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第54話

よろしくです!!!

先生と白鳥さんを尾行してから30分程たった。


しかし、ただ尾行しているだけもつまんないし、このデートもとてもありきたりのものだったので、先生と白鳥さんの幸せを願いながら屋敷に転移して帰る。


リビングに転移するとフェルを膝の上に乗せて撫でているリルルと目があったが、すぐに視線をそらされた。


え????なんか怒ってらっしゃる?


怒っているかどうか問うと、


「わからないんですか?」


と、とても強い口調で言われてしまった。


「すみません、全然わかりません。もしよければ教えていただいても?」


こちらが頼んでも、リルルは「自分で考えてください」といって口を尖らしてそっぽを向いてしまった。


全然思いつかんな……夜の生活を怠ったことなどないし、一緒にいる時間が短いというわけでもないし……

そんな風に考え込んでいると、


「本当にわからないんですか?」


「ごめん……わからない」


正直に答えると、大きな溜息をついてから怒っている理由を話し始めた。


「今日はとても天気がよくお出かけ日和。それなのに朝から私を放ったらかしでどこかに行っちゃいますし。それから公都の活気が戻ってきている。この3つでわかりませんか?」


「デートに誘ってくれなかったから怒っている?」


俺の答えが的を射ていたのか、リルルは一度頷くと、右手を差し出してきた。


その意図を正確に察し、リルルの前に跪き、リルルが差し出す右手の甲をキスしてから、


「よろしければ一緒に出掛けませんか?我が姫」


さすがにここまでされるとは思っていなかったのか、リルルは顔を林檎のように赤くしながら頷くのだった。



久しぶりの活気溢れる公都の街並みを手を繋ぎながら歩いていると、色々なところから声がかかったり、屋台で割引してもらったりと楽しいデートを過ごして行く。


「今日もアツアツだねぇ!どうだ!うちの肉串食っていかねぇか?割引しとくぜ!」


「ありがとうございます。では、二本ください」


「あいよ!」


何でこんなに声がかかるかというと、既に俺とリルルは公都の平民の間ではおしどり夫婦と有名になってしまっていたのだ。

しかし、こんな夫婦どこにでもいるだろうと思うが、この世界ではこんな夫婦はとても羨ましがられるのだそうだ。(リュカ知識)


まあ、そのお陰で出費が抑えられているのでありがたい。


そんな風に昼の明るいうちは過ごしていき、日が沈み、黄昏時になると繁華街が活気づいてくるので、日が沈んだ頃を見計らい、繁華街に突入する。


夜の繁華街は昼の大通りと比べて数倍賑わっており、で店や、賭け事の店が立ち並んでいる。

また、他の区画と違い魔力光のいろんな色が煌々と光っており、とても幻想的な風景を作り出している。


石畳で補装された道を食べ歩きしながら、前々から行ってみたいと思っていたストリートに入る。

このストリートは賭け事が多く行われる場所で、女1人で行くのはあまり推奨できないような場所だ。

そして、そんなところにリルルを連れて来たらどうなるか目に見えてわかっていたが、やはりというべきか、数人の男が絡んで来た。


「ねぇねぇ、一緒にあそばねぇか?」


「お断りします」


「じゃあ、俺たちはどうだ?奢るぜ?」


「お断りします」


「ちょっと遊ぼうぜぇ!」


「お断りします」


そんな風にリルルが俺の腕に自分の腕を絡ませながら歩いて行くと、暴力的な輩も出て来たので、俺が蹴りをぶちかまして一発で沈めると、その他の奴らはその後、一切絡んでこなくなった。


こいつ、もしかして強かったのか?


そんな疑問を抱きながら、目的の場所につく。


ここは、ポーカーを行う場所だ。


ポーカーは賭け事で一番得意かもしれないものなので、ここで今日は荒稼ぎしようとここに来たのだ。


まず、カウンターで輝金貨10枚を黒チップ10枚に変えてもらってから、俺は知らない6人が座っている席に腰をかける。そして、そのテーブルのディーラーにアンティを支払う。


人数が揃ったのを確認したディーラーがカードを配り始める。


5枚のカードが配り終えたら自分の手札を確認。

もちろん、普通にやっては運次第で勝つしかないので、他の奴らの手札を“確認”してから、アクションが全て終わったら三枚を捨て、積み札から俺が“選んだ”カードを三枚選ぶ。


この時点で俺の手札は、クローバーのジャック、クイーン、キング、エース、クローバーの10が揃っている。


これでお分かりだろう。俺が狙っているのはロイヤルフラッシュだ。


この1巡目でフォールドしたのはゼロ。

7人の合計ベット金額は黒チップ7枚。

日本円にして、7千万円。一戦にこれだけかけるのはどこかの大貴族くらいだろう。


そして、全員がカードの交換を済ますと、2回目のアクションを開始するが特に変わりは無し。


その事をディーラーが確認し、手札を公開するように促すと、全員一斉に手札を公開する。


ストレートフラッシュ、ストレートフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、ストレートフラッシュ、フォーカード、ロイヤルフラッシュ。


俺の勝ち!


俺はこの場にベットされているチップを全て貰い、カードを返してから、もう一度ディーラーにアンティを支払う。


リルルはそんなのをみていて楽しいのか、ずっと釘付けになるほど見続け、連戦連勝で、夜が更けたところで帰ることにした。


今日は輝金貨10を最終的に輝金貨121枚にまで増やしてやった。

日本円にして、1億円を12億1千万円に膨らましたのと同じだ。


とってもホクホク顔で帰ろうとしたのだが、リルルに止められ、連れてこられたのは、SMプ◯イができるホテルだった。


「久しぶりにそういう刺激が欲しいです」


苦笑いしながら、今日は覚悟を決めてドアの向こうに消えるのだった。



バレンタインだーーー!!!!!

今年は何個貰えるかなぁ……

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