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第21話

よろしくです!!!





さて!作り方を知ってしまったら作って見たくなるのが男である!


という訳で、作ることにする!

ちなみに今の時刻は午後2時だ。


まず取り出したのは腰にさしたサバイバルナックルナイフと、無限収納からミスリルのインゴット(約700g)を取り出す。

ちなみに、このミスリルのインゴットは魔王幹部が持っていたものだ。


最初にサバイバルナックルナイフのグリップ部分を取り外し、大きさを測る。

何故大きさを測るのかというと、グリップ部分が木でできている為、劣化が早い。だから鉄製作り変えるのだ!


測り終えたら古代魔術の『物質変換』を使い先程拾ってきた石を鉄にする。


『物質変換』の魔術はそのままの意味で他の物質を変換する魔術だ。

しかし、これも万能という訳ではなく、ただの石ころはどんなによくしても鉄にしかならないので石を金に変換したりすることは不可能だ。ただ、金属を他の金属にすることは可能である。ちなみに、石ころから作った鉄を銀や金にすることは出来ない。


石を鉄にしたら今度は鉄の上に測った時に作った実物大の設計図(グリップ部分、必要な部品)を置き無属性魔術『再構築』を使う。


無属性魔術『再構築』とは、素材の上に実物大の設計図を乗せてから使うことで設計図どうりに構築し直してくれる魔術だ。しかし、これも万能ではなく剣や刃物類などを作ろうとしても刃の部分を作ることが出来ないので鈍になってしまう。


再構築し直した中が空洞な縦に真っ二つのグリップ部分と組み立てる時に必要な部品が出来上がる。


グリップ部分の片方を取り、中に魔導回路を彫る。(今回の魔導回路はただ魔力が指定の場所に流れるようにする簡単なものだ)


グリップ部分のもう片方にも同じような魔導回路を組むのだが、こちらは少々違い術式を彫り込むスペースを3つ空ける。


術式の為に空けられたスペースに術式を彫り込んでいく。詳しくは、魔弾生成、魔弾発射、回転の順番で3つを彫り込む。


術式を彫り終わったら彫ったところすべてに火魔術で融解させたミスリルを流し込む。


冷ました後、最後に2つをくっつける為に作った部品でナイフとグリップ部分を固定する。


やっと出来た…


説明は短かったが、今は5時なので作り始めてから3時間も経過しているのだ。


あれ?なんか忘れてるような………ぁぁぁあああ!そうだ!6時から表彰式じゃん!!こんなことしてる場合ない!


俺は黒いローブを着てから部屋を飛び出した。




闘技場まで全力疾走したので約3分ほどで着いた。


受付に【黒白】とリュウトが来たことを伝えてから控え室に向かう。


表彰式開始まであと20分くらいあるので、紅茶をいれ、部屋の中にあった茶菓子をつまみながら待つ。


表彰式開始まであと10分を切ったところで声がかかったのでいつもの選手入場口にリュウトとして行く。


ちなみにシルは【黒白】の白として1人で反対側の選手入場口にいる。


選手入場口に着くとすでにイグスがいた。


イグスの隣に並び準備が整うのを待つ。


イグスと俺の間に会話はない。ていうかイグスが俺のことをメチャクチャ睨んでくる。


居心地の悪い顔を浮かべながら待つ。


今回の闘技場も上空に色とりどりの光が飛び回り楽しそうな雰囲気が感じ取れる。


いつ見ても綺麗だ。




表彰式の準備が終わり国王と王妃さんが入場する。


国王と王妃さんが指定の席に座るといつもとは違う司会の声で団体戦優勝団体、準優勝団体、個人戦優勝者、準優勝者が呼ばれる。


俺たちが舞台に上がると盛大な拍手と歓声で迎えられた。


舞台に上がり国王達のの前まで来ると皆一斉に跪く。


「此度の闘技大会を戦い抜いた猛者達よ!楽しませてもらったぞ!その褒美として個人戦優勝者には2つの願いと賞金を!個人戦準優勝者には1つの願いを!また!団体戦優勝団体には2つの願いと賞金を!団体戦準優勝団体には1つの願いをできる限り応えよう!」


国王がそう言ったあと願いを聞いていく。


「個人戦優勝者リュウトよ!面を上げよ!そなたは何を望む!」


俺は顔を上げて国王を見ながら答える。


「俺は、王城の禁書庫の立ち入り許可と爵位をお願いします」


「よろしい!では次に個人戦準優勝----」


イグスの番が終わったら次に【黒白】の出番なのですぐにシルの隣にいく。


この時事情を知らない者達(俺とシル以外)がとても驚いた表情をしていて、観客席の方からはざわめきが聞こえて来る。


「おっほん!では、団体戦優勝団体【黒白】よ!そなた達は何を望む!」


面を上げよとは言われてないがシルは仮面を外してから俺と一緒に顔を上げて国王を見る。


「俺は領地を」


「シ、シルは……マスター何がいいと思う?……」


シルが此方に顔を向け小声で聞いて来た。


「なんでもいいんじゃないか?別に欲しいものやお願いしたいことがなければいらないって言えばいいんじゃない?」


シルは少し考えたが何も思いつかないらしく「何もいらない!」と言ってしまったので明らかに国王が困っている。


「ほ、本当にいいのか?なんでもいいんだぞ?」


国王が再度確認して来るがシルはまたもや何もいらないと言ったので国王が折れる形となり表彰式は無事に終わった(?)。


この褒美を実際に受け取るのは1週間後に王城にて受け取ることになるそうだ。


そのあとは『認識阻害』の魔術を使いリルル達と合流する。


「おに〜ちゃん!やっぱ強いね!さすが私のお兄ちゃんだ!」


そう言いながら後ろからいきなりユノが抱きついて来た。


ユノ達が来た方向に向き直るとリルルもいたが何故か雰囲気がヤバイ…


あの〜、怒ってらっしゃいます?


そんな俺の視線を感じ取ったのがどうかわからないがリルルも俺に抱きついて来た。


優しくリルルを抱きとめるとリルルが口を開いた。


「私のリュウトさんなんです!ユノさんと血の繋がった兄妹ではあると思いますがユノさんのではなくて私のなんですから!」


「俺はリルルので、リルルは俺のだ」


そんな感じでイチャついていたがユノからエルボーをくらい我に返る。


そのあとはみんなで(シルは腕輪形状)夕食を済ませてからリルルとユノを送り、宿に戻った。


なんだかんだ今日が1番疲れたかもしれない…


部屋に入ってからシャワーを浴びてからその日はすぐに寝た。


これからどうするかなぁ……まぁ、なんとかなるかな?行き当たりバッタリでも…


そんなことを考えながら目を閉じ意識が完全に闇に落ちる。



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