侵入
「えーっと・・・それは難しいと思います」
助けた人間に断られた!
「ナゼ?」
「っ気を悪くしないでくれ。私としては助けてもらったしあんたの願いを叶えてやりたいが街には結界が貼られている・・・失礼だがあんたは魔物・・・だよな?」
なるほど、確かにさっきのような魔物が街に来たら危険だよね・・・。
「ケッカイニツイテオシエテ」
「け、結界は詳しくは分からないけど聖教会っていう魔物は世界の毒と言っているやつらが貼っていて魔物は弾かれちまうもんってことしか・・・」
「ソウ、アリガトウ」
魔物が入れない理由はなんだ?多分素材とかは持ち帰れるはず。だってリサの装備には魔物の素材が使われてるみたいだし・・・。
「トリアエズアンナイシテ」
まぁ、なるようになるでしょう。私は気絶させてる男を担ぐ。
「分かった・・・」
苦虫を噛み潰したような顔をしたリサの後について行き私は初めて森の外に出た。
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と、リサに着いて来たはいいけど・・・。
「コノケッカイスゴイ」
街まで案内してもらったリサにはリュージを渡して森で倒した魔物の素材を持たせて街の中に入ってもらった。
この街の結界。マナの気配の他に何かエネルギーを感じる。より高次元の生命体の気配。
リサは聖教会と言っていたもしかしたら『神様』が絡んでるのかも・・・。
改めて結界に触れてみるとバチッ!っと音がして手が弾かれた。
ただ私は多分だけどこの結界を通れる。
触れるか触れないかギリギリのところまで手を伸ばしてエネルギーを吸い上げる。
吸った瞬間はズキズキと焼かれるような痛みがあったがそれもすぐになくなり吸収効率はどんどん上がっていく。
ただ、結界全てを吸収するのは良くない。この街が魔物に襲われてしまうので私の全身に行き渡る程度にしとく。
吸収し終わり、改めて結界に触れると素通りできた。
既に見た目は人間そのものなので街に入って問題ない・・・だろう。
門まで行き衛兵さんに挨拶して通る。
うわ!ざる衛兵だ・・・
私は特に何かを検査された訳でもなくそのまま街に入ることができた。




