四章 七話 受け入れ
転生前は何も出来ない人間だったけど、異世界では子供たちに希望を
をお読みいただき、ありがとうございます。
シエ村の周囲を回った話は外伝として、
この話と同日にあげる予定です。
本作で書いちゃうと雰囲気に合わないかな?
と思ったためです。
読んでも読まなくても本編では変わらない部分なので。
村がどうなっているのか?
少しでも興味がある方は読んでほしいと思っています。
トトさんのお子さんを預かる事を伝えた後、
トトさんは石工場へ戻って行った。
私はしばらく考えて、
村の柵沿いを回って帰ることにした。
普段村の外を歩かないし、
柵の周りがどうなってるのか気になったのもあった。
南にある大きな門はすぐに見えてきた。
そしてさらに進んでいくと
家畜場が広がっている。
意外に大きくて驚いた…
さらに進むとサウロ家の裏手にある出入り門が見えた。
家畜場は大きかったけど、畑はそんなに大きくなかったな…
気になった私は村の外周を一周する事にした。
こんな機会はそうそうないし、自分の疑問を解消するために行動した。
サウロ家の出入り門からさらに一周して戻ると、
丁度サウロさん達が見えた。
「サウロさん!」
サウロ「おお、ミノリ、今戻ったところだ。」
「今日はもう終わりですか?」
サウロ「そうだな。もうすぐ日が沈んで冷え込んでくる。
今日はここまでだ」
「お疲れ様です。
作業場への搬入は代わりますよ。」
サウロ「…ああじゃあ任せるわ。」
そう言って台車を引くのを代わり、搬入を始めた。
「お疲れ様ルカ。」
薬草と小さい枯れ枝などが入った
ルカ専用の台車を引いていたルカに声をかけた。
ルカ「ミノリおにいちゃん。ゆっくり休めた?」
「お陰様でゆっくり休めたよ。」
ルカ「よかったー。でも次はボクにもちゃんと話してね。
ミノリおにいちゃんが元気じゃないの嫌だから。」
と私の話を何か聞いたのか、ルカが頬を膨らませて、
抗議するような目を向けてきた。
「今度からはそうする。心配かけちゃってごめんね。」
と素直に謝ったらすぐに笑顔になり「うん!」と、
元気に答えてくれた。
搬入しようと作業場へ入ると、
マローネさん達は作業を終えたのか、
すでに作業場には居なかった。
私は台車から積み荷を並べながら下ろしていった。
以前は一人で持ち上げるのも大変だったけど、
今では大分力が付いたのか、
一人でも積み下ろしできるようになった。
私に作業を任せてはいたけど、
心配だったのか様子を見守っていたサウロさんが
「ミノリも力が増したな。数か月で大したもんだ」
とほめてくれたのが嬉しかった。
台車に乗った丸太を台車からすべて下して
整理し終わるとサウロさんが「お疲れ。」と声をかけてくれる。
私もその言葉に「お疲れさまでした、今日はありがとうございました。」
とお礼を述べたら「これぐらいは気にするな。」
と言ってくれた。
家の中に戻るとすでに料理が終わったのか
マローネさんとソエルとメリイが絵文字板で遊んでいた。
サウロさんとルカが「「ただいま」」と声をかけ、
私も「ただいま戻りました。」と伝えると、
三人が「おかえり」と言って絵文字板を片付け始めた。
家族で夕食をとり、今日トトさんと話し合った事を伝えた。
トトさんの子供の名前はココ、女の子で歳は十三。
病気にかかり、病気は治癒術師によって病巣は取り除かれたけど、
心を閉ざしてしまっている事を伝えた。
ソエルを気にしつつ話をしたけど、
ソエルは真剣な顔で聞いていた。
無理をしている様子はないので、私は安心した。
到着は一か月くらいになりそうだという事。
トトさんが宜しくと伝えていたことを伝えた。
サウロ「そうか、一か月あるなら準備は間に合いそうだな。
本格的に寒くなる前に木材を多めに集めて
空部屋の壁もしっかり補強しておくか。」
とすでにココが来た後を考えてくれている。
マローネ「そうね。私の方でも干し肉など
少し多めに都合してもらう様に相談しておくわ。」
と私が気が付かない部分をしっかり考えてくれた。
ルカ「どんな子かなー。
早く元気になって貰ってお友達になりたい。」
ソエル「そうだね。でも大丈夫。
私も元気になれた。
私のおうちならきっと大丈夫だよ!」
と自信満々にソエルが答えている。
私はその言葉に励まされ、そして勇気を貰った。
サウロ「それじゃあ皆受け入れるためにも、
いつも通りにがんばるか。」
と我が家の大黒柱の一言に家族みんなで
元気に返事をしたのだった。
転生前は何も出来ない人間だったけど、異世界では子供たちに希望を
をお読みいただき、ありがとうございます。
シエ村の周囲を回った話は外伝としてあげます。
本作で書いちゃうと雰囲気に合わないかな?
と思ったためです。
読んでも読まなくても本編では変わらない部分なので。
村がどうなっているのか?
少しでも興味がある方は読んでほしいと思っています。




