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特訓

凄く短いです。すみません。

 「ところで、翼さん。具体的にはどうやって治していこうと思ってるんですか?」


 私は頭を傾げながら、翼さんの斜め下の地面を見ながら話す。


 「んー、そうだなー。とりあえず、支障が出るから人の目を見れる様にした方がいいと思うんだ。この前テレビで見たんだけどさ、食べ物のアレルギーを治すのにアレルギー症状が出る食べ物を少しずつ食べて、少しずつ身体に慣れらせていくって方法があるんだって。そんな感じで少しずつ視線を合わせられる様にしてみたらどうかな?」


 翼さんは何だかんだ色々と考えていてくれていたみたい。確かに視線合わせられないって、不便に感じてたんだよね。下ばかり向いてると根暗っぽく見えるし、かと言って目線を上げていて視線が合うといつ発作が出るのか怖くて心臓バクバクしてくるし。


 「私、頑張ります!」


 「あー、そんな両手力んで言う事じゃないと思うけどね。とりあえず、華が頑張らないと意味ないのは確かだから頑張って。」


 はいっ!と両手に力を込める。絶対に絶対に男性アレルギーを克服するぞー!


 「んじゃ、僕の目と視線を合わせてくれる?出来るだけ長く。駄目だと思ったらすぐ目を閉じよう。」


 「分かりました!」


 気合を入れる為に一旦目を瞑る。ゆっくり深呼吸をして気持ちを落ち着かせる。


 「翼さん用意はいいですか?」


 「…あぁ。僕はいつでも大丈夫だよ。」


 「じゃあ、始めますね。」


 私はゆっくり息を吐きながら瞳を開けた。


 「1・2・3………10。とりあえず、目を閉じます。」


 心臓がバクバクする。でも、気絶する程じゃない。

目を閉じている間に呼吸を整える。大丈夫。大丈夫。


 「もう一回やります!」






 そうして今日は1時間位視線を合わせる練習をした。

自分なりには頑張ったと思う。


 「翼さん、明日もお願いします。」


 「…あぁ、分かったよ。」


 毎日頑張ったら少しはアレルギー改善するかな。

お祖父様、夏凪華は頑張らせて頂きます。

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