第20話
よろしくです!
俺は授賞式まで何も予定がないのでシルを腕輪にしてから転移魔術で闘技場を出る。
さて、闘技場を出たは良いもののこれからどうするかな…
何をするか決めていないので適当にぶらつく。
おっ!こんなとこに本屋がある!魔導具の作り方とか載ってる本ないかな?
ドアは開けっぱなしだ。
中に入って見ると大きな棚が横に10個奥に2個並んで計20個ある。奥にはカウンターもある。
魔導具の作り方が載ってる本はないかな〜♪
上機嫌に鼻歌を歌いながら目当てのものを探す。
ん?あれ?リルル?
リルルは丁度本を買っているところだった。
「リルル〜、何買ったの?」
急に話しかけられて吃驚しながら背後に本を隠しこちらに振り向く。
「リュ、リュウトさん!?どうしたんですか?何か探し物ですか?」
「ん?俺? 俺ね、魔導具作りたいから作り方の載ってる本を探しに来たんだよ。それとリルルの方こそどうしたの?何か買ったみたいだけど」
俺がそう問うと背後の店員さんらしきメガネのかけた女性はニヤニヤしながらリルルを見て、リルルは顔を真っ赤にしながら慌てふためいている。
どうしたんだろ?
「? 別にここで言えないような事ではないと思うけどそんなに恥ずかしいなら言わなくても良いよ?」
俺が優しく言うと去っていってしまった。
何だったんだろ?
気にしてもしょうがないと思い直し店員さんに話しかける。
「魔導具の作り方が載ってる本ってありますか?」
「はい、ありますよ」
店員さんがそういって一つの棚を教えてもらった。
店員さんに教えてもらった棚に着くと早速探し始める。
・魔導具の回路
・魔導具に必要な素材
・魔導具の作り方手順 (説明書みたいな紙っぺら) などなど…
他にも沢山あったが今必要なのはこれだけなので購入するためにカウンターに持っていく。
「これ下さい」
「は〜い……えっと銀貨2枚と大銅貨5枚ね」
やはり高いな…しょうがないか…
まだこの世界には活版印刷術すらないので全て手書きとなっている。
俺は金貨1枚を渡し、銀貨7枚大銅貨5枚のお釣りを貰う。
「先程の子とはどういったご関係で?」
いきなり店員さんが聞いて来た。
「いきなりどうしたんですか?まあ、知られて困る訳でもないないので別に良いですけど…」
そう言ってから正直に婚約者です。と答えるとやはりそうだったか!みたいな顔で見てくる。
何がどうしたんだ?
「いや〜、さっきあの子が買った本気にならないか?」
「そりゃ、気にはなりますけど本人が言いたくないことを無理やり聞くのはちょっと…ねぇ……」
「無理やりでなければ良いんだよね?私が教えてあげようか?多分もう少ししたら必要になると思って買ったんだと思うよ」
この人絶対に口軽い人だ……あかんやつだわ……まあ、俺も気になっていたので聞くことにしよう。
リルルには内緒でね…
「その話詳しく聞かせてもらおうか?」
俺は店員さんに小声で話しかける。
「ふふふ、こういう時ってなんか必要じゃない?」
そう言いながら手で金を要求してくる。
いいだろう…
銅貨1枚を店員さんの手の平に乗せる。
「じゃあ、早速だがあの本のタイトルは〈せいかつ〉だ」
〈せいかつ〉?普通ではないか?先程リルルが隠す理由がわからない…
俺の疑問を察したのかわからないがこの世界の文字で〈せいかつ〉と書いていく。
な、なんと!?
この本のタイトルを漢字に直すと〈性活〉であった…なんてものを((((;゜Д゜)))))))
と、とにかく今考えても何も答えは出ないので棚上げする。
「あ、ありがとうございました」
俺はそう言って店を出る事しか出来なかった。
一旦、買った本を宿におきに行く。
今はまだ昼過ぎだ。しかし、表彰式は午後6時からだ……それまで暇すぎる……
とにかくなんか食べてから動くか。
という訳で宿の食堂にて昼食を食べている。
今日の昼食はワンパウンドのステーキにサラダ、黒パンだ。
昼食を済ませて部屋に戻る。
部屋に戻った俺は特に何もすることがないので先程買った本を読む。
魔導具の作り方はとても簡単だった。
1、魔導具にしたいものに魔導回路というものを彫る。魔導回路は起こしたい事象により全て違う。
2、1番で彫った溝に魔力の流れやすい物質(よく使われるのは銀や銅)を流し込む。この時の注意点は流し込む際に起こしたい事象をイメージしながら流し込むこと。イメージを怠るとたとえ魔導回路が組み込まれていてもちゃんと発動しない。その反対も同じでイメージが鮮明であるほど使った時の効果が強い。
3、最後に売り物ではないのであれば魔力で個人登録をし持ち主のみしか発動出来ないようにもできる。(売り物場合は飛ばして良い)
4、完成
とても簡単だった。
あとは、流し込むものを変えれば属性を待てせることも可能だ。
そして、魔導回路の方だが覚えるのが面倒なのでいちいち作る際に見ることにした。
あとは作るだけだな!
ガンナイフを!!!この手に!




