換をすればいいんだよ、お兄ちゃんを追い込んで、自分から現状を説明させられる状況を作ってしまえばいい。

そこでお兄ちゃんをしゃべらせるために必要なのはお兄ちゃんが逆らえない存在だ。けど私じゃそれはできないからその役目は私じゃない。事の発端でもあるあの波瑠サンでもない。じゃあ一体誰だと思う?その人はね…!

「ただいま帰りました」

そう!お母さん!

お兄ちゃんはお母さんの言ったことには素直に従うからね。


さてさて、それじゃあどうやってお母さんを見方に引き入れようか。

作戦1!

事情を都合のいいところだけ言う!

いや、これしかないでしょ。逆にこれ以外が思い浮かんでこないよ。

じゃあどうやってお母さんに伝えようか。とりあえず今から言いに行けばいいか!

そう決めて私は自分の部屋をでて、階段をかけおりる。リビングのドアを勢いよくあける。

「お母さんお帰り~!!!」

「はい、ただいまです。それと夜宵、階段はもっと静かにおりてきなさい」

そして怒られた。まぁそんなことはどうでもいい。お母さんにお兄ちゃんの話題をふるためにまず、当たり障りのない会話からしていこう。

「お母さん~今日の夜ご飯は~?」

最初にご飯の話をする。これが定番だ。突然お兄ちゃんの話をしても???を頭に浮かべてくびをかしげられるだけだと思う。

「今日の夜ご飯は、野菜炒めとお刺身ですよ」

どうやら今日の夜ご飯は野菜炒めとお刺身らしい。わりとありがちなラインナップだね。私は好きだからぜんぜんいいんだけど。

夜ご飯もわかったところで話を進める。

「今日も作りすぎちゃダメだよ?」

「わかっていますよ!今日はちょうどいい量をつくります!」

ここまでは予定通り。お母さんの返事も計算済み、ここからお兄ちゃんの話にもっていく!!!

「昨日の造りすぎた肉じゃが、波瑠サンのとこに持っていったんでしょ?」

「そうですよ、剣士にお願いして持っていってもらいましたから」

「それでさそれでさ!その波瑠サンとお兄ちゃんが今日一緒に学校に行ってたのしってる!?」

「はい、知っていますよ?それがどうかしましたか?」

な、なにぃぃぃ?お母さんも知ってたの!?知ってるのは予想の範囲外だよ!!私の想像だと「あら、そうだったんですか!剣士もねぇ~」ぐらい言ってくれるかと思ったのに…!!

よ、よし、落ち着け、ここは冷静になるんだ。平静を装って話は続けなければ!!

「し、知ってたんだ!一緒に学校に行くなんてビックリしたよ!」

「幼なじみと学校に行くのは別におかしなことではないと思いますよ」

うーん、お母さんは節々に変な常識を持っているというかなんと言うか。幼なじみと学校に行くのは普通なのかな?私からしたら特別な事だし多分お兄ちゃんも特別な事だったと思う。てか皆そうじゃない?ま、まさかお母さんは毎日幼なじみと学校にいっていたとか!?

こ、これは考えないでおこう。うん、考えたら負け。

ちょっと予定とはずれた展開だったけど本題に入ろう。

「それとさ~、いつも早く帰ってくるお兄ちゃんが今日はやたらと遅かったんだよね、しかも玄関で何かぶつぶつ言ってたし」

さぁ!お母さん!!どう食いついてくる!

「……………」

ん?お母さんが黙りこんじゃったよ?

「お母さん?きいてる?」

「それは剣士に話を聞かないといけませんね」

あ、あれ~?なんかお母さん怖いんだけど?どうしよ、なんか変に大事になっちゃったかな?


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