まちのなか①
街の中に入ったはいいけど・・・目立つよね・・・。
私の顔はまさに美少女と言った様子をしている。まぁ、作ってるだけだからね?まぁそんな無表情美少女が街を歩いてたら当然注目される。
とりあえず路地裏に入って綿を作る。さらにその場で加工してフードを作る。
これで良し!
・・・街の中はどんなことが起きるか分からない。
リサが言うには私は植物系魔物に分類されて魔物は見つけ次第討伐依頼がでる。
私がどのくらい強いのか分からないけど多勢に無勢なことはあるだろう。ならどうするか?そう!予め分身体を町に蒔くことにした。
【森の王】を倒してから使えるようになった『眷属生成』私の種を生み出して足元に落とす。それを踏みつけて土の中に隠す。
これでよし!もし万が一私に何かあった時は『眷属』が周囲一体のエネルギーを吸って大暴れする。その隙に逃げることにしよう。
「おいおいねーちゃん。こんな所にいたらあぶねぇぞ」
「そうそう。悪ーいオオカミに襲われちゃうぞ?」
「俺たちが安全なとこまで連れてってやるからついてこいよ」
ガラの悪い男3人。手には武器を持っている。
確かに異世界の街中は治安が悪いのは王道といっていい。だけどリサよりも纏う魔力が少ない?もしかして弱いのではないだろうか?
「おいおい。どうした?さっさとついてこいよ」
「あぁ、お礼にちょーっと付き合ってもらうけどな」
「何日後に帰れるかはしらねぇけどなぁ!」
下衆が。
私は手のひらから種を飛ばす。
バシュッ!!
飛んで行った種は男たちの装備を貫き、肉に埋まる。
「ぐぅ!?な、なんだよ!」
「いてぇ!いてぇよぉ!」
「なんだ!?なにをした!!」
こいつらは屑だ。人の中でもクズの部類だ。
そんなクズはいない方がいい。
種を媒介として一気にエネルギーを吸い取る。
「「「かっ!?」」」
一瞬で干からびた男たちはそのまま地面に倒れ込む。
エネルギーだけでなく水分も吸い取ったようでカピカピに干からびたクズは地面に倒れた瞬間ポキポキと折れてしまった。
っあ!やっちゃった・・・。
思わず殺しちゃったけどここは町の中。いくらクズでも殺人はよくない・・・。
まぁ、証拠がなければいいか。
手を翳した瞬間、手のひらが食肉植物に代わり干からびていた物を食べた。
うぇ、まずい。
というか人を殺してもなんとも思わない・・・私は人じゃなくなったって事なのかなぁ。
見た目は人間、中身は植物、その名は・・・ライア!
とかしてる場合では無い。すぐに路地を離れて大通りに戻る。
そして再び街に種を植えていく。
何度か襲われることもあったがその度に吸収していく。
気づけば大通りとは真逆のスラム街と思われる場所まで来ていた。
スラム街の人々は汚れも落とさず服も汚れたり穴が空いてる。そしてどこかギラつく見えるもの全てを敵に思っている目。
「おねーさん、ここはあぶないよ」
そんなことを考えていると魔力を感じない少女がこちらに来た。
見た瞬間、私は驚く。
魔力はない。魔力はないが別の『ナニカ』を体に宿している少女。
私はこの先、長い付き合いになる少女と出会った。




