学校生活は楽じゃない9
「まず、なんで呼ばれたと思う?」
コーヒーを飲みながら先生は俺に聞いてくる。なんでと聞かれても全くわからん。自問を繰り返しても答えは見つからないままだ。とりあえず無難な成績とでも言っておこうか、
「我の知力のことか?」
成績を知力とか言っちゃうあたり、かなしきかな。いかんな、今日学校で全然中2病抑えられてない。もっと自重しなければ…。
「そんなわけないだろう、お前の成績は学年でも10番に入ってるんだぞ、呼び出す理由なんかない」
「!!!」
隣の波島波瑠がめちゃくちゃ驚いた顔をしてこっちを見ている。なんだその顔は、俺の事を馬鹿だと思っていたのか?フン、甘いぞ小娘。我はそこら辺の低脳どもとは違うんだ、フハハハハハハ。
中2病はここら辺にしといて実は俺、自分で言うのもなんだが賢かったりする。中学校から中2病やってるけど勉強もちゃんとしてたから成績はいい。友達いなかったけど。ただただ中2病してきたわけじゃない。というか勉強できる頭があるならそこで気付けよ俺、中2病やめたほうがいいって…。
「ならば聞き方を変えようか。月見里、お前の1番の問題はなんだ?」
質問の聞き方を変えられ俺はピンときた。なるほど、そういうことか。おそらくこの先生は俺の中2病をどうにかしようとしているんだ。高校2年なってもこじらせ中2病を発動している俺を矯正、つまり、中2病の対策をするつもりだろう。
「中2病…ですか?」
ほぼ確信を持って答える。
「あぁ、その通りだ。自分でもわかってるじゃないか」
やはり俺の予想通り。だがここで疑問が1つある。なぜ、波島波瑠の同席を認めているかということだ。さっき先生は「波島にも放課後話をしようと思っていた」と言った。これが俺の事とは関係のない別件だとしたら今ここに波島波瑠が同席しているのはおかしい。同席させる理由がない。今いるってことはわざわざ同席させている、ということになる。つまり放課後波島波瑠を呼び出そうとした理由も必然的に俺の事ということになる。先生は波島波瑠に俺の中2病の対策をさせるということなのだろうか。だが一体どうやって。
俺が考えている内に再び先生が口を開く。
「そう、お前の中2病についてだ。お前のその中2病は早急に解決しなければならない問題だ。今後その中2病はお前にマイナスの影響しか及ぼさないだろうからな。だから私もお前の中2病を何とかするために手伝ってやろうと思ってな。そのために波島もよんだんだ」
どうして波島波瑠が必要なんだろうか、俺の脱中2病になんの関連があるんだ?
「なんで私が必要なんですか?」
俺が思っていたことを波島波瑠が先に口に出した。
「ここ最近、月見里と接触したのが波島だったからだ、しかも波島から月見里に話しかけた」
「そうですね、剣士くんとは幼なじみですからね」
「ほう、2人は幼なじみだったのか…なら調度いい」
先生が波島波瑠を呼んだのは昨日俺と話したからなのか。逆に昨日話したのが全く知らん奴だったらそいつが呼ばれてたのか。そう考えるとまだ波島波瑠でよかった。それと今の調度いいってなんだ?
向かいに座る先生は再びコーヒーを一口飲むととんでもないことを言い出した。
「これが昼休みに呼び出した理由だ。中2病問題の"解消"のために君たち2人は生徒会に入ってもらう」
え???
「「えええええええ!?!?!?!」」
俺と波島波瑠の叫び声が職員室に響き渡った。
全然関係ないですけどSAOすごい面白かったですね!2回も見てしまいました。




