学校生活は楽じゃない7
「うあぁぁぁぁぁ!?!?!?」
耳元でどでかい叫び声が聞こえ本の世界から現実に引き戻される。耳がキーーーンってなってる。
「なんだ、騒々しいな。我の読書の邪魔をするな。」
中2病が出たが今は関係ない。俺は読書の邪魔をされるのがとても嫌いだ。ゴキブリの次ぐらいに嫌いだ。大体、休み時間になんの権利があって俺の読書の邪魔をするんだ。ゆるさんぞ。
「それは、そうなんだけど…。じゃなくて!!剣士くんご飯たべおわったんでしょ!?」
「無論だ、だからこうして本を読んでいるんだ。邪魔をするでない」
昼ごはんを食べ終わって俺は休み時間を有意義に過ごしているんだ。何も問題はない。なのになぜ波島波瑠はそんなにもあわてて俺に声をかけるんだ?
「剣士くん、休み時間に先生に呼ばれてるんでしょ!?さっき放送なってたよ!!」
「は?」
「だーかーらー!朝先生に職員室に来いっていわれてたでしょ!!」
「あぁ…」
そうだった。そう言えば朝先生に呼ばれたんだった。完全に失念していた。本に集中しすぎて放送が聞こえなかったみたいだ、先生に怒られるなぁ行きたくないよぉ。
しかし放送までして俺が呼ばれる理由は何なんだろうか。でもなぁ、今さら行くのもとても面倒だ。
「剣士くん!、はい、立って!行くよ!!」
「あぁ、わかったからそんなに騒がしくするな」
このまま座っていて波島波瑠に騒がれれば目立ってしまう。目立ちたくないから渋々立ち上がり教室を後にする。あぁ面倒だ。
それで、だ、
「なんでいるの?」
「なんでって、なんで?」
どうして波島波瑠までついてきている、何でだよ。俺の用事にあなたは関係ないでしょう?しかも俺の質問に質問で返すな、俺が聞いてんだ、答えなさい。さらにいることが当たり前のような発言をしている。なんでなんだ。
「えっと…その………そ、そうだ!剣士くんが1人だと行かないかもなので監視です!そう監視です!」
俺のその扱いはなんなんだ、完全に飼い主の気分じゃないか。犬のリードを離したらどこに行くかわからない的なあれか。あなたは俺を躾ようとしてるの?一体俺はなんて扱いを受けているんだ…。
波島波瑠の俺に対する扱いにショックを受けながら職員室に向かう。
俺が過ごしている教室は3階の東側のはじっこで、向かっている職員室は西側のはじっこだから微妙に距離がある。とくに階段ののぼりおりがしんどい。エスカレーターとかエレベーターとかつけてくれないかな?もっと現代風に学校も進化を遂げていくべきである。他にも暑い夏も寒い冬も学校内の温度を均一にするとか。高望みもいいところですね、はい。
叶わぬ願望を抱きつつ職員室についた。
「ちゃんと来ただろ?大丈夫だ、貴様はもう帰れ」
ばんばん中2病出ちゃってるけど波島波瑠をここから離すためには致し方ない。おとなしく元いた場所にもどりやがれ!
「じゃあ入りましょうか、失礼しまーす」
俺のことなのに職員室来たのになんで俺より先に入っちゃうかな?俺が女の子つれてきた挙げ句先に入らせてるみたいだろうが!しかも俺が意見したことは全部スルーしてるしね。中2病をスルーしても意見はスルーしないでいただきたい。もはや波島波瑠に対して俺が意見しても無意味なのかもしれない。絶対聞く気がないだろあれは。
ここで俺が入らないわけにもいかず波島波瑠に続き職員室にはいる。
「遅いじゃないか、こっちに来てここに座りたまえ」




