第33話
よろしくです!!!
俺は今、迷宮・ダンジョンクラブの部室の前に来ている。
あ〜…死にたくないな……入ると同時に謝ろ…
「シャル〜!入るぞー!」
そう言って先生とクライクが入っていくのを確認してから入る。
俺は床にある小さな段差に足をわざと引っ掛けて倒れこみながら土下座をする。これぞスライディング土下座!!
「すみませんでした!!お誘いを受けていたのにすっぽかしてしまって!本当に申し訳ありませんでした!!!」
「顔をあげてよ。謝ってくれればそれでいいさ。ようこそ我がクラブへ!」
すごいキャラが違うがいつもがこうなのかな?そう思いながら顔を上げるが……
「黒なんですね……ぐぇっ!」
ついつい下着の色を言ってしまい顔を蹴られた。当然か…
「もう……見たものはしょうがないし許してあげる。けど、次やったら容赦しないからね?」
「わかりました」
「俺の時と対応全然違いません!?」
クライクが何か叫んでいるが次のシャルの言葉で言葉を失う。
「私より強い奴と弱い奴の対応が違うのは当然だろう?」
「…………………」
「それより、このクラブの説明をするとしようか。このクラブは文字どうり迷宮とダンジョンに挑むために作られたクラブで人数は全学年合わせて7名と非常に少ないんだ。ちなみにこの人数に君も含まれているよ。話を戻すが、休みは基本的に休日だけで長期の合宿なんてものもあるよ!それに迷宮やダンジョンで倒した魔物の魔石は売ってお金にできるからお小遣い稼ぎにもなるよ!どうかな?君みたいなとても強い人材は大歓迎なんだが」
「いいですね……ちょっと時間をくださいませんか?返事は明日必ず」
「わかった。いい返事を期待しているよ」
そう言って部室を出て屋敷に帰る。
どうしたものかな……確かに興味はあるが、リルルがなんていうか…
「ただいま〜」
『おかえりなさいませご主人様』
メイドと執事達が出迎えてくれるがなんというか、やっぱり慣れない…
俺はそのまま自分の部屋に戻って昨日のデートの時に受け取ったジャージに着替えてリビングにいく。
やっぱりジャージっていいよね!部屋着には持ってこいだ!
リビングに着くとやはりというべきかリルルが飛びついて来た。
「おかえりなさい!あと、報告があるんです!やっと治りました!見てくださいもう濡れてません!」
「見せなくていいからっ!」
「あの指輪の効力消してください。さすがに辛かったんですよ?」
「ごめんごめん後で消しとくよ」
そう言って暖炉の前に置いてあるソファに座ると周りの目を気にせず俺にデレデレし始め、さらには
「早く子供が欲しいです」
なんてことも言ってくる。
「お姉様?恥じらいはないんですか?」
「恥じらっても何も意味なんてないからいいのよ♪」
「音符つけないでくださいよ…」
ティアは呆れ顔で姉のことを見ているが本人は全く気にした様子がない。
「リルル、大事な話があるんだがちょっといいか?」
「ここで話してもいいことなんですか?」
「ああ、別に構わないよ。それで話というのはだな……迷宮・ダンジョンクラブに入ろうと思っているのだがリルルはどう思う?」
ティアがちょっとだけ反応したがその反応に気がついたのは多分俺だけだろう。
「う〜ん…私的には反対です」
「理由はたくさんありますけど…あげるとしたら2つあります。まず第一に産まれてくる子供のことです。まだ完全に産まれるとわかっていないですが世話はどうするんです?第二に長期合宿がありますよね?その時私が甘えられないじゃないですか」
「その解決方法としては何個かあるが1番最適なのは育休を取れば子供の世話はなんとかなるし、長期合宿の時はリルルも一緒にいく、もしくは俺が転移で毎日行ったり来たりする」
「そういうことなら許可しますよ」
「ありがとう、リルル」
そう言って頭を撫でるとすごい幸せそうな笑顔を浮かべる。
「お義兄ちゃん!唐突だけど剣の稽古をつけてください!!」
本当に唐突だな…
「別に構わないけどいきなりどうしたの?」
「ち、ちょっと実技の成績が落ちて来ちゃったから…」
何か隠してるみたいだったが、あえて深く踏み込まずに「いいよ」と一言だけ返す。
「じゃあ、夜ご飯食べたらでいい?」
「いいけどどこでやるんだ?」
「ここの屋敷には広大な庭があるじゃない!」
ああ、確かにかなりデカイ庭があるな…
そのあとは夕食を済ませてからティアと庭に向かう。
「シル、二刀流を使うからそれにあった剣を出してくれ。もちろん刃は潰してくれよ?」
《りょーかい!久しぶりだから気合いが入っちゃうな〜!》
そういうとシルはいつもよりちょっと短めの諸刃造りの刀になった。
「二刀流は、かじった程度だからあまり期待しないでくれよ?」
ティアにそう告げてから構えをとるとティアも構えをとる。
今回は俺の型と予想外の攻撃が来た時の対処法などを学んでもらうために模擬戦形式で教えることになった。
「本気で来て欲しかったらティアは真剣でこないと一瞬で負けるがどうする?」
「上等よお義兄ちゃん!絶対に後悔させてやる!!」
「いつでも来い」
そういうと同時にティアが駆け出す。
ティアの乱撃が俺の身体を切り裂かんとするが俺は全てを受け流す。
「んじゃ、この攻撃の速度についてこれたら合格点をやろう」
「神崎二刀流『乱舞』」
俺はティアの攻撃を受け流しその勢いを利用して自身のスピードをあげる。
今この状況を見たものは美しいと答えるだろう。
受け流し、火花が上がり俺は踊るように剣を振るう。
剣舞というのがふさわしいだろう。とても美しく綺麗な火花を散らし屋敷から漏れ出す光が剣に反射し剣の軌道を描くように何本もの光の線が生まれる。
その速度は次第に早くなり音速を超えたところで急に止まる。
俺の前でティアが崩れ落ちる。
俺はティアの怪我を治す為に近寄り診察する。
首から上以外複雑骨折をしているようで痛みに耐えきれずティアは意識を手放していた。まぁ、そうなるわな…
治癒魔術の『コピー』を使い一瞬で治してからティアを抱き抱え屋敷の中に戻る。
屋敷の中にいたメイドにティアの部屋の場所を聞き連れていく。
ティアの部屋にあるベットにティアを寝かせて部屋を出ると般若のような顔をしたリルルがいた。
「ど、どうしたの?可愛い顔が台無しだよ?」
「どうしたの?じゃありませんよ……ティアに何もしてませんよね?」
「してないよ。模擬戦してたらティアが意識を手放しちゃったからさ、運んで来ただけだよ」
「ならいいです。それよりお風呂入りません?待ってたんですよ」
「そこまで待ってないでしょ」
そう言いリルルの手を取って風呂場に向かう。
やはり風呂場でリルルが誘って来たがさすがに俺がもたないので説得したら、「じゃあ、1人で処理します」と言っていじけてしまった。
その後、俺はリルルより先に風呂を出て先程とはまた別のジャージを来てからリビングでくつろぐ。
「お待たせしました」
そう言ってリルルがバスタオル姿のままでて来た。
「この屋敷には男の目もあるんだから少しは気をつけたら?」
「大丈夫ですよ、この時間帯は屋敷内に男の人はリュウトさんくらいしかいませんから」
「んじゃ、さっさと着替えて来いよ。俺は寝室で待ってるからな」
「わかりました」
リルルは一旦自分の部屋に戻り着替える。
「はぁ〜、リュウトさんは私のことを女として見ているんでしょうか?見ているんでしょうね多分…」
俺は寝室に入る時に偶然聞こえてしまった。
ガチャリ
誰かが入って来た音を聞いてドアの方に視線を向けるとリルルがネグリジェ姿で立っていた。
「早く入って来いよ」
俺がそう言うとドアを閉めてベットに腰掛ける俺の隣に座った。
「リュウトさんは私のことを女として見ていますか?」
「見ているよ、見ていなきゃ結婚を申し込んだりなんかしないさ」
「ありがとうございます…嬉しいです」
そう言うと俺にもたれかかって来たので優しく肩に手をかける。
そのまま10分が経過してリルルが寝ましょうと言い出したのでベットに入り今日は何もせず眠りにつく。ネグリジェ着る意味なくない?
翌日
今日もまた同じように学校に行き迷宮・ダンジョンクラブの部室にいく。
「こんちわー、リュウトですけど誰かいませんか〜?」
奥で慌てる音が聴こえたのでそちらに行こうとしたところで部長が出てくる。
「ごめんごめん、ちょっと調べ物をしててね。あれ?そちらさんは?」
俺は今日、リルルとリュカを連れて来ている。
「こっちが俺の婚約者で、深緑の方がリュカって子でクラブに入りたいらしいから連れて来ました」
「もしかしてリュウト君とリュカさんはこのクラブに入ってくれるの?」
「そうなんですがこちらのお願いを聞いてもらえませんか?」
「内容にもよるけど、まずは言ってみて」
「育休を取っている時は長期合宿はいけないのと長期合宿の際に婚約者を連れて行っていいですか?」
「全然いいよ!何も問題にならない!では早速だけど部員の稽古をつけてくれない?みんな弱くてさ~」
「もちろんいいですよ。じゃあ、アイリス、リルルを屋敷まで送ってくれ」
「わかりました。奥様こちらへ」
「じゃあ、私は先に実習場に行ってるから後で来てね」
学校を出ていくリルルを見送ってから実習場にリュカと2人でいく。
実習場につくと声がかかった。
「あ!こっちこっち!」
俺達は呼ばれた方向に行くとクラブの人たちが待っていた。
人数は俺達を合わせて8人とかなり少ない……
「じゃあ、何からしますか?俺あまり教えるの得意じゃないですよ?」
「模擬戦でどう?その方が教えなくて済むしこちらも強い人と戦うことで何か得られるかもしれないし」
「模擬戦でしたらいいですよ。それで誰からやりますか?」
「じゃあ、俺から行くぜ」
一番手はクライク
「よし、始めるぞ。シャルさん、合図よろしくお願いします」
「わかった。けど、私の時みたいに一瞬で終わらせるのは無しだからね?あと、クライクは魔術師だから魔術だけの模擬戦でね」
「わかってますよ。そんな簡単に終わらせませんから」
「じゃあ、両者構えて!始め!」
始まると同時にクライクは詠唱を始めるが俺は無詠唱で雷魔術『ライトニング』を放ちクライクを気絶させる。
「はぁ…言ったでしょ?こんなにすぐ終わらせないでよ」
「すみません…手加減がわからなくて…」
そんな感じで全員を相手していき時間がすぎていく。
「今日はどうもありがとう。明日もよろしくね」
「こちらも多分いい経験になりました。では、帰りますね」
そう言って俺とリュカは屋敷に戻る。
屋敷の玄関を開けると
『おかえりなさいませご主人様、リュカ様』
やはりなれない……
リュカはそのままメイド服に着替えるために自分の部屋に戻る。
俺は自分の部屋にいきジャージに着替え、リビングに向かう。
リビングに繋がってるドアを開け、ソファに座るとリルルが隣にくる。
「今日はしましょうね?」
「はあ、ヤることしか頭にないのか?まぁ、いいんだけど……でも、これから取り決めを決めない?」
「いいですよ」
「じゃあ、3日に1回でいいか?」
「3日に1回はさすがに少な過ぎです!最低でも3日に1日でどうです?」
「どう違うのかわからないが俺は別にいいよ」
「やった!いま言いましたからね?男に二言はないですよね?」
「ああ、男に二言はない」
「ふふふ、言質は取りましたからね」
そんな話をしているとアイリスが夜ご飯の支度ができたことを知らせに来た。
「ご主人様、奥様、晩御飯の支度ができましたので食堂までお越しください」
「わかった、いますぐいくよ」
そのあとはみんなで晩御飯を食べてからティアの訓練に付き合う。
「なんなの!?お義兄ちゃん!あんなに強いなんて聞いてないし!!今日は手加減してよね!」
「わかってるよ。じゃあ、今日は俺からいくぞ!」
俺はシルにいつもの刀になってもらい走り出す。
「我流剣術『雷光』」
ティアの首にピタリと刀の刃を当てる。
「手加減してないよね!?」
「しているんだが?」
「はぁ、もういいや」
そんな感じで模擬戦を30分くらい続けて屋敷に戻り風呂に入る。
「ふぅ〜、たまには1人で入るのもいいもんだな」
20分くらい風呂に入ってから出てジャージに着替えるとリュカが媚薬の入った瓶を一本渡してくる。
「どうしたんだ?いきなり」
「あった方がいいかと思いまして…」
「ああ、リルルに使うのか」
「いえ、ご主人様が使った方がいいかと…」
なんだかよくわからないが一応貰っておく。
今日から3日に1日なので多分今日はねれない。
なのでさっきリュカがくれた媚薬を飲む。
こういうことか……リュカってマジで気がきくよな。
その後は媚薬が効き始める頃に寝室にいくともう既に裸のリルルがベットの上に女の子座りと呼ばれる座り方で座っていた。
もうかなり媚薬が効き始めていたので寝室につくと同時にリルルを押し倒す。
「今日は激しくしてもいいか?」
「逆にしてくださいっ!」
まずは耳を舐めるところから始める。
耳を舐めてかなり出来上がって来たところで濡れているリルルの股に右手を持っていき左手は乳房をいじくりまくる。
かなりエロい音が部屋に響く。
ちなみに俺はずっと耳を舐めている。
一番弱いところだからね!
ちょっとやってみたいことができたので実行する。
両手に人体に影響を与えない量の電気を流しながらいじくりまわす。かなりはまったみたいだ。
いじくりまわすこと30分で完全に出来上がった。
ここまでくるのにリルルは既に15回以上連続でイッている。
よく気絶しないよな……そのことをリルルに問うと
「1日ぶりにリュウトさんとできるんです!気絶するなんてもったいない!」
だそうだ…
その後は一睡もせずにヤりまくって結局朝になってしまった。
ちなみにリルルはまだ元気いっぱいだ。
俺が死ぬよ……
シャワーを浴び、制服に着替て朝食を済ませてから学校に3人で向かう。
その日の学校はさすがにずっと寝てた。
そんな毎日が続き3ヶ月半経った頃
「リュウトさん…なんで子供できないんでしょう……」
「わからんよ…多分リルルが激しく動き過ぎなんじゃないの?」
「でも、性欲が抑えられないんです」
「いくら考えてもわからないから今までどうりやっていけばいつか出来るさ」
実は俺が出来るようにしてないんだけどね♪
内緒だよ?
それよりもうすぐ夏休みだ!
迷宮・ダンジョンクラブは夏休みの間ここから馬車で2週間のところにある迷宮都市にいくことになっている。
ちなみにユノはというと…
「あ〜、そこそこ、いいねぇ〜」
この屋敷でヒモ生活をしている。
「お前冒険者なんだから少しぐらい働いたらどうなんだよ…」
「だって私は戦闘専門じゃないんだからあまり強くないの…Aランクの魔物なんて出て来たら危ないったらありゃしない」
「じゃあ、俺がお前を雇ってやろうか?密偵として」
「マジ!?月収はいくら?」
「月、銀貨4枚。もちろん武器や飯、寝る所などは全部経費として落としてくれて構わない」
「うーーーん…銀貨5枚はどうですか?」
「それでいいよ」
「ありがと〜!お兄ちゃん大好き!!もちろん兄としてではなく男として!!」
「やめろ…気持ち悪い」
「近親相愛という言葉を知らないの!?」
「知りたくもないね」
こうしてかなり強い人員の確保が出来た。ユノはかなり使えるからな…
そんなこんなで平和な毎日が過ぎていく。
迷宮都市に行くのが楽しみだ。
タイトルかえました!




