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三章 六話 ワクワクの朝

翌日の朝……

私は子供たちによって起こされていた。


ソエル「ミノリにい起きて。

早くご飯を食べて畑に行こうよ!」


ルカ「ミノリおにいちゃん。

今日はゆっくりしちゃダメ!

一緒に畑を完成させて、

その後一緒に遊ぶ!」


いつもは、もう少しゆっくりしてるはずなんだけど、

今日は元気に笑顔を見せてくれる。


「おはよう、ルカ、ソエル。

いつもより早いね。

そんなに楽しみだった?」


そう聞くと、二人は「「おはよう」」

と元気に声を返してくれて話を続ける。


ルカ「もちろんだよ。

今日もお休み貰ったから、

一緒に畑を完成させて

終わったら一緒に遊ぶんだ!」


ソエル「そうだよー。

ルカとも話したんだよ。

畑作業が終わったら、

一緒に竹とんぼ飛ばすって!」


「そうか、わかった。

私もルカとソエルと遊ぶのは大好きだよ。

じゃあ頑張って畑を整えたら、

一緒に竹とんぼを飛ばそうか。」


その言葉を聞いた二人は

「わーい!」と喜んでくれた。


三人でリビングに行き、

サウロさんとマローネさん、メリイに挨拶をする。


「おはようございます。」


「「「おはよう」」」と三人の声が重なった。


サウロ「災難だったな、ミノリ。

この二人、本当に楽しそうに、

お前の部屋に突撃していったぞ。」


マローネ「普段は大人しく待ってるのに、

今日だけは我慢出来なかったみたいね。

あなたが作ってくれた手袋が

本当に気に入ったみたいなの。

寝る前も胸元に手袋を置いて

これを付けて明日も畑作業をするんだって、

嬉しそうだったから。」


「そんなに喜んでもらえたのなら、

作った甲斐がありましたよ。

ルカとソエルが喜んでくれると私も嬉しいですから。」


子供の嬉しそうな様子を見たサウロさんが

「俺も何か作ってやろうかな。」と言っていたけど、


マローネ「あなたには無理よ。

木を倒すのは早いけど、

細かい作業は苦手じゃないの。」


サウロ「その通りなんだが、

子供たちが喜ぶなら

やる価値はあるぞ?」


その言葉にマローネさんは少し困った顔をしていたけど、

その子供たちはというと、


ルカ「おとうさんと、

森で仕事をするのも大好きだよ。」


と言ってサウロさんの横に行って

足に手を膝に乗せていた。

ソエルもマローネさんの横に行って

「私も、マローネねえと一緒にするお仕事大好き。」

と言って腕に抱き着いていた。


サウロさんとマローネさんは

子供たちのそんな様子に嬉しそうに

抱き返していた。


子供たちと戯れて、

暫く立つとサウロさんが声をかける。


サウロ「ほら…せっかく早起きしたんだ。

早く飯を食ってそれぞれの作業に移るぞ。」


そういってルカの頭を撫でている。

マローネさんも笑顔でソエルを見つめていた。

二人は声をそろえて「「はーい」」というと

自分の椅子に座って食事を始めた。

ルカとソエルはテーブルの上に置いて

手袋に何度も視線を送りながら

食事を楽しんでいる。


(可愛いな…少し心配だったから、

ただ作ってみただけなのに、

こんなに喜んでくれるなら、

私自身も嬉しくなる。)


二人とも早く畑へ行きたい気持ちは伝わってくる。

それでもしっかり噛んで、

スープの野菜をおいしそうに頬張っている。


(子供のこういう姿って

何物にも代えられない大事なシーンだな…)


そう思いながら食事を楽しんだ。

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