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中2病にも程がある!!  作者: 天宮城リベル
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家に帰ると事件が起きる 1

本編始めていきます。


「はぁ、…はぁぁぁ」

もはやため息しかでない。学校の帰り道、脱中2病について考えている。思考を加速させ常に考え続けろ…。うん、これがダメだな。この発想がすでにアウト。だから脱中2病ができない。ちなみにこの回答にすでに6回たどり着いてる。そう思うとため息が止まらない。このまま中2病成分が出ていかないだろうか?もうちょっとやってみよう。

「はぁぁぁぁぁぁ、はぁぁぁぁぁぁ」

やっぱり意味なんかな…

「お母さん!あのおにいちゃんさ、はぁはぁいってるよ?なんで!!」

「ダメ!見ちゃダメよ、危ない人だからあんな人いたら逃げるのよ!」

「はぁーい!」

「……」

これは中2病以前の問題が発生したようだ。どうしてこうなった?自業自得か。いやー、つらい、これは心にクるね。ザックザククるね。俺のHPが削られまくってる。やだよもう。あー、こんな日は空を見上げよう。今日は空が青…青くないじゃん。なんだよ曇ってるじゃん。まぁいいや、曇り空見よう。あれ?今度は空が霞んでみえ…いや、なんで霞んでるんだよ。泣いてないぞ?あ、雨か。なんだよ雨まで俺の敵なのかよ。なんだよ…グスン。

雨に濡れながら家路を急いだ。





「剣士くんは傘を持ってたのかなあ」




「ただいま」

びちゃびちゃになってやっと家についた。さっきの「はぁはぁ」事件もあり気分が駄々下がりだ。勘弁してほしい。そんな事を考え靴を脱いでリビングにはいると仁王立ちしてるやつがいた。いやなんで?

「よく帰ってきたぞ我が半身よ」

は○ないのこ○とみたいなこと言ってんな俺の妹。

そう、仁王立ちでいたのは俺の妹の月見里夜宵(やまなしやよい)だ。お察しの通り中2病である。きっと俺の影響なんだろうなー、血は争えないんだなー。と考えつつ

「あぁ、今かえったぞ」

中2病で応戦。なにやってんだ俺。でもこのやり取りはキライじゃない。俺も中2病だし、何せ妹だからな、仲良くしていたいものだ。シスコンみたい。

「お兄ちゃん何でそんなびちゃびちゃなの?」

急に素に戻るんじゃない、こっちが恥ずかしいだろ。

「雨にあったんだよ、傘もなかったしな」

「朝の天気予報で雨降るって言ってたじゃん」

「お、おう。そうなのか、気がつかなかったわ」

「バカだよねぇ、お兄ちゃんは」

クスクス笑いながら妹は軽快な足取りでリビングから出ていった。知ってたなら教えてくれてもいいんじゃないですかね?ぶつぶつ心のなかで文句を言いながら服を着替え再び物思いに更ける。

自室に戻り椅子に腰かけ部屋を見渡すと

「普通の部屋だ」

どこからともなくそんな言葉が出てくる。勉強机に椅子、ベットに本棚、実に普通だ。中2病だがアニメが超大好きで愛しているわけではない。好きだけどね?だからアニメのグッズもない。少しだけあるけど。謎の意地を張っている内に自然と目が押し入れに向いていった。あの押し入れの中には俺の黒歴史が詰め込んである。ノートやら服やらアクセサリーやら…脱中2病を掲げてから全部しまってある。捨てようと思ったが忍びなくてすてられなかったのだ。脱中2病するには捨てた方がいいのかな?いや、捨てなくていいよね?かわいそうだよね?いや、考えが甘いから脱中2病出来ないんだ。頭の中がぐるぐる無限ループに入ってきたのでベットにダイブ。現実から目を背けよう。現実逃避♪現実逃避♪

ベットにダイブしてからほどなく睡魔が襲ってきて、俺はそれに逆らわず眠りについた。

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