学校生活は楽じゃない14
少し間が空いてしまいましが、更新は続けていくのでお付き合いお願いします!!
「生徒会の仕事というのはな…!!」
カッと目を見開き俺らの方を見てくる。ためないでいいから早く説明しろよ。
この人は常にハイテンションで運行しているのか、少しどころかかなり鬱陶しい。
この人の日常をおれは知らないが、いつもこんな感じなんだろう。それに付き合っている星之宮さんに桐宮さん、偉いと思います。
「特にない!!」
「「………はぁ」」
これでもかと気合いの入った仕事無い宣言。その発言に星之宮さんと桐宮さんが揃って肩を落とす。
「なんなんだこの会長は…」
「そ、そうだね…」
俺の呟きに波島波瑠も同意する。
だって俺らが入ってきたときと雰囲気が違いすぎるもん。先生と入ったときもっとキリッとしてたぞ。
それにこの生徒会って仕事ないのか?
「すーちゃん、その言い方ではだめですわよ。その言い方ですとまるでわたくし達が仕事をしていないように思われてしまいますわ」
やっぱり仕事が無い訳じゃないんだな。どれだけ適当な生徒会長なんだこの人は。もう星之宮さん生徒会長にしようぜ。
「いいですか?わたくし達の仕事はですね、主に先生方のお手伝いですわ。例えば、書類の整理とか備品の移動と確認とかですわね」
「ただ、それが来ないときもあるから特にないというわけだ!」
めちゃくちゃ仕事あるじゃねぇか!と思ったが案外そういうわけでも無いようだ。つまり依頼が来なければ仕事はないと言うことになる。良いのか悪いのかどっちなのやら。ただ、仕事が無いのは俺からしたら万々歳だ、働きたくない俺からしたら仕事は面倒だからな。仕事がないのならここに来なくてもいいしすぐに家に帰ることが出来る。生徒会に入っててもお手伝いのレベルとさして変わらない。
「だったら仕事が無い場合、ここに来なくてもよいということだな?」
「ちっちっち!甘いね剣士、そう言ってくると思ったよ。その思考、練乳より甘々だよ!君たちにはたとえ仕事が無くても生徒会には来てもらうよ!」
さりげなく、というか最早ストレートにここに来たくないといったはずなのに毎日来いと言われてしまった。しくじったな、それなら言わずに黙って実行するべきだったな。
自分の愚行に後悔する。まだまだ俺も頭の回転が悪いな。
「仕事も無いのに生徒会にきて私達は何をするんですか?」
波島波瑠が当然の疑問を口にする。その通りだ、一体何をするというのか。
俺が毎日生徒会に来ることで中2病が解決するのに繋がるのだろうか?あの会長は何か考えがあってそうするのだろうか?
「なぜかって?そんなの決まっているだろう?」
答えの分かりきったことを聞くなと言わんばかりの顔をこちらに向けてくる。
いや、全然わかんねぇから。そんな顔でみないで!!
「私がそうしたいからだ!!」
……………………………………………
しばらくの間、生徒会室に沈黙が流れた。
「月見里さんに波島さん、会長はこういう人なので理解してあげてください」
その沈黙を破ったのが桐宮美千留だった。
彼女の「理解してあげてください」と言う言葉とは対照的に彼女の目は完全に諦めていた。
まだ君、入学して1ヶ月なのに振り回されてきたんだな…。大変だったろう。
「しかし、来月の中旬には体育大会がある、必然的に仕事も増えてくるさ、心配することはない!」
この場の空気に気づかずか話を進める会長。あなたはもっと周りを心配してください。




