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メタル・アポカリプス  作者: 石蒜
第2章「第1施設編」
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42/75

第42話「メイン通信サーバー」

「メイン通信サーバー?」


ジェイクが聞き返す。


ミリアは中央端末の画面を操作する。


「ここからロボットへ送られている通信を管理してる」


ルーカスが画面を見る。


「これを止めれば、ロボットへの命令も止まるのか?」


「全部とは限らない。でも、少なくともこの施設を経由している通信は遮断できる」


ジェイクが扉の外を見る。


「だったら早く止めようぜ」


ミリアが画面を確認する。


「サーバーは、この制御室にはない」


「どこ?」


「さらに地下」


ルーカスが眉をひそめる。


「まだ下があるのか」


「この施設、かなり深い」


その時。


制御室の入口から、再び機械音が響いた。


ガシャ……。


さっきのロボットが立ち上がる。


ジェイクが構える。


「まだ動くのかよ!」


ルーカスが前へ出る。


「ミリア、場所を調べて」


「分かった!」


ロボットが突進してくる。


ルーカスが拳を叩き込む。


ドンッ!


ロボットが壁にぶつかる。


しかし、その隙に別の一体が横から迫る。


ジェイクが金属棒を振り抜く。


ガキン!


「こっちは任せろ!」


「助かる!」


ミリアは中央端末を操作する。


「見つけた!」


「どこだ?」


「この制御室の真下。地下三階」


ジェイクが驚く。


「地下三階……」


「サーバーへ行くには、この先の階段を使う」


ミリアが地図を表示する。


ルーカスが確認する。


「行こう」


三人は制御室の奥にある通路へ向かった。


扉を開ける。


その先には、下へ続く階段があった。


「ここか」


ジェイクがライトを照らす。


下は暗く、何も見えない。


三人が階段を下りていく。


地下二階。


さらに地下三階。


空気が冷たくなっていく。


やがて、巨大な金属扉が現れた。


ミリアが端末を確認する。


「ここ」


扉には、


【通信サーバー管理区画】


と表示されている。


ルーカスが扉を開けようとする。


しかし――


ピッ。


【アクセス拒否】


「開かない」


ミリアが端末を接続する。


「ちょっと待って」


数秒後。


「……この扉、外部からロックされてる」


ジェイクが眉をひそめる。


「またかよ」


「しかも、普通のロックじゃない」


ミリアが画面を見せる。


「遠隔操作で閉じられてる」


ルーカスが扉を見る。


「つまり、向こう側にいる誰かが俺たちを止めてる?」


「そう考えた方がいい」


その瞬間。


天井から機械音が響いた。


ウィーン……。


三人が上を見る。


天井の一部が開く。


そこから、小型の監視機械が現れた。


赤い光が三人を照らす。


ジェイクが構える。


「またロボットか!」


ミリアが首を振る。


「違う」


「え?」


「監視カメラよ」


監視機械が三人を撮影している。


ルーカスが見上げる。


「……俺たちを見てる」


ミリアが端末を見る。


すると、監視機械から別の場所へデータが送られていることが分かった。


「映像が送信されてる」


ジェイクが叫ぶ。


「どこへ?」


「分からない。でも、この施設の外」


ルーカスが監視機械を見る。


「なら、壊す」


拳を振り抜く。


ガンッ!


監視機械が壁に叩きつけられ、床へ落ちた。


ミリアが急いで端末を確認する。


「送信は止まった」


ルーカスが扉を見る。


「よし。次はこの扉だ」


ミリアが頷く。


「開ける方法を探す」


しかし、その直後。


扉の向こう側から――


低い機械音が響いた。


ウィィィィン……。


ジェイクが構える。


「……中に何かいるぞ」


第42話 完

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