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新たな住人と決意

人攫いたちが壊滅してから3日。


保護した人々は段々と元気を取り戻してきた。


初めこそ自分たちの境遇を嘆き、泣いて許しを乞うようなことをしていたが全身傷だらけの少女を癒してから少しずつ打ち解けるようになってきた。


今回保護したのは男性が2人、女性が3人、子どもが8人の計13人だ。初めはかなり警戒していた女性達も服装の話をするにつれて打ち解けて言った。男性達は、助けてもらったのにお礼をしないなんてありえないと畑を作ってくれている。現状、私は食べないが街を作るのなら必須になるだろう。・・・いや、私植物はほぼ無限に作れるからいらないのな・・・?


まぁ、私がいなくても回る町っていうのはいいよね。私に依存したらもし私に何かあった時にすぐ滅んじゃうし・・・。


とりあえずこのまま街づくりは続けていく。男の住人・・・茶髪に濃い髭が特徴のグレアから「街の象徴になる拠点を真ん中に立てて頂きたい」と申し出があったので現在私は私の家をリフォームするために案を捻り出している。


グレア曰く、最終的には私の面倒を見るメイドや執事をつけ、他の街、国から来た要人を受け入れるための設備になるらしいのでそこそこの大きさがいる。


最初に思い浮かんだのは某白い家だ。要人を迎え入れるのにはいいが私は植物しか動かせない。白い植物は見つけていないので却下だ。次に思い浮かんだのは日本ならではの木造建築。柱や骨組みも私なら弄り放題の忍者屋敷が爆誕するが・・・それもまたいいね!


構想をそのまま植物に伝えて組み立てていく。私の力でしか反応しない回転扉から蔓を引けばすぐに罠が作動する仕掛けも作った。


当然、森の中にこんな物を建てると周りの魔物たちが寄ってくるので警備のドライアドを倍の数に。


現状、戦えるのは私くらいなのでそこら辺はしっかりと守る。


ゆくゆくは私につぐ実力を持つ人達で近衛兵を作りたいけど、それはまた夢の話だ。今は今いる人々を生かすことが優先だ。食料はとりあえず森の魔物や植物で事足りる。なら私はどんどん固有種を倒すための準備をしよう。


少し気を抜けば死ぬ可能性だってある。リサ曰く、国すら落とせるのが固有種とのことだ。


今の私だって国を壊滅させれるかさせれないかと言われたら・・・できる。単純に国中に種をまいて食べれる植物を軒並み食い尽くすことや人攫いの時に使った自爆するドライアドを大量生産して特攻させることなどやれることは沢山あるが1対1の戦いだとやれることが少ない。


単体性能が低いんだよなぁ。


ドライアドという生物はそういうものなのだろう。ただそれだと本当に困る。ならどうするのか?そう。外部ツールを作ろう!


私には知識と思い浮かべる植物を作ることができる能力がある。最初に思い浮かんだのは相手を養分に成長する種を生み出すこと。街の中で1度やった種を媒介に

エネルギーを吸い取る方法。それを応用してエネルギーを使い即座に成長、実をつける植物を生み出す。嫌がらせも含めて完熟した実は爆発するようにする。


他には・・・毒がいいだろう。食虫植物が使う酸や触れるだけで失神する猛毒を作り出し体の中に蓄えておく。あとは・・・体を作り直す。


元々なるべく強い植物で外装を作っていたが今からさらに強く出来るだろう。


久しぶりに外装を脱ぎ、コアを新たに包み込む。


硬いだけでなく、柔軟性も兼ね備えた植物。


こうして私は新しいボディに生まれ変わった。

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