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メタル・アポカリプス  作者: 石蒜
第1章「崩壊する日常編」
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16/30

第16話「侵入者」

地下研究施設。


ルーカスたちは監視モニターを見つめていた。


画面には、自宅の中へ入っていく武装した人間たちが映っている。


「何人いる?」


ジェイクが尋ねる。


ミリアは映像を切り替える。


「確認できるだけで六人」


「六人か……」


ルーカスは画面を見る。


全員が武器を持っている。


だが、ロボットと違って動きは分からない。


何を目的に来たのかも分からない。


「警察じゃなさそうだな」


ジェイクが呟く。


「服装も装備も普通じゃない」


ミリアが答える。


「でも、ロボットを操っている人間たちと決まったわけじゃない」


「じゃあ、何者なんだ?」


「まだ分からない」


その時、監視カメラの映像が一つ消えた。


「カメラが切られた!」


ミリアが操作する。


次々と映像が消えていく。


「こっちに気づいた?」


ルーカスが聞く。


「違う。カメラを一台ずつ破壊してる」


ジェイクが立ち上がる。


「こっちに来るぞ」


三人は地下への入口を確認する。


まだ侵入されてはいない。


ルーカスはブレイカーを見た。


「俺が行く」


「待って」


ミリアが止める。


「相手が何者か分からない。いきなり戦うのは危険よ」


「じゃあどうする?」


「まず話を聞く」


ジェイクが首を傾げる。


「話が通じる相手ならな」


ルーカスは少し考える。


「……そうだな」


三人は地下への入口付近で待つことにした。


しばらくして。


ゴン。


地上から扉を開ける音が聞こえた。


足音。


一人。


二人。


三人。


徐々に近づいてくる。


ジェイクが小声で言う。


「来た」


ルーカスはブレイカーを構える。


しかし、まだ装着しない。


相手が敵だと決まったわけではない。


やがて地下への隠し扉の前で足音が止まった。


カチャ。


何かを操作する音。


ミリアが驚く。


「ここのロックにアクセスしてる」


「開けられるのか?」


「分からない。でも、かなり詳しい」


数秒後。


ピッ。


【アクセス認証】


【不正な管理権限を検知】


「まずい!」


ミリアが端末を操作する。


「扉を閉じる!」


ゴゴゴゴ……


隠し扉がロックされる。


その直後。


ドォン!!


扉が外側から殴られた。


ジェイクが身構える。


「話し合う気、なさそうだな」


ドォン!!


二発目。


扉が大きくへこむ。


ルーカスがブレイカーを装着する。


カチッ。


青い光が走る。


「来るぞ」


ドゴォン!!


扉が吹き飛んだ。


煙の向こうから武装した男たちが姿を現す。


先頭に立っていた男が銃を構える。


「動くな」


ルーカスたちは止まる。


男は研究室を見回した。


「アレン・レインの研究データはどこだ?」


ルーカスの表情が変わる。


「……父さんを知ってるのか?」


男は答えない。


「研究データを渡せ」


「嫌だ」


ルーカスが即答する。


男の後ろにいた仲間が武器を構える。


ジェイクが一歩前に出る。


「おいおい。いきなり脅しかよ」


「抵抗するなら排除する」


その言葉を聞いた瞬間。


ルーカスは拳を握った。


「……お前たちも、ロボットを操ってるのか?」


男の表情が一瞬だけ変わる。


だが、すぐに戻った。


「質問する立場じゃない」


男が手を上げる。


「確保しろ」


武装した男たちが一斉に動き出す。


ジェイクが構える。


「来るぞ!」


ルーカスは前へ出た。


「俺たちの家を勝手に荒らしたんだ」


ブレイカーが青く輝く。


「簡単には帰さない!」


ルーカスが走り出す。


第16話 完

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