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小さな花の物語  作者: 燈華


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努力の花

私は植物図鑑を開いた。

図鑑は図書館で借りてきた。

目次で調べて該当ページを開く。


先日見た花のことが知りたかった。

一輪で飾られていた花。

うつむき気味の淡い緑色の花だ。

細い葉の先がくるりと巻かれていた。


一緒にいた彼が「貝母(ばいも)」という花だと教えてくれた。

何故知っているのかと訊けばお茶の席で活けられているのを見たことがある、との答えが返ってきた。


お茶の席? と思わずきょとんとしてしまった私に最近お茶を習い始めたと教えてくれた。

知らないこと慣れないことばかりで大変だが、努力するのは楽しいと言う。


私たちはまだ付き合い始めて日が浅い。

まだまだ彼について知らないことばかりだ。

それを一つずつ知っていくことができるのが嬉しい。


くすぐったい気持ちで微笑む。

こんな気持ちになるのも久しぶりだ。

そんなふわふわした気持ちのまま図鑑を覗き込む。


この花は私が興味を持ったから調べているだけだ。

でも今度彼に会った時に教えてあげたい。

それに彼がどのような反応を示すか、今から楽しみだ。


読んでいただき、ありがとうございました。

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