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四章 九話 冬の予定

ガラムさんが村を出て二週間ほどたった。

私たち家族はいつもの作業を続けていた。

同時にトトさんの子供の部屋の準備も順調に進んでいた。


そんな中、トトさんが村の外に工房を作るという話を聞き、

その為の木材を集めることになった。


ただ時期が悪く、木材の乾燥も難しい時期なので、

暫くは石工の元で生活を続けるそうだ。


そんなトトさんの話しを聞いていると

面白い話を耳にした。

村の為に水路を作るそうだ。


私はその水路作りに興味がわき、

サウロさんに相談をする事にした。


「サウロさん。

トトさんが水路を作るという話は知ってますよね?」


サウロ「おお、聞いているぞ。

工房もなく、今冬は鍛冶が出来ないからと、

工房の為の木材集めのお礼とか聞いたな。」


「そうです。

私はその工程に興味がありまして、

冬の休みの時期はトトさんのお手伝いに行こうと思うのですが、

よろしいですか?

もちろんトトさんの子供の様子を見ながらですけど。」


サウロ「そんな事か。

作業が出来ない暇な時期はお前の好きにしろ。

その時期になれば俺達も暇になる。

トトさんの子供を見守るのも問題ない。

一応話をしてくれれば、何も言わんぞ?」


「ありがとうございます。

では木こり作業の無い時。

子供の状態を見ながらですが、

トトさんの元へ行くようにします。」


サウロ「お前、楽しそうな顔をしているな。」


「ええ。正直楽しみです。

それに私は[クリエイト]スキルで圧縮が使えるので、

役に立てると思うので。

これで少しでも野菜を作っている家庭へ、

恩返しができます。」


サウロ「相変わらずだなお前…

まーお前が楽しそうだし何も言わんが、

無理はするなよ?」


「わかりました。」


ルカ「おにいちゃん。何かするの?」


「うん。木こりの仕事が無い時は、

トトさんのお手伝いをしようかと思ってね。」


それを聞いていたソエルが声を上げる。

ソエル「あー!ずるい。

私もトトじいと一緒に仕事したい!」


その声を聴きルカも急いだように声をあげる。

ルカ「あー!ソエルずるい。

ボクもトトさんと一緒に作業がしたいよ!」


「ルカとソエルにはトトさんの子供の様子を見てもらいたいけど、

子供の様子を見ないとどうしようもないんだよな…

その子の様子次第だけど、

水路の手伝いをしたいというなら、

様子を見ながらになるけど、お願いしようかな?」


ルカ「もちろん、その子の事もちゃんと見るよ。

それでもずっと一緒に居られるか分かんないし…

それなら他に出来る事をやったほうが良いもん。」


ソエル「だよね。

その子の事も大事だけど、

どうなるか分かんないし、

それなら他にも考えたほうが良いよね。」


ルカ「うん!」


サウロ「冬に休むのも大事なんだがな…

まー子供は動く方が良いか。

ミノリ一緒につれてってやってくれ。

メリイもすまないが宜しく頼む。」


「わかりました。」

メリイ「わかったわ。任せてちょうだい。」


まずはトトさんの子供の事を第一に考える。

その子の様子を見ながら、

天気のいい日はトトさんの手伝いをする。

天気の悪い日は家で大人しく過ごす。


こうしてサウロ家の冬の予定は決まった。


本作をお読みいただきありがとうございます。


本日12時に短いですが

外伝を予約しています。


外伝の内容は読まなくても本編には関係ない部分なんですが、

どうしてもトトの頑張りを残したくて外伝で書きました。

短いですが、お読みいただけたら嬉しいです。

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