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87)エッチな人妻みたいなことするやん?

 今日は珠天先生の所に健康診断に来ていた。

 紅龍様達に健康診断しておけと言われたからだ。


『チッ、暑い中、めんどくせ……。秋になったら行きまーす(行かない)』と思ったものの、紅龍様やサングレやガルーに何でかウルボラまで行っておけ(行ってください)と五月蠅いので来たわけ。

 診断も採血も無事に終わり、ハーヤレヤレと思っていたら、珠天先生が重箱を取り出してきた。

挿絵(By みてみん)

「丁度お昼だし、ごはんにしよっか♥」


 先生の激ウマ重箱弁当!! 内容もボリュームも最早おせち!

 思わず『じゅるり……』してしまう。

 先生の料理、丁寧にダシから作ってるらしいから(茨鬼君情報)私が作っても同じ味にならないのよね~。(大体クソマズメシになり、ガルーらと一緒に食べるハメに)


 そうしたら……。


 珠天先生がおかずをお箸で掴んで「はい、あーんして♥」と差し出してきた。何事!?

挿絵(By みてみん)

「採血したから、利き腕が痛いかなって……」


 先生、私アカチャーンじゃないです! 今すぐ剛速球を投げれるくらい元気です!

 でも先生をショボーン(*'ω'*)させたくないから、大人しくあーんする。

 すると、そっと口に入れられるおかず。咀嚼すると、先生が目を細めていた。

 そして低音の甘い声がかけられる。


「……良い子だね」


 なんかエッチじゃない!?

 そう思う私がエッチなのか!?


 腕白小僧3ガルー・サングレ・アリアを育ててきた私より母性あるんじゃない!?


 私がモッモッと食べ終わるたびに「次は、どれがいいかな?」と小首を傾げて問われる。

 私よりヒロインぢからあるんじゃない!? 45歳のおじ……お兄さんに思えない!!


「えっと、次は~」

「焦らなくていいからね」


 優しい声にウットリしてしまう。

 でもゲームではこの声(CV/マトリョーシカ五郎)で超ソフト優しく責めるのよね先生。

 紅龍様と3Pとかあるし。


 そういえば先生のスチル、乳首にもヘソにもピアスしてたな……だから、この間のプールで泳いでなかったのか……とか考えてたら、鼻血が出た。

 先生が驚いて立ち上がる。


「ディディさん!?」

「ち、違うんです違うんです! エロいこと考えてただけなんです!」


 アッー! うっかり本音で話してしまった!

 先生は「そうだったのか~」と、のほんとしてるけど! 普通、引きますよ!

 先生に鼻血を拭かれながらワタワタ言い訳してしまう。


 すると先生がクスッと笑って、そっと耳元で囁く。


「エッチなことって……僕と?」

「ブフォッ!」


 また鼻血を噴いてしまった!

 それが答えになってしまっている。

 先生は微笑みながら私の鼻血を拭き拭きしつつ、呟いた。


「……そうだったら嬉しいなって思ったんだけど、ホントだったんだ。あはっ」


 先生はウィンクしながら人差し指を自分の唇の前に立てる。


「……紅龍クンにはナイショだね。カレ、嫉妬深いから」


 な、なんというエッチな人妻感……!

 いや、珠天先生って小悪魔なんじゃ……と、翻弄された一日だった。

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