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第41話

よろしくです!!!




はいはーい!


わたくし、リュウトでございま〜す。


…そんなことは置いといて、今日も迷宮に潜ります!


なんと!現在時刻午前4時半です!


なんか、あの後、リルルといい感じの雰囲気なってしまって、SMプレイしたんですけど、初めてのことだったんで、興奮して未だに眠れないので、迷宮に行こうと思います!


と、いうわけで、寝起きドッキリしたいと思います!

誰に?というと、リュカをターゲットにします!

シルは寝てないからね…


寝ているリルルに置き手紙を書いてから装備を整えて、リュカとクラリスの部屋に向かう。


ドアには鍵がかかっていたのでピッキングをしてあける。

不法侵入で捕まるな、これ……いや、今更か…人殺してるし


部屋の中はやはり真っ暗だったので、自分の目に暗視の魔術をかけて寝室まで移動し、リュカのベットを覗き込む。


………あれ?

誰もいないや…クラリスはいるんだけど…


「誰ですか?」


俺の首にものすごく鋭く尖った爪が突き立っている。

いや、貫通している。


え?


「リュカ?俺だよ俺、リュウトだよ。それより首から爪抜いてくれないか?」


俺がそういうとリュカは顔を真っ青にして急いで爪を抜く。


「ご、ご主人様!申し訳ありません!」


俺は首が再生していくのを見ながら謝るリュカを手振りで制した後、要件を伝える。


「リュカ、今から迷宮に潜ろうと思っているんだが……一緒に来るか?」


「も、もちろん行きます!」


「じゃあ、支度しておいで。ドアの前で待ってるから」


「わかりました」


そう言って俺は部屋を出てドアの前で待つ。


数分後、リュカが着替えを終えて部屋から出て来たので、一緒に迷宮に向かう。


「ご主人様、先程は申し訳ありませんでした」


「大丈夫だよ。あれぐらいじゃ死なないし」


そういうとリュカは俺の手を握って来た。


「ご主人様、その、手を伝いでもよろしいでしょうか」


俺は了承の意を示して、リュカの手を握り返す。

ちなみに、恋人繋ぎと言われている繋ぎ方をしている。


こんな時間でも門番が立っていたので、金を払ってから棒をもらい、迷宮に潜る。

迷宮に潜るまでリュカは終始頬を朱色に染めていたが気持ちを切り替え、今は真剣な表情に戻っていた。


魔法陣の中心に立ち、風の結界を顔全体を覆うように俺とリュカにかけてから25階層へと転移する。


風結界のおかげか匂いは全くなく、音も何も聞こえない。

音聞こえないのダメじゃね!?


俺は風の結界を鼻と口だけを覆うように再構築し、顔を覆っていた結界を壊す。

リュカにも同じようにしてやり、シルにフル装備になるよう命じて、魔力波を出してから歩き出す。


迷宮の見た目は、前まで洞窟みたいな感じだったのに対して、こちらは人為的に作られたような作りになっている。


「リュカ、ペースをあげるからついて来ることだけを意識しろよ」


「はい」


ちなみにこの階層にはゾンビとスケルトンしかおらず、幽霊などの実態を持たないものはもうちょっと先だ。


俺は刀をアサルトライフルにしてもらい、光魔術の浄化系統を魔弾を装填し、シルのブーストと、俺の全力疾走を合わせて時速100キロ程の速さで走る。


リュカは流石に走るのでは追いつかないと思ったのか、体長60センチ程の龍の姿になり俺の首に巻きつく。


首に巻きつくと首や耳をペロペロと舐めて来たが無視して走る。


走り始めて1分くらいたった頃にゾンビが視界に入って来たので、俺の後方約1メートルのところに地面すれすれで亜空間への扉を開く。


数は3体。俺は銃口をゾンビの方向に向けて3発発射する。


全弾命中し、ゾンビの体が消え失せる。


魔石は後ろに展開している亜空間への扉に吸い込まれる。

魔石を拾わなくて済む!



特に何も起こらずに、ボスを倒して26層へと向かうが、これといったことはなく、どんどん深層へと向かう。


今の時刻は午前8時ごろだろうか…

現在迷宮の40階層に来ている。


40階層は安全地帯と呼ばれる階層で、町が出来ていたりする。


俺はシルを腕輪形状にし、認識阻害を俺とリュカにかけてから町に向かう。


町の大きさは村以上町未満くらいの大きさで探索者しかおらず、さらには男女比が9:1なので女の人は常に警戒して歩かなければならない。


町に入るにお金は必要ないが、商品を見てみると地上の10倍の値段がついているのが普通で高いのだと20倍の値段にもなっている。


俺はこんな町にいても何も面白くなかったので1500坪くらいの大きさがある草原に来ていた。


「あれ?そういえば、迷宮の中なのに明るくないか?」


俺の疑問に答えたのはリュカだった。

いや、リュカしかいないんだけどね…シルもいたか……


「原因は頭上で光っているダイヤモンドと言われている鉱石です。朝や昼の時間帯はあのように光輝き、夜になると暗く光らなくなるらしいですよ」


「なんで光ってるのかわかるか?」


「すみません…そこまでは分かりません」


「責めてるわけじゃないから。落ち込まないで」


俺はリュカを励まし?ながら草原を歩く。


俺は特に何もすることなく歩いていき、41層への階段を降りようとした時だった。


天井のダイヤモンドが割れ始め一部が崩落する。


「何が起こってる!?」


《何か大きなものが来るよ!》


シルが思念で伝えて来た。


大きなもの?


俺が考えているうちに崩落した一部から肌が赤黒い30メートル強の巨人が姿を現わす。


額には一本の角。姿形は人間、いや、鬼。肌は赤黒く、口からは白い靄を吐き出しながら40階層全体を見渡すように眼を動かす。


「ありゃなんだ?あんな魔物見たことも聞いたこともないぞ?」


「あれはオーガの上位個体、ジャイアントオーガを統べる王者。そして、鬼神の使徒でもある。その名も…霊鬼」


「リュカ、知ってんのか?」


「はい、私のお爺様と喧嘩をして死んだと思われていたんですが……いきていたんですね」


「いや、多分死んでいたのに復活させられたってところだろう…」


「何故ですか?」


「鬼神の使徒ってことは亜神ってことだ。しかし、この世界には邪神の使徒『魔王』と俺ともう1人で、そのもう1人は鬼とは聞いていないからだ。でも、生き返らす事なんて想像できる事じゃないし、ましてや亜神なんて絶対に無理だ」


「じゃ、じゃあ、これを生き返らしたのは……」


「ああ、神々だろうな…」


俺は数秒の間を置いてリュカに話しかける。


「リュカ、お前は龍の姿になって俺の援護をしろ。あいつを倒すぞ!」


「は、はい!」


もう既に冒険者たちの応戦は開始されていたが、ダメージを与えても与えても、回復され有効打になっておらず、押されるばかりだ。


俺はリュカが龍の姿になろうとしたところで止めた。

リュカは何故止められたのかわからず不思議そうな眼をこちらに向けてくる。


「どうしたんですか?」


「まだ、俺たちの出番じゃないようだ」


俺の視線の先には探索者の中でもトップを爆走しているパーティーと1人の気の弱そうな男(約16歳位)がいる。


俺は自分で作った鑑定擬き魔法2をリルルと自分にかけ、気の弱そうな方を指差す。


鑑定擬き魔法2は前回のバージョンよりも詳しく見ることが出来るようになっている。


気の弱そうな男(約16歳位)のステータスは……


レベル3

名前 …シャイト

歳 …17歳

性別 …男

短剣術レベル8

格闘術レベル7

火魔術適正

魔力量300

体力量300

称号

エインヘリャル

* エインヘリャルとは…自分の心拍数が感情の高ぶりによって上がった場合のみ発動する称号。

また、一度だけ攻撃力を何千倍にも跳ね上げることが出来る。


まだレベル3なのに術のレベルが高けぇ〜

しかも、エインヘリャルってなんかかっこいいな


そんなことを考えながら俺はよく見渡せる崖の上にリュカを連れて転移する。


今も探索者達の激しい応戦は続いているが再生して全く聞いておらず、こちらが押される一方だ。


「こんなのどうやって倒すの?」


リュカの独り言が聞こえて来たので、答えてやることにする。


「あいつの倒し方は1つしかない」


「それは…?」


俺の希望した通りの返事が返って来たので、正直に答える。

まあ、希望した通りの返事がこなくても答えたけどね♪


「あいつは完全な亜神になっていないから、質量の約60%を一気に吹き飛ばすくらいだ」


「そんなこと出来るんですか?」


「俺は神格化した状態ならば可能だ。そして、探索者達の中ではシャイトしか出来ない」


「エインヘリャルですね?」


「そうだ」


俺はリュカの疑問に短く答えて今行われている戦闘を観戦する。

完全に傍観者だ。

本当にヤバい時だけ行けばいいんだしね。


戦闘を開始してから20分が過ぎたが未だに終わる気配は見せない。


また、最初は140人前後いた探索者も今は100人位までに減っている。


そろそろ行くかな…


それは、俺が立ち上がるのと同時だった。


シャイトの右手が光り始めたのだ。


お!やっと発動するのか!


俺は一挙手一投足をも見逃すまいとシャイトに意識を集中させる。


シャイトは覚悟を決めた男らしい顔をして、霊鬼に右手の平を向け、大きな声で叫ぶ。


「ファイアランス!!!」


右手から一本の炎で出来た槍が高速で飛び出し霊鬼の胸に突き刺さる。


すぐには発動しなかったが、その数秒後には核爆弾でも爆発したのかと思わせるほどの爆音が轟いた。


煙が晴れそこに残ったのは霊鬼の下半身だった。


「やったか!?」


誰かが言いやがった……

誰だよ、フラグ立てたの…!


やはりというべきかどうか分からないが、下半身から近いところから再生されていく。


倒せる可能性があったシャイト君は魔力枯渇で気絶していたので俺が出ることにする。


出ていく前にシルを日本刀に変形させ、俺は黒の姿になる。


リュカをその場に残して霊鬼に突撃する。




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