学校生活は楽じゃない10
「ッッッ!!、うるさい、ここは職員室だぞ」
余程俺らの声が響いたのか耳を抑えてしかめっ面をしている。
「「すみません…」」
職員室で大声を出してしまったのは申し訳ないが、これが叫ばずにいられるものか。生徒会だと!?どうしてそうなるんだ、それがなんの中2病問題の解決になるんだ?むしろ知らない人と話すなんて中2病出さずにはいられないぞ!?先生はなんの思惑があって俺を生徒会にいれるんだ?
「お前たち2人は成績もいいから問題ないだろう」
「いやいやいや、なんで生徒会にはいるんですか!?」
先生が話をまとめようとしているところを阻止する。
「?、だから中2病問題のためだ。今言ったろう?」
今いったけど!確かに今いったけども!なんの事やらわからないから聞いてるんだよ!
全く理解が追い付かない。脳が考えることを放棄し始めている。
「今期は人が集まらなくてな、月見里の更正にもってこいだと思ってな」
この人はもう俺の意見を聞くきなんてない。確定事項のようにつらつらはなす。波島波瑠に至ってはぽけーっとしている。おいしっかりしろ、おまえがそうなってどうする。大体生徒会で何をするんだ?生徒会がしてることなんて知らないぞ?というか生徒会って仕事してんのか、名前だけじゃない?
「生徒会で、な、何をするんですか?」
「ん、あぁ、その事なんだが…5時間目の時間が迫ってきているから放課後に話す。そのあと2人を生徒会室につれていく」
大事なことはなにも教えてくれないのか。
話は以上だと言わんばかりに先生はコップをもって席を離れていった。
先生も中2病の事について考えてくれていたのはうれしいし、ありがたい。俺も脱中2病を考えていたから。
だけどそこでなんで生徒会なんだろうか。訳がわからない。だが必ず意味があるはずなんだ。俺が生徒会に入るメリットはなんだ、それで得られる成果はなんだ、なぜ俺の中2病が解決するのか。
「帰りましょう、剣士くん」
いつの間にか立ち直っていた波島波瑠に声をかけられ思考が途切れるが、
「貴様はどう考える」
おそらく俺と同じことを考えていると踏んで、質問をぶつける。
「貴様ではありません。波瑠です」
「うっ……は、波瑠はどう…思う」
「私にもよくわかりません。ただ生徒会には会長と庶務と会計しかいないはずですよ」
なるほど、確かに人がいないな。
だけどそんな生徒会に何があるんだろうか。
何回も同じ事を考え、答えにたどり着かない。
「時間がないので急いで教室に戻りましょう♪」
「そうだな…」
2人揃って席をたち、職員室からでる。
もうすぐ授業が始まるためだろう、人の気配がへっている。
そんな中歩く俺らの足音はよく響く。普段なら女の子と歩くなんてめちゃくちゃ緊張するはずが、先生が投下していった爆弾のお陰でそれどころではない。
1人で黙々と考え込む。考え事に集中すると周りが気にならなくなる。これは俺の特技なのかもしれない。
しかし、このときばかりは俺の特技が仇をなした。
「きゃあっっ!!!!」
「うわあああ!?!?」
曲がり角をもうスピードでかけてきた人とぶつかってしまった。これなんてラブコメ?
全く気がつかなかった。さすがにこれは俺が悪いな、周りに気を配らなさすぎた。
「大丈夫ですか?2人とも?」
俺は波島波瑠に手を貸してもらし立ち上がる。まって、さりげなく手を触っちゃったよ!やだはずかしい!!女の子ってそういうの気にしないの!?
「どこか怪我してない?」
俺の事なんてどこ吹く風、波島波瑠は俺に突撃してきた子に声をかけている。もうちょっと俺の事気にしてくれてもよくない?
「ちょっとあんた!どこみてあるい…じゃなくて!えっと…ごめんなさいぃぃ~~~~~!!」
なにか言いかけたとおもったら、謝りながら走り去っていった。なんだったんだ?
「行っちゃいました…仕方ありませんね、怪我してないといいですけど…」
波島波瑠は心配そうに走り去っていった方向を見つめる。だがそこには誰もいない廊下がひろがるだけ。
「帰りましょうか♪」
そういって歩き出すとチャイムがなった。2人仲良く遅刻である。
投稿少し遅れました、もうしわけない。




