第13話
よろしくです!
リュウトのユノを呼ぶ呼び方もカタカナに変えました。
俺は部屋に入ると同時に異様な空気を感じ取る。
「どうしたんですか?みんなして真剣な顔をして…」
メイドさんが部屋から出たのでユフィアさんが話始める。
「あのね、話しておかなきゃならないことがあってね、とても言いづらいのだけどリルルとの結婚は諦めてくれない?あなたのためでもあるの…」
は?リルルとの結婚を諦めろだって?そんなん無理に決まってるだろ。
「なんでリルルとの結婚はダメなんですか?リルルはそれに了承したんですか?それから最初ユフィアさんだって賛成してたじゃないですか……!」
「そんなことない!私はリュウトさんと結婚したいに決まってる!でも…」
「じゃあ、なんでーー」
俺の言葉を遮ってユフィアさんが続ける。
「あのね、この際だからもう話してしまうけどリルル以外のみんなは最初から芝居だったの…リルルと結婚させないためにああいう言い方をして闘技場で優勝したらっていう条件を付ける。
そして、Sランク冒険者を呼んで優勝出来ないようにしたんだけど結局あなたはSランク冒険者を倒し私達の知らない魔術も使った。
私達はあなたが優勝すると思ってしまった。だからこういう強行手段に出たの」
俺は話が終わるまで黙って聞いていたが何故リルルと結婚してはダメなのか理由がわからない。
「一ついいですか?何故リルルと結婚してはいけないんですか?」
ユフィアさんが国王に何か言って国王は頷く。
そしてまた、ユフィアさんが話し始める
「あのね、この話は他言無用でお願いしたいのだけど私はハイエルフで亜神なの。
それで、夫も亜神これでわかったわよね?母も父も亜神ということは亜神の血が入っているリルルは二十歳になると亜神にはならないけど不老不死にはなるし、動物は子孫を残す。だけど亜神の血が入った人と普通の人の間には子供は産まれない。リルルとリュウトさんの間には子供が生まれない。そしてこの世界には4人の亜神がいる。4人のうち2人は私達、残りの2人は1人が男でもう1人は最近降臨して正体不明。どういうことか分かる?リルルとその正体がわかっている男の亜神が子供を産まなければ私達一族の血が途絶えることになるのよ。亜神も寿命がなく不老不死だとしても完全な不死ではないし、もう1人は性別もわからないしね」
ふぅ〜、なんだそんなことか。って、そんなことなのかな?結構問題あるよね?それから隠してるの?自分達が亜神だってこと…
まあ、そういうことなら問題ないな
「ふぅ、そういうことでしたか…こちらも一つ話さないといけませんね。
今まで黙っててごめんなリルル。俺は最近降臨した亜神だ」
そういうと俺以外のみんなが吃驚した。そのまま静寂が訪れユフィアさんが静寂を破った。
「嘘、二十歳にならないと亜神にはならないはず。そんなこと出来る神様なんて創造神くらいしか………あっ」
「お気づきみたいですね。俺は創造神に普通の人間から亜神にして貰いました」
またもみんなが吃驚する
何故だ?吃驚する理由がわからない…
その答えはすぐに出た
「普通の人間から…?普通は亜神として生まれ、二十歳で神格を得て亜神になるのよ?」
「まあまあ、そんなこと考えても答えなんて出ないんだからさリルルとリュウト君の結婚を認めるってことでいいんじゃない?」
「それもそうね、考えてもわからないしね。じゃあ、今度から私のことはお義母さんって呼んでね?
あと、闘技場の件だけど棄権してもいいのよ?もう解決したのだし」
「いえ、お義母さん、一度決めたことですからやってみせますよ!必ず優勝します!それから優勝した時には願いを2つ叶えられることなら叶えてくれるやつで、リルルとの結婚を願いに出そうとしてたんですが。それは願いにしなくてもいいということですか?」
「もちろんいいわよ。貴方もいいわよね?」
ユフィアさんが国王に聞いて国王も頷いてくれた。
よっしゃ!てことは団体で優勝した時にはお願いを一個と、個人戦と同じ量の賞金が貰えるから合計お願いを3個聞いて貰えるってことか……ふふっ
そんなことを思い浮かべながら今日も王城に泊まった
翌朝
今日の闘技大会は午後からなのでリルルも連れて一緒に噴水広場に来ていた。
おっ、いたいた。妹を見つけたのだがチンピラ3人組に絡まれている。まあ、性癖以外を見れば美人だもんな…
あと、自分でいうのもあれだが、かなりのブラコンだしな…
しょうがねぇ、助けてやるか…面倒だなぁ〜
「おーい!ユノ〜!待たせた悪りぃな!」
「あ!?なんだてめぇ?俺らが先に見つけたんだよ帰ってくんな!」
チンピラの1人がそう言ってくるが無視してユノの手を掴んで離れようとしたのだが首元を掴まれた。
「なに?その汚らしい手で掴まないでくんない?汚れるんだけど」
そう言ったら殴りかかって来たので3人纏めて回し蹴りを側頭部にお見舞いした。
多分死んでいない、脳震盪ぐらいじゃないかな?
「ユノ、大丈夫だったか?怪我はないか?」
「うん、なんともないけどお兄ちゃんエキスが足りないから撫でて!」
おい、お前今何歳だよ。そう思いながら撫でてやる。するとリルルも頭を出して来たのでリルルも撫でてやる。
一通り撫で終わったら、ここにいても意味ないので喫茶店に行くことにした
喫茶店のテラス席に座り話始める
「紹介しておこうこっちは俺の双子の妹でユノ。二卵性の双子だから?あまり似ていない。そして、こちらが俺の婚約者のリルルだ。2人とも仲良くやってくれよ?」
そう言い終えるとユノが頭を抱えながら俺とリルルにはギリギリ聞こえるくらいの声で呟く
「嘘、嘘嘘嘘嘘。婚約者?お兄ちゃんの?え?せっかくこの世界だと兄妹でも結婚出来るのに……先を越された?じゃあ、どうやってお兄ちゃんと結婚するかが問題ね…あっ、リルルさんを殺して仕舞えばいいの?」
目の集点があってないし、目から光が消えている。
流石にまずいので止めようとしたらリルルが先に口を開いた。
「ユノさん、この世界には一夫多妻が認められていますので。まだ希望は捨てないでください」
おい〜!何言っちゃてんの!?リルルさん!?流石に妹を女として見ろなんてできないですからね!?
あ〜あ……本気になっちゃったよ。
「そうよね!その手があったわ!ねぇ!お兄ちゃん!私とも結婚しよ!」
「その手があった!じゃねぇよ、まず第一にお前を1人の女としてみることは出来ない」
「じゃあ、既成事実を作ってしまえばいいのかな?」
「いや、よくねぇだろ!そもそもユノには手をださねぇよ」
「じゃあ!リルルさんには手を出すの!?」
「出すに決まってるだろ!嫁なんだしな!」
そう言って顔から火が出そうな程真っ赤になったリルルを抱き寄せる
「きーーー!イチャイチャしおって!私も混ぜろー!」
ユノは俺の腰に抱きついて来た
「やめんか!さっさと本題に入るぞ」
俺が注意するとユノはいさぎよく元いた席に座りリルルは少し残念そうな顔をして俺から離れた。
「さて、まず聞きたいのは何故ユノは生きている?生きているのなら他のみんなはどうした?」
「えっとねぇ、私はお兄ちゃんみたいに転移じゃなくて転生なの。だから生きている。それから他のみんなは別々の世界に転生したって言ってたよ」
「神様と話したのか?それからこの世界の両親がいるはずだろ?」
「うん、神様にあって聞いたの。あと、この世界の両親はもういない。それから顔も神様に頼んで前と同じにしてもらった」
そのあとは、なんで転生さしてもらったのか?とか、何故ユノと俺の年が一緒なのか?とか、色々聞いて疑問を晴らしていき。闘技場に行かなければならない時間になったのでリルルとユノとの3人で闘技場に向かった。
さあ!今回も気合を入れて頑張るぞ!!!




