【エレナside】一ヶ月分の想いーその2
深夜の寝室に二人の男女。
愛情を確かめ合う所作は、どこか神秘的で儀式的な雰囲気を醸し出す。
二人は再び唇を重ねる。
言葉だけでは伝えきれない想いを、確かめ合うように。今度は深く、何度も、ゆっくりと。
「……んっ…ちゅ…ぁ…ん…ぢゅ…んっ」
次第に肌は上気し、より赤く染め上げてゆく。胸の早鐘は鳴り止まず、呼吸を乱す。
エレナの両腕が大地の首元に回り、妖艶な光を秘めた潤んだ瞳で口づけをせがむ。
「……んはぁ…ちゅ…ぁん…はぁ…んっ…」
舌と舌で淫らに唾液交換を繰り返しながら、大地の手は陶器のように白い柔肌を滑らせて、彼女の瑞々しい双丘を目指す。
「……んっ…ぁん…ちゅ…んぢゅ…はぁ…」
食べ頃のように柔らかく熟れた果実は食指を刺激し、淡い桜色の先端は期待しているのか、挑発的に屹立している。
「……あぁん!」
エレナは身体を反らせて嬌声をあげる。
果実の先端を軽く抓ったからだろう。彼女は典型的なマゾヒスト。乱暴に犯すほどに悦びを浮かべる。
「……あはぁ…んっ…ぁん…おかしくなりそうです…」
抓った後は優しく舌で転がして遊ぶと、びくんと身体を震わせて痙攣する。
ーー飴と鞭。
桜色の先端を舐りながら、嫋やかな細腰、太腿と順番に手を滑らせ、内腿を優しく撫でて焦らす。
「……ゃん…あっ…んっ…ダイチさんの手…気持ちいいです…」
内腿は彼女の花弁から溢れ出す甘蜜が浸食し、迎え入れる準備を急いている。
恥骨や花弁の周りを羽根のような指先で焦らしてゆくと、腰を浮かせながら悦びの反応を示す。
ーーーどうして?
ーーー触ってほしいのに…
「…ぁん…あっ…ダ、ダイチさ…ん…焦らしちゃやだっ…!」
エレナは瞳に涙を浮かべながら、上目遣いで懇願する。媚びた甘い懇願は聞き入れない。代わりに、舌で犯されつくした双丘の先端に優しく歯を立てる。
「……きゃぁん!……ごめん…なさぃ…」
彼女の下腹部辺りのシーツは愛蜜で濡れ、花弁は涎を垂らして欲しがっているようだ。
羽根のような手付きで双臀を撫で、脚をゆっくりと開かせてゆきながら、赤く染まった長い耳元で囁く。
「……一ヶ月の間、一人でここを慰めなかったのか?」
「…そ、そんなはしたないこと…し、してませんっ!」
長い耳の先端を舌先で舐りながら、秘部へと少しずつ手を滑らせる。
「……嘘吐きは嫌いだな…」
「……っ!……ごめんなさ…ぃ………ほ、ほんとはっ……毎日…思い出しながら…してました…」
「…嘘ついてごめんなさい…き、嫌わないで…」
涙を流しながら懇願する彼女が愛おしく、悪戯心に火を付ける。
「……いつもやってるのを見せてみて?」
「……そ、そんなっ…は、恥ずかしいです!」
「……じゃあ今日はもう終わりかな…」
「……………わ、わかりました…」
声を震わせて、脚を拡げ、濡れそぼった秘部の花弁へと手を伸ばす。恥ずかしそうに伏目がちに花弁の蕾を躊躇いながら弄り始める。
「……んっ…あっ…あぅ…は、はずかしぃで…す」
大地は自慰を始めた彼女をじっと見つめながら、耳や首筋、鎖骨と舌を這わせる。
「……やぁ…ぁん…み、みないで…くださぃ」
「…そんなこと言って…いつもより濡れてるよ…エレナ…」
大地は彼女の左手を掴み、自身の下腹部の屹立したものに触れさせる。
「………ぁは……ダイチさんも…興奮していただけてるんです…ね」
「あぁ…一ヶ月振りの可愛いエレナが見れて嬉しいよ」
妖しく光瞳は熱っぽい視線を大地に向けながら、左手を上下にゆっくりと動かし、搾精しようと扱く。
「…はぁ…はぁ…ぁん…ダイチさんの…かたくて…おっきぃ…」
恥ずかしさを肉欲が凌駕したのか、脚を大きく拡げ、右手の指は淫靡な音を奏でながら、秘部を激しく弄ぶ。
「…あぁん…んっ…あっ…もぅ…らめっ…!」
腰を浮かせながら、足の爪先をぴんと伸ばすと同時に、勢いよく身体が跳ねて、飛沫を上げる。
「ーーーーーーーーーーーーッ!!」
全身は痙攣を繰り返しながら、過呼吸のように肩で息をする。目は焦点が合っておらず、赤く染まった頬には涙がつたってゆく。
「……勝手に楽しんじゃだめじゃないか」
「……あん…んっ…ごめんっ…なさぃ…」
叱りつけた子猫のような雄に媚びる瞳で、大地に赦しを乞う。
「罰として、もう一回だよ」
「……は、はい…」
敏感なままのてらてらと光る花弁へと再度手を伸ばす。触れる度に腰を浮かせ、快楽に溺れる。
雄々しく屹立したものを彼女の唇の近くに持っていくと、水面の餌を拾う美麗な錦鯉のように艶かしい舌先を伸ばす。
「…んちゅ…んはぁ…ぢゅ…んっ…ぁん…」
先端が腫れたように肥大し、黒光りしており、彼女はそれに夢中なようだ。舌先を使って唾液を塗りたくり、口一杯に咥え込む。
「…んっ…んぐっ…ぢゅっ…ぽ…んっ…」
頭を左右に一心不乱に振り乱して、淫魔のように精を貪る。自身の花弁を弄ぶ右手は加速し、淫靡な水音は激しさを増す。
「…んちゅっ…んっ…はぁん…ぢゅっ…」
「……あぁん…ら、らいひさんっ!……も…らめれすっ!…き…きちゃいますっ…!」
「…いいよっ!……俺もっ…出すよ…っ!」
大地も腰を動かして喉奥をずんずんとノックを繰り返す。エレナは足の爪先をぴんと伸ばし、腰を浮かせる。
「…ィ…イくぅ…ーーーーーーーーーーッ!!」
「……あっ…くっ…ーーーーーーーーーッ!!」
喉奥を汚ながら、口内を犯す大地を唇で受け止めながら、飛沫を上げて、腰を何度も浮かせて痙攣を繰り返し、快楽の余韻に浸る。
「……はぁ…んちゅる…はぁ…はぁ…んくっ…」
褒めるように舌先で大地の膨らんだ先端を撫で、愛でるように汚れを掃除してゆくも、猛りは一向に治まる気配がない、それどころか、先程以上に硬く屹立している。
ーー抗うなんて無理。
ーーこんなの絶対勝てない。
完全に屈服した発情期の雌猫のような瞳で、両手を下腹部の花弁に伸ばす。
すると、両脚を拡げ、ゆっくりと両方から花弁を開き、深淵まで続いていそうな穴を覗かせる。
「……使ってくらさぃ…らぃひさん…」
屹立したものを充てがい、狭く熱い恥肉を掻き分けながら、奥へと滑らせてゆくと、元来一つであったと錯覚するほど心地良く重なり合った。
「……くっ…ふぅ…あ…ぁ…あぁぁんっ!」
奥まで挿入った瞬間に、腰をびくんと痙攣させるも、精を吐き出させようという、ゆっくりとした媚びた腰使いで誘惑を始める。
「……んっ…はぁ…ぁん…はぁ…はぁ…」
大地は負けじと強く腰を打ち出し、彼女の脳天を目掛けて貫く。引く時はゆっくりと恥肉を味わうように雁で捲るように引っ掻いてゆく。
「……そっ、それ!……こわれちゃぃますっ!」
大地は静止を無視して、腰を振りながら、彼女の両手首を掴んで臍の位置で固定させると、大きな双丘が強調されて、踊るように揺れ始める。
「……あぁんっ!…なか…うらがえっちゃいますっ!」
大地は普段より自分が興奮していることを自覚している。見目麗しく高貴な雌が自分だけに魅せる淫靡な表情と嬌声。
背徳感と征服感。
雌が感じているかどうかなんか知ったことではない、俺だけが気持ち良ければいい。
ただ快楽に身を任せるだけ。
腰を動かすことだけに没頭する。
花弁の奥の部屋の扉を何度も叩き、扉を破ろうと決意する。この雌だけは自分だけの印を付けなければならない。
何度も打ち付ける腰の速度は加速し、恥肉と恥肉がぶつかり合う破裂音が部屋全体を満たす。
愛らしく、舌を出す唇を、唇で封じ込め、舌を使って口の中も乱暴に犯す。
この狂気を受け止めてくれるという安心感とともに、身体全体の精が下腹部に上がってくる気配を感じる。
雌は本能での行動か、道具としての合理性なのか、身体が離れないように両手を背中に回して爪を立て、脚を絡め始める。
「……くらはぃ…んちゅ…はぁ…なかに…いっぱひ…っ!」
「……で……る…くあっ!」
「「ーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」」
勢い良く放たれた白濁とした精は花弁の奥の秘められた小部屋を満たすと、彼女の身体は痙攣を繰り返しながら、弛緩し脱力している。上気した顔は艶やかで幸福感に満ち溢れている。
大地も精気を全て吸い取られたのか、身動きを取るどころか、エレナに覆い被さって指一本動かすことができない。
二人は汗ばんだ身体を重ねながら、終わらない余韻に身を任せる。
一ヶ月分の寂しさを埋めるように、二人は互いの温もりを確かめ合い、何度も名前を呼び合った。
やがて、窓の外から聞こえる虫の声も、少しずつ遠くに感じられるようになる。
大地の腕の中で、エレナが小さく囁いた。
「……愛しています、ダイチさん」
大地は彼女の額にそっとキスを落とす。
「……俺も、愛してるよ」
その言葉を聞いたエレナは、幸せそうに目を閉じた。
二人を包む静かな夜。
離れていた時間は、もう終わった。
これからはまた、同じ家で朝を迎え、同じ場所で働き、同じ未来を見つめていく。
大地は腕の中の彼女を抱きしめ直し、心の中で静かに誓った。
この温もりを、二度と当たり前だと思わない。
こうして一緒にいられることを、いつまでも大切にしよう。
そしてエレナもまた、大地の胸に頬を寄せながら、幸せそうな微笑みを浮かべていた。
一ヶ月ぶりに重なった二人の想いは、夜が深まっても、途切れることなく続いていた。
お読みいただきありがとうございます!
物語はまもなくハイデンベルク編に入ります。
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