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小さな花の物語  作者: 燈華


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恋占いと誠実な心の花

「一本もらうね」


何となく花に話しかけてから一本折り取る。

マーガレットの花は恋占いの花。

誠実な心に答えてくれる。


マーガレットの花を真剣に見つめ、「好き、嫌い、好き」と花びらを一枚ずつちぎっていく。


祈りを込めて。

願いを込めて。


マーガレットの花びらは奇数だから「好き」から始めれば「好き」で終わるんだよ、と意地悪なことを言われることもあるけれど。

それだって絶対ではない。


虫が食べてしまっていることもある。

花びらが一枚落ちてしまっていることだってあるだろう。

それに突然変異で偶数枚の花びらを持つ花だって中にはあるかもしれない。


だから真剣に「好き、嫌い、好き」とちぎっていく。


結果がわかる枚数まで来た。

だけど油断はしない。

急に花びらが落ちるかもしれない。

最後まで真剣にやることが大事なのだと思う。


「好き、嫌い、」


一枚一枚真剣に千切っていく。

いよいよ最後の一枚だ。


「好き」


最後の一枚の花びらを丁寧にちぎった。


「ありがとうございます」


自然と感謝の言葉が口から出た。

ぐっと力強く顔を上げる。


これから告白をしに行くのだ。

彼はもう呼び出してある。

いざ出陣。


高鳴る胸を抱えて力強く歩き出した。


読んでいただき、ありがとうございました。

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