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第40話

よろしくです!!!



意識が覚醒していく。


昨日は観光してのんびり過ごそうかと思っていたが結局のんびり出来ずに終わった。


まぁ、気持ちを切り替えて行こうじゃないか!


今日から俺とシル、リュカの3人で迷宮を本格的に攻略することにする。

クラリスのことも誘ったのだが、自分みたいな奴がいるかもしれないと言い、自らリルルの護衛をすると言い出したので、クラリスは連れて行かない。


今日もリルルを昨日と同じ手順で起こし、リュカ達と合流してから宿の一階にある食堂に向かう。


今朝のメニューはサンドウィッチに具たっぷりのスープ、薄くスライスされた肉が乗っている肉サラダにデザートという宿ではかなり豪華なメニューだった。


それも当然だろう。

何せこの宿はとても良い宿なので貴族もしょっちゅう泊まるくらいだからな。


朝食を済ませた俺達は一旦自分の部屋に戻り支度を整える。


リュカは自分の抜け落ちた鱗を鍛冶屋に持っていき作らせた軽装備。

軽装備でも龍の鱗から作られているのでそこらへんにあるフルプレートの鎧より何十倍も魔法防御力、物理防御力に優れている。


俺はというと、普通の服を黒く塗りつぶしたようなやつの上に黒いローブ、黒い仮面をつけて終了。

防御力なんて皆無だし、シルも同じような感じだ。


装備を整えた俺はリルルに軽く額にキスしてからシルを連れて扉を開ける。


リュカとクラリスに(偶然偶然なのか狙ってなのかわからないが)廊下で鉢合わせたのでリルルをクラリスに頼み俺、シル、リュカの3人は迷宮の入り口に向かう。


認識阻害を使っていないので当然俺たちが外に出ると人だかりができる。


有名人の感覚を最初は楽しめたがだんだんめんどくさくなってきたな…


人だかりを掻き分けながら進み、やっと迷宮の入り口に到着する。


門番さんにお金を渡し、転移棒を貰ってから迷宮の入り口をくぐり、部屋の中にある魔法陣の中心に3人で手を繋ぎ一層を思い浮かべる。


今度は目を閉じずに転移するところを見ていたが結局何も分からなかった。なんせ、目を開けていても目の前が真っ暗になって次の瞬間には一層にいるんだから分からなくて当然だよね…


一層についた俺らは前回と同様に魔力波を飛ばしてボス部屋までの通路を調べ、近くにいたコボルトを蹴り殺してから進む。


また裏ボス部屋に行くなんて嫌だからね。


一層は全速力で走り抜けボス部屋まで15分程度で到着する。


もちろん罠もあったが避けたり破壊しながら進んだ。


ボス部屋は裏ボス部屋と違って大人3人が横に並んで入れる程度の大きさの扉があるだけで味気ない。


扉の向こうは、半径15メートルくらいのドーム状の部屋で中央にゴブリンの大きい版、大型種と呼ばれるビックなゴブリンがいた。

なんていうか…身長は160センチくらいでデッブリと太っている。

推定体重……160kg


こんな糞みたいな奴が一層ボスなのか?弱すぎるんじゃ?


俺の予想は的中し、とても弱かった…


戦闘時間は10秒もない。

まず、頭にナックルナイフを投擲して貫通し、終了。


頭蓋骨ないんですか?


これが俺の本音だ…


弱い癖に魔石の質はよく高く売れそうだ…

いい獲物だな…


大型のゴブリンが消えると同時に階段が現れたので魔石を回収してから階段を降りる。


今日の目標は20層到達かな…



今は12時40分。


13層の転移部屋にきている。


転移部屋は安全地帯となっており、魔物が襲ってこないそうなので弁当を食べることにする。


弁当はリルルが作ったものらしい。


らしいというのは実際に作っているところを見ていないからだ。


弁当の蓋をあけると中身は唐揚げや卵焼き、などの日本っぽい料理にサンドウィッチが入っている。


ユノから教わったのかな?


ユノから教わったのなら多分美味しいだろう。

あいつ料理と隠密行動だけは得意だったからな…


俺はフォークを手に取り唐揚げを1つ口の中に放り込む。


「……………うぐっ」


一瞬吐き出しそうになったがなんとか止めて唐揚げを見つめ、一言、意識せずに漏れてしまった。


「見た目と違ってまずい…」


俺の一言を聞いたリュカとシルは興味本意で唐揚げを口に含む。


「「………ぐっ」」


リュカは気合で飲み込み、シルは部屋の隅に走っていった。

やっぱりそうなるよな……


次は3人でいっせいにサンドウィッチを一口ずつ食べると唐揚げのこともあったのかその場で戻してしまう。ちなみに俺もだ。


リルルに料理させちゃダメだな…


結局卵焼きも同じようなものだったので食べず、魔物に与えて見たところ…


死んだ…

口から泡を吹いて死んだ…


これ、俺らが普通の人間だったら死んでたんじゃ?

だが、これは新しい発見でもある。

リルルに料理を作らせてはならない。

作らせる場合は毒を作るときだけ。


そんなこんなで20層に到着した。


ここからは中型の魔物、例えばミノタウロス、オーガなどの魔物がうろつき始め、ここまでこれる冒険者は中の上。罠は矢や投げナイフなどの飛び道具系の罠が出てくる。


時間はまだ3時半を過ぎた頃。

まだまだ時間があるので行けるところまで行くことにする。


いつも通りに魔力波で道を調べ全力疾走し、さっさとボス部屋に向かう。



走り始めて10分経過した頃始めて出てくる魔物に出会った。


ミノタウロス。


だが、このミノタウロスはちょっと違かった……

普通のミノタウロスは腰にタオルを巻いただけだが、今、目の前にいるミノタウロスは赤く輝く金属製の防具、魔鎧マガイを身につけ赤色に輝く魔斧を持っていた。


「魔鎧に魔斧だ…シル、日本刀」


「了解!」


流石にナックルナイフでは無理だと思ったからだ……

しかし、何故ミノタウロス如きが魔鎧に魔斧なんてものを持っているんだ?

冒険者が身につけていたものだとしてもこんな、たいそうなものを着けられる冒険者がミノタウロスに負けるか?

不自然だ……もしかして人為的か?

だが、そんなことして何になるんだ?誰が得するんだ?


今は、考えている暇などないのですぐさま日本刀シルを構え、相手を見据える。


ミノタウロスは手に持った魔斧を振り上げ走り出す。


(はやっ!)


油断していた……ミノタウロスは巨体と力の強さを優先し過ぎ、とても足が遅くなってしまった生物?なので、足が遅いと思い余裕を持って迎え撃とうとしたらとても早かったのだ。


しかし、俺はギリギリのところで躱し、後方に下がる。


俺は、何故ミノタウロスがあんなに速いのか知りたくなったので、足の筋肉のつき方に注目すると………普通のミノタウロスと同じだった。


何故あんな速く動けるんだ……?

あの筋肉のつき方じゃあんな速く動けるはずがない…

もしかして……人為的に強化されている?


人為的に強化されている線で行くと……いや待てよ……魔斧や魔鎧なんて物は自分で着けた方いいに決まってるのに…


俺はそんな考えを頭の隅に追いやり、ミノタウロスに斬りかかる。



何度か打ち合ったが流石に体力がなくなって来たのか、動きが鈍くなったので、俺はミノタウロスの鼻を斬りとばす。


ミノタウロスは一瞬、鼻の痛みに意識が持っていかれたがそれは一瞬だ。

しかし、その一瞬さえあればなんとでも出来る。


俺は突きの態勢をとり、


「神崎一刀流『一角獣』」


俺が突き出した日本刀シルがミノタウロスの脳天を貫通する。


脳天を刀で貫通されたミノタウロスは前のめりになって倒れ、消えた。


残ったのは魔石と、赤黒く輝くミノタウロスの角、魔鎧と魔斧の4つだった。


これがドロップアイテムってやつか…始めてみるな…

でも、ドロップアイテムって一体につき1個しか出ないんじゃなかったっけ

考えてもわからないので頭の隅に追いやり、ドロップアイテムや魔石を拾って来たリュカから受け取り、亜空間に放り込む。



その後はシルを人形態に戻して深層を目指す。



1時間たっただろうか…


今は24層にて25階層へ続く階段を守護する魔物と対峙している。


魔物の名前はミノタウロスキング。


その名の通り、ミノタウロスの王様だ。


体長3メートル80センチくらい。武器は大斧。防具なし。


俺はシルに日本刀になってもらい、抜刀の構えを見せる。


ボス部屋の魔物は基本的に戦闘行為を見せなければ襲ってこないが、俺の抜刀の構えは戦闘行為だとみなされたようでミノタウロスキングが俺に向かって走り出す。


(好都合だ!!)


ミノタウロスが大斧を振り下ろそうとした時に俺は抜刀する。


「神崎一刀流 抜刀術『八重桜』!」


俺は技名を叫びながら刀を振るう。


剣速は優に音速を超えており、人間には目に追えない程になっている。


ミノタウロスキングは8つの致命傷をその身に受け、斬られた場所から血を吹き出しながら倒れ、消える。


ドロップアイテムはなく大きな拳大の魔石が床に落ちているだけだった。


そのまま階段を降りて25階層へと向かうとそこはとても臭かった。


特に腐臭が強いので多分この階層はアンデットの階層なのだろう。


俺達は階段近くにあった転移棒の台に転移棒を刺して地上に戻るとすぐさま人だかりが出来たのでさっさと換金をする。


今日、換金する物はミノタウロスの魔石15個、ミノタウロスキングの魔石1個、ゴブリン,コボルトの魔石52個、オーガの魔石13個、その他階層主や雑魚モンスターの魔石124個の合計205個とドロップアイテム(ミノタウロスの角以外)を金に変えてもらう。


換金所の人はとても忙しそうに仕分けや値段をつけていき、15分後やっと終わった。


205個の魔石とドロップアイテム(ミノタウロスの角以外)は最終的に白金貨8枚に金貨8枚になった。


すげ!

1日迷宮にいっただけなのに日本円にして880万円も稼げたぞ。


そのお金はポケットに入れたと見せかけて亜空間に収納する。


こんな大金。落としたら大変だからね。



その後は路地裏に入り、転移で宿の自分の部屋に転移する。


なんということだ……リルルがクラリスのことを素っ裸で亀甲縛りにして大人のおもちゃでいじめながら尋問していた。


どんなエロ漫画だよ……


「リュウトさん、お帰りなさい」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


時は昨日の夜に遡る。


私はリルル。


リュウトさんの婚約者です!


しかし、またリュウトさんを狙う輩が出て来ました。

それは、クラリスさんです。


リュカさんは許しましたが、流石に愛人2人目は許容範囲外です。


クラリスさんのことをリュウトさんに尋ねると、戦力としか答えてくれませんでした。


これ以上聞いても何もわからないと思ったのでその日はもう寝ることにします。


ああ、リュウトさんを見ているだけでリュウトさんを感じたくなってしまう……


私はリュウトさんに抱きつきながら寝ることにします。




私の朝は早いです。


朝、日の出前に一旦起きてリュウトさんのジョニーの勃ち具合を確認してから騎乗位になりS◯Xを開始。

リュウトさんが起きそうになったらキスをして内側から催眠の魔術をかけて眠らせます。


一通り満足したらまたリュウトさんの隣で眠りについたふりをして催眠の魔術を解除しさりげなく起こして、私はリュウトさんに起こされることを期待しながら待ち、耳を舐めてもらうのが至福です。


その後はいつもどうりに過ごしてリュウトさんが迷宮に出発したらクラリスさんに尋問を開始します。


「クラリスさん、リュウトさんのことをどう思っていますか?」


「私を闇から救い出してくれた人だと思ってます。私のヒーローです」


やはり、ボロは出しませんね……

まあ、いいでしょう。リュウトさんが帰ってくるまでに暴き出してやりますよ。


その後はクラリスさんとお買い物に行ったり、昼食をとったりして遊んでから宿に戻り、クラリスさんに睡眠薬入りの水を渡し、飲んでもらいます。


「ふふふ……尋問の準備を始めましょう」


私はまず最初にクラリスさんの服を脱がして先程買って来た縄でクラリスさんを亀甲縛りに縛り上げてから尋問しやすい向きに固定します。

次に縄と一緒にかった大人のおもちゃを取り出し、クラリスさんに無理矢理媚薬を飲ませてから起こします。


「こ、これはどういうことですか!?」


「尋問よ。あなた、リュウトさんになんの目的で近づいたの?正直に話しなさい」


私はそう言って大人のおもちゃを見せる。


「だ、だから、私は闇から救い出してくれた人物だと」


「そんな建前みたいなことはどうでもいいのです。本音を言ってください」


そうして私はおもちゃでクラリスさんをいじります。



そんなこんなで尋問をしていたんですが…リュウトさんが帰って来てしまったみたいですね。


「リュウトさん、お帰りなさい」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


と、言うわけだ…


「え!?何故リルルがそんなことをしてるの……?もしかして、リュカもやられた?」


「………はい」


リュカは迷った素振りを見せたが肯定を示した。


「リルル〜?ちょーっと、こっちに来ようか」


俺はリュカとシルにクラリスを解放するように命じて、リルルを別の部屋に連れ込む。


「リルル、なんであんなことしたの?」


「だって、リュウトさんの話を聞いているとうまく進み過ぎていて逆に怪しくなったんです」


「確かにクラリスを連れて来た時には邪な考えを持っていたようだが、俺の精神干渉でそんな考えは既に捨ててもらっている」


「そうだったんですか!?いや、それも当然……リュウトさんですもんね!」


「あ、ありがとう…けど、もうこんなことしないでね?」


「わかりました……しかし、リュウトさんはやってくださいね?」


「えーっと……どういうこと?」


「ですから、ああいうプレイもしてみたいってことですよ。言わせないでくださいよ……恥ずかしい」


「お、おう。また今度な…」


また今度な…じゃねぇだろ!何言ってんだ?俺………

でも、リルルはかなり乗り気だし…一回くらいならいっか。






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