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小さな花の物語  作者: 燈華


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嫉妬の花2

送られてきた写真を見て胸の奥が鈍く痛んだ。


片栗(かたくり)の花と楽しそうな二人の写真。


ぱっとアプリを閉じた。

ふつりと胸の奥でほの暗い感情が沸き起こる。


私が、彼に片栗の話をしたのだ。

それなのに。

ずるい。


一緒に見に行かない? って勇気を出して誘うつもりだったのに。

彼女がするりと話に入ってきてそのままかっさらっていってしまった。

楽しそうに話している二人の間に私は入れなかった。


そしていつの間にか片栗を見に行くことに決まっていたらしい。

私は、誘われなかった。


たぶん、私から聞いたから写真を送ってきたのだろう。

行く計画を立てている時は私のことなど思い出しもしなかったはずだ。

二人でさっさと決めて二人で出掛けていったのだ。


二人は友達だと言っている。

本当かもしれないし、違うかもしれない。

それは本人たちにしかわからないことだ。

それさえもずるいと思ってしまう。


わかっている。これはただの嫉妬だ。

それに恋人でも何でもない私には彼が誰と出掛けようが咎める権利はなかった。

でもずるい、と思う。


私にわざわざ仲良しアピールしなくてもいいのに。


はぁ、と盛大に溜め息をついた。

返す気にもなれずにスマホをベッドの上に投げ出した。

読んでいただき、ありがとうございました。

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