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小さな花の物語  作者: 燈華


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友への思いの花

細葉百日草に水をあげながら昔一緒に種を蒔いた友人を思い出す。


その時の花が咲く前に友人は引っ越してしまった。

咲いた花が見れないのは残念だとしきりに言っていた。

私もできれば友人とこの花を見たかった。


写真はいらないと友人は言った。

写真を見たら悔しさが甦るからと言って。

だから送らなかった。


一応写真は撮ってあるけど。

見たいと言った時にいつでも送れるように。


今もそう言うような気配はないけど。

写真より実物がやはりいいのかもしれない。


いつかはこの花を見たいと言っていた。

この花は一年草なのだけど。

それを知っているのか、いないのか。


でも私もいつか友人とこの花を見たいと願っている。

この花はこぼれ種で毎年ここに咲いてくれる。

友情が変わらないと伝えられているような気持ちになる。

いつ友人が来てもいいようにこの花を絶えさせないように守っていこうと思っている。


遠く離れたとしても友への思いは変わらない。

この友情は永遠だ。




読んでいただき、ありがとうございました。

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