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不滅の愛の花
買ってきた千日紅の花を花瓶に活けながら彼が何気ない様子で訊いてきた。
「不滅の愛って聞いてどう思う?」
「吸血鬼?」
「……何でそうなる?」
「不滅って言ったら吸血鬼かなって」
「吸血鬼には不滅の愛なんてないんじゃない?」
「うーん、わからないじゃない。誰かを愛せば不滅の愛を持ち続けるかもしれないよ?」
「自身が不滅なのと、想い続けるのは別でしょ」
「夢がない」
「不滅の愛と聞いて吸血鬼を出してきた人に情緒を言われたくない」
「それは確かに」
「それとも永遠に愛されたい?」
「まあ、それは、ね」
「意外と少女趣味だよね」
「意外とは余計だよ」
「ごめんごめん。じゃあ不滅の愛は憧れる?」
「やっぱり吸血鬼な気がする」
「そこは戻っちゃうんだ?」
「うん。私にはもうそのイメージしかない」
「そっか」
「うん」
「でもそっか"不滅の愛"という言葉は響かないか」
「うん? 何?」
「何でもないよ」
「そう? それで正解?」
「正解って何?」
「不滅の愛は吸血鬼って正解かなって?」
「たぶん、間違ってる」
「え?」
読んでいただき、ありがとうございました。




