第26話
よろしくです!!!
俺はリルルとともに謁見の間にきている。
俺、リルル、国王、王妃以外は誰もいないのでかなり寂しく感じる。
「高いところから失礼するよ、リュウト君。それから娘のティアが盗賊に襲われているところを助けてくれたんだったね、ありがとう」
俺は国王の前に立ったまま答える。
「いえ、気にしないでください。当然のことをしたまでですから」
リルルとユフィアさんは口を決して開かない。
女の人には謁見の間で喋ることを許されないからだ。しかし、例外もあり国王が許可した場合のみ喋ることが許される。
男尊女卑か……癪に障る。
国王も男尊女卑派ではないのだが…それはまあ、いいとして、話を促すよう国王に目線で問いかける。
「すまんすまん、話が逸れてしまったな。それで確か、闘技大会の報酬の話だったな。
それでだな領地と爵位の話なのだが君はそんなよく深いとは思えんのだが…」
「ああ、そういうことですか…俺はリルルと結婚する。それでわからないですか?ただの旅人(?)と第一王女が結婚するって他の貴族が黙ってないでしょう?だからですよ。それで、領地の話は自分でやりたいことがいっぱいあるんですよ、例えば国を作ったりとか?」
「国を作るのか?そういう時はちゃんと言ってくれよ?同盟組んだりとか色々あるからな。それと国を作ってもこの国には攻めてくるなよ?君と争いたくないからな」
「もちろんですよ。リルルの出身地であるこの国を攻めるわけないですよ」
「それで話を戻すが、どこの領地がいいか言ってくれないか?大きさによって爵位が変わってくるからな」
そう言いながら国王が地図を広げる。
ほう……空いている領地は4つほどあり1番大きい領地は立地もよく土地も肥えているのだが王国軍で殲滅戦をしても兵力が足りないくらいの魔物が闊歩している土地なのだ。
1番大きいのでいいんじゃね?
だって魔物を駆除すればとてもいいところだしこの領地の広さだと公爵、侯爵位はもらえるだろう。
魔物の駆除は俺1人でやる予定だ。修行にもなるしいいね!
というわけで1番大きな領地と公爵位をもらうことになったのだが街の建設やその他諸々は支援ができそうにないとのことだ。まあ、そうだろうとは思っていたし街を作るのは魔術で出来るからなんの問題ないしね。
それから禁書庫は問題なく貸し出してくれることになった。のだがまだやり残したことがある。
「シル、『日本刀』」
一言そういうと腕輪が日本刀に変わっていく。
日本刀に変わると同時に鬼目を発動し一気にかける。
そしてユフィアさんに向かって上段からの袈裟懸けをするがが、まだ生きているんだろうなぁ…
流石のリルルも母親を殺されかけているので俺に向けて口を開く。
「リュウトさん!これはどういうことですか!?」
「やめろリルル!ユフィアさんを真似たやつに近づくな!!!」
俺がそう叫ぶが時すでに遅し。リルルはもうすでにユフィアさんもどきの隣にいる。
「きゃっ!」
リルルの短い悲鳴が響き渡るとユフィアさんもどきと国王もどきが合体?し、ナイフを突き立てリルルを人質に取られた。
くそっ!さっさと2人まとめて殺しておくんだった………!
「お父様!?お母様!?何故!?って、誰!?」
もう、国王とユフィアさんの面影すらなく、知らない魔族になっていた。
「おい!リルルを返せ!魔王!!!」
そう、そいつは魔王である。吸血鬼族の王にして魔族の頂点に君臨し世界征服しようとしている奴だ。
ありきたりである……正直言って、もっと他に何かなかったの?
そんなこと言ってもしょうがないので魔王に向かって最高スピードで突進し、魔王の腹を軽くぶん殴る。
はっきり言って転移と変わらない速さだ。
流石の魔王も俺が駆け出した瞬間に自分の体が壁に埋まっていたら驚いたようで目を見開き笑い出す。
「フワハハハハハ!!こんなに強い人間がいたとは……いや、亜神だったか、失敬失敬…だが久しぶりに楽しめそうだぞ!しかし、1つ聞きたいのだがいいかな?」
俺はリルルを抱きかかえながら怒気を放ちながら答える
「どうぞ」
「いつ私が魔王だとわかったのだ?それを疑問に思ってな」
「そんなことか…なら、教えてやらなくもないが1つ条件がある」
「ほう?その条件とはなんだ?条件次第では聞いてやらなくもないが」
「俺がこれから作る国とこの国には攻めて来るなってことだ。まあ、この国はどうか知らないが俺の国に侵攻した場合はお前ら滅ぼすからな?」
「……………まあ、いいですよ。こちらも滅ぼされてしまったら元も子もないですからね」
少しばかり思案した後、俺の条件を飲んだので、こちらも魔王の質問に答える。
「最初からわかってたよ。確かにこの世界には亜神が4人存在するが生まれた時から亜神?バカ言うなよ。生まれた時から亜神なんてありえるわけがないだろ。あと、国王と王妃さんは亜神じゃないしな。それから、亜神に子供は産まれない。しかも、種族によって魔力の質が違くて魔族は魔気、人族は人気、獣人族、妖精族は闘気、亜神や神は神気って俺が勝手に読んでるけどお前からは神気ではなくて魔気を感じ取れたからさ。簡単なことだろ?」
魔王は苦笑いを浮かべながら聞いていた。
「いやいや、かなはないなぁ…っていうかそんな魔力の質がわかる奴なんてお前以外に多分いないぞ?まあ、疑問も晴れたし俺はここら辺で失礼するわ」
「お父様とお母様をどうしたの!?」
去っていく魔王の背中にリルルが問いかけると魔王が一旦足を止め振り向かずに
「地下牢に閉じ込めてあるよ」
それだけ言って今度こそ去っていった。
リルルはそのまま呆然としていたが突然走り出し地下牢に駆け出そうとしたので俺が止める。
「止めないでください!リュウトさん!」
「大丈夫だよ。もうかなり前から救い出していたから。もう入ってきていいですよ」
謁見の間の大扉を見ながらそう告げると扉が開き本物のユフィアさんとクロディアさん(国王)が入って来る。
「お父様!お母様!」
そういって親子3人で涙を流しながら抱き合う。
感動の再会シーンだっ!
親子水入らずの時間を邪魔するつもりはないので口を出さずに待っているとクロディアさんから声がかかった。
「今回は本当にありがとう。それとリルルのことを頼んだよ」
短いお礼だったが十分伝わり「リルルのことは任せておいてください!」と答えておいた。
「それは心強いわね。リルルのことをよろしく頼んだわ。それと、この度は本当にありがとうございました」
「いや、やめてくださいよ。当然のことをしたまでですから」
こんなところではなく場所を変えてゆっくり話すことになった。
今はクロディアさん、ユフィアさん、ティア、リルル、俺の5人でお茶をしながら話している。
ちなみにお義兄さん逹2人は出掛けているので2週間は帰ってこないそうだ。
領地経営はどうするのか?とか、結婚式はいつするのか?とか、ティアも貰ってくれないか?とか、領地の魔物逹はどうするのか?とか、街を建設するにあたってどうするのか?などなど色々なことを聞かれて少し戸惑ったが危なげなく計画を話していく。
「領地経営は俺がちょっと口出す程度に抑えて誰か領地経営できる人を探したいと思っています。それから結婚式のことなんですがリルルは確かクライク公爵領の公都にある王立魔術学校の一年生でもうすぐ二年生なんですよね?でしたら後、五年程待ってリルルが卒業したら挙げようと思っています。領地の魔物なんですが俺が全て駆除しますのでご心配なく。それと、街の件なんですが亜神の僕だけが持っている古代魔術というものがあるんですがその中に『クリエイトシティ』というものがあって最大でこの王都の10倍の広さの街(?)、都(?)を作ることができるのでご心配なく」
それを聞いた俺以外の全員が絶句した。
そりゃ、そうなるよな…俺でもそうなる自信がある。
『クリエイトシティ』の説明をすると…
簡単に言えば東京都を5分ほどで作ることが可能だ。
しかし、これにも当然欠点があり、その欠点とは消費魔力が膨大なのだ。
今の俺だからこそ使える魔術だ。
ちなみに消費魔力の詳細を話すと数字にして大体25000くらい必要になる。
「リュ、リュウト君それは本当だよかね?嘘ではないのだよかね?」
国王が驚きすぎておかしくなっているがなんで言いたいのかわかるので答える。
「ええ、できますよ」
そういって紅茶を飲む。
この紅茶美味いな…
今後の話をしていき気付いたら日が落ちていたので今日は解散となり夕御飯をお城で食べることになった。
なぜこうなった……俺の腕に抱きつきながらティアが隣に座りそれを睨みながら反対側の腕にリルルが抱きついて来る。
ティアはともかくリルルに抱きつかれている方の腕はかなり気持ちいいですっ!
そんな感じで料理が出て来るのを待っていると俺だけ違うのをそれも大量に運ばれてきた。
俺以外の人たちの料理は高級レストランで出て来るような料理なのに対し、俺のは高級レストランに出て来るようなまでは一緒だがそこからが問題だ………………なんだこのメニューは…これは……『これで夜も元気いっぱいね!』の料理にしか見えない。
俺の運ばれてきた料理をみんなが見るとクロディアさんとユフィアさんは満足そうに頷き、リルルは顔を真っ赤にして俯き、ティアは年相応の反応というべきか頭にハテナの文字を浮かべて可愛らしく首を傾げている。
そのあとは大変だった……
ユフィアさんとクロディアさんにはどんどん食え!と言われ吐く寸前まで食わされてしまった……
もちろんその後はユフィアさんの見えない圧力に負け自らリルルの部屋に泊まることをお願いした。結果はもちろん快諾だ。
リルルと部屋に戻るといつもは2つベットがあったのに今ここにあるのはキングサイズのベットが1つだ。
ですよね〜、9割こうなると予想していたよ。
風呂も1人ずつ入りあとは寝るだけの状態になり一緒にベットに潜り込む。
潜り込む際はもちろん前かがみになっていたよ!
ベットに入ってから数分してからドアがノックされる。
コン、コン
「どちら様ですか?」
「胃もたれが激しいとお思い胃薬をお持ちいたしました」
「入ってきていいですよ」
そういうと若いメイドさんが入ってきてリルルと俺の分の薬と水を机に置くとすぐに出ていった。
出て行く際に「お楽しみに」と小声で言ったのは気のせいだったに違いない。うん、そういうことにしておこう。
薬というものだから苦いと思っていたのだが飲んでみると苦くなかった。
飲んでから数分経った頃に異変が生じた。
「なんか暑くないですか?それから、なんか股がムズムズします」
そう言いながらリルルがベットの中で急接近して来る。
頬を赤く染めながら俺の首筋に顔を持っていく。
リルルの息があたるっ!
理性がこのままだともたんぞ!
嵌められた!あの薬は胃薬じゃなくて媚薬だな!
俺は夜ごはんのせいで元からそういう状態だったので何ら問題はないのだが……いや、問題大ありだけどね
「ひゃうっ」
リルルに首筋を舐められ変な声がでてしまう。
「私じゃダメですか?」
その一言で俺の理性は吹っ飛んだ。
翌朝
目が覚醒していき昨日のことが蘇る。
やっちゃったんだな…ベットの上には赤い跡がある。
子供は俺が亜神だからできないが作ろうと思えば性行為で作ることは可能だ。
この世界にはゴムの代わりに豚の腸があるけど品質は最悪だしね。
結局昨日は理性が吹っ飛んでからリルルが気絶するまでやってしまった。
ちなみに17回戦までである。
その後はリルルも起こし朝食を済ませる。
その際クロディアさんに昨日のことを聞かれたので素直に答えるとなぜかニヤつかれた。
はあ、今日も平和だなぁ…
平和が1番だな…
亜神になって異世界転移しちゃいます!!
にタイトル明後日以降にを変えたいと思います!
よろしくお願いします!




