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癌の告知を受けたなら  作者: もちづき裕
告知を受けてから1年と3ヶ月が過ぎまして
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第六話  余談ではありますが

こちら投稿先を間違えて入れておりました!! 正式なものに入れ替えております!!

 海外の結婚式と日本の結婚式ですが、披露宴の時間にかなりの違いがあるように思います。

 ブラジルの場合は夜に式を挙げることが多いのですが(ポルトガルが夜に式を挙げるようなので、そこら辺から引き継がれたものですかね)夕方に教会で式を挙げた後に披露宴会場に親族や友人、会社の人たちを招いて飲んだり食べたりするわけです。


 夜の八時くらいに披露宴会場に行きましたらば、これはかなり早く来てしまったということになってしまいます。披露宴パーティーは深夜0時を超えてもまだまだ! これからだぜ! という感じですので、

「ううう・・これはちょっとキツイッす〜」

 日本人にはかなりキツイ、朝までコースって奴になります。


 ちなみにスペインは昼頃に教会で式を挙げ、午後二時くらいから披露宴会場にポツポツ人が集まり出し、夕方くらいからバンバン盛り上がって歌って踊りを繰り返して朝までコースらしいです。でた、朝までコース。


 ちなみに新郎新婦の親族たちはですね、そりゃもうドレッシーな感じです。ブラジルの場合はこれがどんなぽっちゃりおばちゃんだったとしても、龍が如くで出て来るキャバ嬢くらいのドレッシーさで現れます。紫とかピンクとか青とか、とにかく眩しい。とにかくセクシー。


 スペインの場合も親族は素敵なお衣装で現れるのだそうで、一度着た服は二度着ない。こちらの姪っ子の結婚式で着たお衣装は他所では着ない、もう一人の姪っ子の結婚式となったら新調するのだそうです。

 ヨーロッパは特に特別な場ではビシーッとお洋服を決めるところがあるので、女性は特に気合が入っていると思います。


 私は夫の仕事の関係でブラジルに十年滞在していたのですが、直近で参加をした結婚式は夫の会社の同僚の結婚式。

 ドレッシー、ドレッシー、めちゃセクシーな親族たちのドレスがどんなものかは知っているのですが、

「姪っ子の結婚式のお衣装ってどんなものやねん!」

 日本に帰って来てぶち当たった問題です。最悪借りれば良いのか? パーティードレスを借りられる場所があるみたいだし、そこで借りれば良いのだろうか?


 そこで私の母が言ったんですね。

「あちら(姪っ子の旦那様のご親族)の目もあるんだから、しっかりしたお洋服で行かなきゃね!」

 ちなみに私の父母は高齢者年金ビザなるもので十六年もスペインに住んでおりまして、昨年日本に本帰国したところ。母の直近の結婚式もスペイン人のお友達の娘の結婚式ということになります。


「やっぱりお着物とか着た方が良いのかしら」

「はあ? 着物?」

 無理、無理、無理。癌患者(一年前に手術、抗がん剤治療を終了して十ヶ月)には無理です。

「大丈夫、なるべく『あらまあ』とは思われない程度の洋服を用意して参加をすることにするから!」


 そこで五十代、姪っ子の結婚式に参加、洋服、で、検索を致しまして、値段が結構するようなのでアウトレットモールに直行。

 パーティードレスも買えるというお店に行って、

「これって姪っ子の結婚式でも大丈夫ですよね?」

 と、店員さんに尋ねながら三万円が半額の一万五千円! の無難なドレスを購入。ちなみに親族の男性は礼服が基本、夫の礼服は十五年以上前に購入したものですが、新たに新調すると五万オーバー? いやいやいやいや。

「姪っ子の結婚式って、そんな度々参加するものでもなし。俺は十五年以上前にしつらえた礼服を着て隅っこで黙っておくわ」

 ということで、ベストとネクタイだけ新調。


 こうして田舎から姪っ子の結婚式に出て来たおじさんおばさんが完成したわけですが、同じく田舎から出て来た祖父母となる私の父と母は、

「やっぱり着物なんて無理だったから、スペインで着ていたドレスで参加することにしたの」

 異国臭するわーという胸元ドレープのシックなパーティードレスで参戦。

「それにしたって何でみんながみんな、同じように胸元からストーンと広がるようなドレスを着ているのかしら?」

「うん? そういえば確かに・・」

 姪っ子の友人たちは別として、ちょっぴり年齢を重ねたご婦人方々のドレスは皆様、ドッキングワンピースタイプというか、エンパイアタイプというか。


 私自身、完全に体型も隠せてラッキー! というタイプのお腹の肥満を隠せるものですし。改めて見てみれば、みんなで揃って右に倣えという感じで同じようなタイプのドレスばかりです。


 確かにね、龍が如くのキャバ嬢スタイルと比べたら(ブラジルでは親族は全員これだった)え? これがアジアスタイル? となるかもしれないけれども・・

 いいじゃん! いいじゃん! 日本のスタイルって良いと思うよ〜! 胸下からストーンとスカートが広がっているから腹のデブリ具合が目立たないしね!


 ちなみに私は姪っ子の結婚式に参加することを決めてから五ヶ月間、必死にダイエットをしたのですが、むぁああ! 驚くほど! 全く! 体重減少には繋がらず! こちらについては次回詳しく書きますが、それにしたって? 状態ですよ。中年だから? 中年の危機?


 姪っ子の結婚式は親族ということもあって朝の九時半には親族用の控え室に向かい、両家の挨拶を済ませた後に十時半から教会式で挙式。(素晴らしかったです)

 十一時半には披露宴会場に移動し、上司のご挨拶や友人代表の挨拶を聞きつつ乾杯も行い、新郎新婦の紹介、ケーキカット、お料理のカット、各テーブルに回ってご挨拶、新郎新婦のご両親も各テーブルにご挨拶。


 美味しい料理に舌鼓を打ち、ワインをパカパカ飲んでいる間に最後のケーキが到着。コーヒーと共に楽しみ、それでは新婦からのお手紙、新郎新婦家族揃ってまずは新郎のお父様からのご挨拶、最後に新郎のご挨拶となり、

「それでは新郎新婦ご家族が皆様をお見送り致します。まずは手前のテーブルの方から移動をお願い致します」

 おおー、ここで終わりかあー。私たちが引出物を持って新郎新婦のお見送りを受けて会場から出たのが午後三時。


「午後三時!」

 朝までコースじゃない! 楽! 楽すぎる! 


 ちなみにブラジルでは子供の誕生日でも朝までコースだったりするんです。

 向こうでは誕生日は親族友達を招いて大々的にやるのが普通です。頼めば学校でも誕生日会をやってくれるのですが、文化が違うって面白いですよね。うちは毎回、学校に料理やら誕生日ケーキやら、ケーキの周囲を彩るバービーのお城なんかを業者に頼んでセッティングしてもらって、クラスメイトと一緒にお祝いです。(授業時間のうちの一時間をこのために割いてくれるんです)

誕生日のために会場を借りる場合(パーティースペースがある)もあるのですが、家でやる場合は大概、朝までコースです。


娘がお友達の(ブラジル人)誕生会に行った時には(その時はお泊まりセットを持参)夜中の三時からファッションショーを開催。深夜四時にパジャマパーティー開催。早朝五時半から大縄跳び。夫が迎えに行った早朝七時半には三回目大縄跳び開催。

「親の体力、どうなってんの?」

 聞けば深夜三時に誕生日ケーキを食べたとか。

 夕方の十八時から行っているんですけども、十一時間近くを二十人以上のお友達を抱えて面倒をみるなんて! 


 ちょっと話が横に逸れてしまったのですが、次回こそ、もちづきのダイエット失敗話となります!


癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。

癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、

二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!

もし宜しければ

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