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小さな花の物語  作者: 燈華


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栄光と不滅の花

栄光と不滅といえば権力者が求めるものだ。

そこに不老不死が加われば完璧だ。


でも本当にそんなものを求めている者はどれくらいいるのだろう?

たいていの者は自分と大切な人の幸せを望むものじゃないのだろうか?


そんなことを考えたのはたまたま企業の看板に「栄光と不滅をあなたに」というスローガンを見たからだ。


ちょっと意味がわからない。

何の企業の看板だったのか?

よくは見ずに通りすぎてきたからわからない。


ただその言葉だけが脳裏に残った。


「栄光と不滅かぁ」


それってつまり不滅の栄光?

もはや伝説では?

そもそも今の世の中での栄光って?

スポーツ選手くらいじゃない?


うーん、栄光はあっても不滅ってことはないか。


じゃあ不滅のものって?

いや一緒に書かれているなら片方だけでは駄目か。

やっぱり栄光と不滅ではないと。


あるいは不滅の栄光?

あれわかんなくなってきた。

駄目だ。

頭がこんがらがって何も思いつかない。


ふと甘い香りが鼻についた。

その香りはどこまでも遠くまで届くかのようだ。

きょろきょろと辺りを見回した。


あった。

やっぱり沈丁花(じんちょうげ)の花だ。


「どうせならこの花の香りが不滅であったほうがいいな」


そのほうがよほど素敵だ。


沈丁花。

その香りよ、不滅であれ。


何てね。


読んでいただき、ありがとうございました。

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