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四章 七話 外伝 村の外周の散策

柵の周りがどうなってるのか気になった私は村の外周を

反時計回りに回ることにした。


石工裏にある出入り口から少し歩くとすぐに

何時も見る大きい出入り口が見えた。

今日はアルドさんが門の前に立っていた。

私は挨拶を交わして、先に進む。


門を過ぎてさらに進むと収穫の終わった畑が見えた。

でも私が思ったほどの大きさや規模ではないことに気が付いた。

これで村の野菜の需要を賄えるのか?

と少し疑問に思いながらも進んでいく。

すると生前、養豚場を車で通りすぎる時に感じた

臭いが漂ってきた。

正直良い匂いとは言えないけど生活に必要な物なんだよなと、

そう思いながら歩いて行く。


そこには大きな丈夫そうな豆腐建築が並んでいた。

建物の奥には森が見えて、良い絵になりそうだな。

と純粋にその光景が気に入っていた。


私が見た家畜場は、

村の人数的に想像していた以上の規模だった。


その景色に少し圧倒されて足を止めていた。

すごいな。こんなに大きかったんだ…

素直に驚いた。


これを数人くらいで管理している?

ルカやソエルもそうだけど、

大人もそうなんだ…

私の想像以上に逞しいんだ。

やっぱり私の生前の常識は通用しないな。


想像を超える家畜場の大きさに驚きつつも

今いる世界の現実を確かに感じ取った。


家畜場の規模は大きかったけど、

この周囲に見える畑は、

村の維持に必要な野菜を作れるとは思えなかった。


しばらく歩くとサウロ家の出入り口になっている、

よく見る門が見えた。


家畜場は見たけど、畑はどうなっているんだろう…

どうせなら見てみたいな。

そう思い、もう一周しようと歩き出した。

サウロ家の門を超えしばらく歩くと大きな倉庫が見えた。

肥料のようなにおいがすることから、

この大きな倉庫で肥料などを作っているのだろう。

そしてさらに進むと数多くの畑が広がっていた。


壮観だなー。

生前見た、サトウキビ畑を思い出す。

それ位大きく感じていた。

考えたらご夫婦でやっているトウキビ畑でも

驚くほど大きかったんだ。

この世界だとそれが普通なんだろうな…


今は収穫が終わったばかりの何もない畑を眺めながら、

のどかな空気を感じながら歩く。


そうしていると石工の所にあったさっき出た門が見えた。

今は閉じられている。

それもそうか。

一日中開けていたら意味がない…

そう思いながら、再び南側に位置する、

シエ村で一番大きな門の手前で足を止める。


こうして普段見ない場所を見るのも良いな。

普段分からないものが見れて新鮮だった。

今まで話には聞いていても知らなかった、

この村の生活の基盤を見た気がした。

外伝をお読みいただきありがとうございます。

この話はシエ村がどういう感じなのかを

本編ではなかなか描けない部分も、

少しでも感じていただけたらと思い、追加しました。


少しでもシエ村の雰囲気を感じて頂けたら嬉しいです。

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