第25話
よろしくです!!!
翌朝
「おはようございます」
「おう、おはよ」
「どうしたんですか?昨日眠れなかったんですか?」
あの状態で眠れる男が存在するのなら尊敬してしまうぞ…
苦笑を浮かべながら答える
「まあな…」
そういうとクレアが去って行く
「なんであの状態で襲いませんかね……せっかくみんなで乱交したかったのに……」
去って行く際何事か呟いていたが俺には聞き取れなかった。ことにする。
そんなこんなでティア達との旅?は無事に終わりテノネが見えて来た。
久しぶりだなぁ……
ティア達はこのまま門番に荷物を届け依頼完了となるので街には入らないと言う。
俺はどうするかなぁ…一応次どこ行くか聞いとくか…
「そういえばさティア達はこの後どこに向かう予定なの?俺は王都に向かおうと思ってるんだけど」
「そうなんですか!?偶然ですね!それとも必然?運命?キャハッ!!………すみません取り乱してしまいました。私達も次に向かうのは王都なんですよ!」
ティア達はとても嬉しそうな顔なる。(イリスはそうでもないが)……とにかく、今は目的が一緒なので王都までは一緒に行動することになった。
あっ………………一瞬で帰る方法を思いついた……時空魔術の転移使えば一瞬じゃね?
でも、俺が時空魔術を使えることがバレる…………まあ、でも、口止めすればいいのか…
なんで早くもっと早く気づかなかったんだろ…
「あの、一瞬で王都に帰れる方法があるんですけど…」
俺がそう言うとティアはキラキラした純粋な目で、クレアは絶句しながら悲壮感を感じさせる顔、イリスはマイペースなので酒の肴を食いながら「ん!?これうめぇ!酒が欲しくなる!」と言ってくる。
「そんなのがあるんですか!?是非見して下さい!」
「そんな……王都までの旅で落とそうと考えていたのに…………………」
「こっちもうめぇーーー!」
それでどうするか促すと多数決となり2対1で転移を使うことになった。
「じゃあ、俺が時空魔術を使えることを誰にも言うなよ?」
念のために契約の魔術をかける。
その後は王都の噴水広場の近くの路地裏に転移する。
路地裏から出ると
「すごいです!すごいです!」
「本当に使えるの………………?幻覚じゃないわよね?」
「あ、ついた」
口々に感想を述べてからクレアがハッとしたように話しかけてくる
「リュウトさん…命の恩人で私の超タイプでかっこよくて、強くて、あ、いけない…こんなこと申し上げるのはとてもいいづらいのですが……リュウトさんは何者なんですか?」
「う〜ん……ただの人間だよ☆」
「胡散臭いですが、まあ、いいです」
「お腹減ったね、どこか食べに行くか」
というわけで、1番近くにあった結構美味しい食堂に入る。
昼食を済ませてから一旦別れることにする。
今日は確か夕方から王城での表彰式だからね。(もう直ぐ)
「また会えますか?」
「ああ、多分会えるよ」
そんな短い会話を済ましてから別れる。
俺はしばらく歩き城門前まで来る。
ティア達もしばらく歩き城門前まで来る。
なんで?俺はそんな顔をしているだろう。
ティア達も同じような顔をしている。
「なんでここにいるんだ?」
「リュウトさんこそ何故?」
「俺は闘技大会の優勝者だからな」
ティアはポンっと手を打ちなるほどと頷く。
そこ驚かないの!?
「いや、あんな大量の盗賊をひと蹴りしたんですからそのくらいの実力あってもおかしくないと思いまして」
「なるほど…」
「ではこちらも教えなければなりませんね。
私はコルティア・メテラユです。第二王女やってます!」
すごい笑顔で言ってきた。
え?第二王女?ってことは……
「おお!リルルからは妹がいるなんて聞いていなかったが……まあ、いい、これからもよろしくな!義妹よ!!」
「「「えええええぇぇぇぇ!?」」」
ティア、イリス、クレアが一斉にハモった。
そりゃ驚くよな
「ももももも、もしかしてお姉様からもらった手紙に書いてあったとても強くて優しい婚約者ってリュウトさんのことだったんですか!?」
「うん、強くて優しいかどうかはわからないけどリルルの婚約者ではあるよ」
「ど、どうしましょう……これでは私の入るところがない………いや、正妻でなくとも妾としていけば大丈夫か…」
クレアがなんかブツブツ言っているが気にしないことにする。
「では、お義兄様と呼んだ方がよろしいですか?」
「いや、リュウトさんでもお義兄さんでもお義兄様でもなんでもいいよ」
「じゃ、じゃあお義兄ちゃんでいいですか?」
「いいよ、……ってヤベーーーー!!!もうすぐ王城でる正式な表彰式始まっちゃうじゃん!!じゃあ、また後でね!!」
そう言ってから急いでリルルの部屋に転移する。
「リ、リュウトさん?リュウトさんなんですか?本当の本当にリュヴドざんなんでずよね……よがっだぁー!」
泣きながらリルルが抱きついてきたので優しく抱き返す。
「ひくっ…うっ…リュウトっ…さんっの」
泣きながらなのでよく聞き取れない
「リルル、落ち着いてからでいいよ」
優しく声をかけソファーに2人で座りながらしばらく抱きしめる。
抱きしめている間、近くにいたメイドさんに表彰式は出れないと国王に伝えてくれと頼んだ。
しょうがないよな…
30分後
「ありがとうございます」
そう言ってから話し出す。
「あのですね、リュウトさんが何故いなくなったのか聞きませんけど心配だったんですよ?私は捨てられたんじゃないか?とか、誰かに誘拐とか殺されてしまったのではないか?とか……でも、ユノさんがリュウトさんは勝手に死んだり私を捨てたりなんかしないって言ってくれたんでギリギリ正気を保つことが出来ました………多分、リュウトさんが後1日でも帰って来なかったら正気を保つ自身がなかったです」
そりゃ悪いことをしてしまったな…それとユノ、ナイスだ!
「心配かけてごめんな……これからはいきなりどこかに行かないようにするからな」
「はい!約束ですよ?」
「おう、約束な」
「あ、そういえばリルルって妹いたんだな」
「あれっ?言ってませんでしたっけ?確かにいますね」
その後はリルルの妹、ティアの話をしたりしながら時間を潰し表彰式が終わったあたりにメイドさんが呼びにきた。
さて、行くとしますか




