学校生活は楽じゃない8
先生に促され職員室の休憩スペースに腰かける。なんというかタバコ臭い、机に灰皿おいてあるし。仮にも学校で教師という立場なんだからわきまえない?生徒の前にタバコとかおいちゃダメ!
とか思ってると先生が口を開く。
「じゃあ、まず遅刻してきた理由を聞こうか」
やっぱりきたか、呼び出した理由の前にまず説教。こんなところで言い訳しても無駄だろう。
「情報の渦に飲まれ、遥か彼方へと消え去ったからだ」
「つまり、忘れていたと?」
「………はい」
「ほう、この私の言ったことを忘れるとはな」
先生がとても怒っています。すんごい怒ってるよこれ、こめかみに青筋走ってるし、漫画みたいな感じのでてるよ。今にも俺に殴りかかってきそう、まるで噴火直前の火山のよう。これほんとに殴られるんじゃない?しかも放送スルーしたことを聞かれたら…
「次に私の放送を無視したことについてだが、言い訳はあるか?」
ほらきた、放送スルーの件。だめですよ、そんなに怖い顔したら。それに声にドスが聞いてますよ先生。あなた女性でしょ?もっとおしとやかに立ち居振る舞わなきゃ。
「聞いているのか?月見里」
「ひゃっ、ひゃい!!」
怖いよ!迫力ありすぎでしょ、返事がひゃいってなったよ。この迫力、この目力、確実に何人か殺っているな?このまま俺もこの世から消されてしまうのだろうか。
「まぁいい、来たからよしとしようじゃないか」
よかった許してもらえた、これで俺はこの世から消されずにすんだようだ。どうやら絶体絶命の状況から切り抜けることができたみたい。もう疲れたから帰っていいですかね。
「それじゃあ本題に…行きたいところだが」
「はい?」
これ以上俺が何か追求されることがあっただろうか?はて、記憶にございませんなぁ。
「なぜ、波島までいるんだ?」
「………」
波島波瑠がいましたね。そりゃ不思議だよね、俺だって不思議だよ。なぞなんですよね。これは世界三大七不思議の1つだ。それ、21不思議じゃん。なに言ってんだ俺、しっかりしろ。世界七不思議ですね、訂正しお詫び申し上げます。
さて、先生にはなんて説明しようか。つれてきてもらいました?それだと俺が1人でなにもできない子供みたいじゃないか。そんな説明はいかん。じゃあ何て言えば…
「先生、私が剣士くんをつれてきました!」
俺が口を開くより先に波島波瑠が口を開いた。あーあ、先生に1人でなにもできない子だと思われた。なんで先に言っちゃうかな、もっと誤解の生まれない言い方があったでしょう。わざとなんですか?
「なるほど、私の放送を無視した月見里をつれてきてくれたのか」
「はい、教室からひっぱってきました!」
どうしてそんなに嬉しそうに言うんだ。そんなに俺をつれてきたことが嬉しいのか?俺を所有したいのか?傷つくからやめてくれよ…
「ちょうどいい、波島にも放課後話をしようと思っていたんだ。それじゃあ本題に入ろうか」




