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第15話

よろしくです!

審判の試合開始の合図で両者の剣が激突。火花を上げ鍔迫り合いになった。


「ほう、結構やるじゃねぇか!」


「そりゃ、どうも!」


相手の剣を力任せに押し返し、右からの袈裟懸けをするが防がれた。


「お前、強いな…ここまで強いとは思わなかったぞ!こりゃ、本気で行くしかねぇか…」


イグスはそう言った後時空魔術を発動し姿が見えなくなる。


まあ、こうなることは予想していたので、此方も風魔術を発動して風を起こす。


なに!?


イグスが俺の発動した風に触れなかった。


どういうことだ?この会場内の全てに風を吹かせその風の抵抗によって何があるか?などの情報が詳細に入ってくるはずなのにイグスだけがわからない…


俺は混乱して来た頭を整理する。


・風魔術に引っかからない

・俺の風魔術は風が触れた相手、物などを詳細に分かるように細工している


この2つを挙げた時点で何か引っかかる。


現に今もイグスに攻撃されているが剣の切り裂く音でどこに攻撃が来るか分かる。


風に触れたら俺が感知できる?


そういうことか!イグスは空間魔術で姿を見えなくしているんではなくて自分の存在そのものを消しているんだ!そして攻撃する時だけ姿を現わす。


細工がわかったら後は簡単。


最初からこれをやれば良かったんだが……そんな事を今考えていても意味がないので無属性魔術『アンチアディクトフィールド』という結界を発動。

アンチアディクトフィールドは結界が壊せれない限り結界内にいるものは魔力が使えない。魔力が使えないということは、魔術も使えないし、純粋な魔力だけの身体強化も行えない。


結界を発動した瞬間イグスが見えるようになった。


だが、1つ誤算があった。


「へ?」


思わず変な声が出てしまった。

だってあれは……ねぇ…


そう、イグスのイケメン細マッチョな体がどんどん細くなっていき最終的にガリガリのお爺さんになってしまった。


「な、なんで?」


俺が目を点にしながら問いかける


「チッ!全くなんなんだよお前の魔術!反則だろ!」


イグスはそう言うが右からの左に抜けて行く。


俺はイグスの姿を凝視したままだ。


やっと俺の目線に気づいたのか視線を下に向け自分の身体を見ると固まった。


文字どうり固まった。周りの観客もみんな止まった。


!? なんだ!?この結界内は魔力も術式構築され物質した魔術ですら無効にするのに!?


ビックリしながら上空を見ると一体の悪魔がいた。


身体は赤黒い肌をし額からは二本の羊のような角、背中には広げると2メートル程の蝙蝠の翼、the悪魔である。


悪魔は目を爛々と輝かせ話しかけて来る。


「周りの時間は止めておいた。お前、レビュウ殺した奴?そうなら俺と戦え、彼奴に勝てたのなら興味ある」


悪魔は言い終えると爪を伸ばして戦闘態勢に入る。


「えーっと、あんたも魔王幹部って奴ですか?」


そうすると悪魔は顔を横に振り戦闘態勢を解除してから話し始める。


「俺はな、彼奴と幼馴染なんだ。昔から勝負に勝てなかった。何度も何度も負けた。けど、約束した。また勝負しようって。だけど、彼奴、魔王幹部になって忙しくなった。勝負出来なくなった。だから俺が彼奴の行動を監視して暇な時見つけると勝負する。けど、死んだ。だから、彼奴倒したお前と勝負する。それだけだ」


なんか話しが噛み合ってないけどまあ、いっか。


「それで、どんな勝負なんだ?」


「命の取り合いに決まってーー」


相手が言い終わる前に首を跳ね飛ばし殺した。

あっけなかった。


時間止まってるけどどうしたもんかな?と考えていると先程の悪魔の首から触手みたいのが出て来て本体と繋がった。


ああ、そういえばあの魔王幹部と何度も戦って負けたと言っていたな……って、死なないってこと?

えーーー!ヤダヤダヤダヤダ!!!こんなのにずっとつき纏われんの!?嫌だよ!?殺す方法って無いの!?


そんなことを考えていたら悪魔が起き上がって来てしまった。


「あのさ、お前の殺す方法って何か分かる?」


「俺の?」


「そうそう、自分の」


「俺は悪魔だから浄化魔術を使えば一発だ!」


馬鹿だ…此奴は真の馬鹿だ……なんで自分の殺し方敵に教えるの!?


まあ、教えてくれたから此方としては馬鹿でラッキーと思っておこう。


早速、光魔術で浄化魔術を使用する。


使用する際、悪魔がなんか言っていたが気にせず無視して悪魔専用浄化魔術の術式を構築する。


「さあ!今度こそ死ね!『パージデビル』!」


断末魔すらあげる余裕も無く灰になり崩れ去った。


何この簡単さ。悪魔ってかなり弱いの?ねぇ、悪魔って何なの?


そんなことを考えていたが、時が止まっていることに気付きどうしようか迷う。


どうしようか…どうやって戻すんだろ?


時が止まってる……!?時が止まってるってことは…あんなことやそんなことまで出来るのかな!?


そう考えた瞬間時が動き出した。

明らかに人為的である。


犯人は誰か探すのは後にするか…


「お、おおおおおお前!!俺の本当の姿を晒してんじゃねぇ!さっさと戻せ!!」


イグスがいきなり騒がしくなった。


ちなみに、イグスはガリガリのお爺さんになってからはものすごく声が高くなり、掠れていてとても聞き辛い。


「うるさい。耳障りだ。しかもさっきからうざいんですけど。あと、さっさと降参してよ。もうあんたは社会的な死なんだからさ」



そのあとは結局イグスが降参し、俺の勝ちとなった。


イグスは半年後には帰らぬ人になるのだがそれはまだ先の話。


イグスの死の理由は自殺です。

奥さんにも自分の本当の姿を黙っていたみたいですね……ww


闘技場から出た俺は脅すようにして賭けで勝った金額を現ナマで貰いギルドに預けてからリルル達を待ち合わせ場所で待つ。


魔王幹部といい悪魔といい時間停止、今日は色々なことが起こり過ぎている


なんか嫌な予感がするが未来のことをいくら考えてもわからないので棚上げする。


リルル達が来た。


お兄ちゃん待たせた?とユノが効いて来たのでそこまで待ってないよというと


「お風呂にする?ご飯にする?それとも、わ・た・し ☆」



ユノを無視しリルルにお前がいいというとリルルは顔を真っ赤にして俯いてしまった。


ユノを泊まり込みで働いている食堂に送ってからリルルを王城まで送ってった。


宿に帰るとさすがに疲れたので一階の食堂で晩飯を食べてから寝ようとしたのだが今日はマスターと一緒に寝る。とシルが言い出したので一緒のベッドに潜り込みその日は寝た。



さあ、明日からは団体戦だ!


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